「尿酸排泄促進薬」の版間の差分
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'''尿酸排泄促進薬''' |
'''尿酸排泄促進薬'''(にょうさん・はいせつ・そくしんやく)とは、血中の[[尿酸]]濃度低下を目的として投与される薬物の一群のこと。[[高尿酸血症]]の治療薬のひとつで、特に[[痛風]]の予防薬として用いられる。 |
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尿酸トランスポーター分子としてURAT1は[[血管]]内皮などにも発現しているが、[[腎臓]]の[[近位尿細管]]で多く発現し尿酸の再吸収を行う。再吸収された尿酸はヒトの血清尿酸値の約 |
尿酸トランスポーター分子として、URAT1は[[血管]]内皮などにも発現しているが、[[腎臓]]の[[近位尿細管]]で多く発現し、尿酸の再吸収を行う。再吸収された尿酸はヒトの血清尿酸値の約80%を占める。尿酸排泄促進薬はURAT1による再吸収を阻害し、血中の尿酸を減少させる。 |
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尿酸排泄促進薬はURAT1による再吸収を阻害し、血中の尿酸を減少させる。 |
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尿中の尿酸濃度が上昇するため、[[尿路結石]]症 |
尿中の尿酸濃度が上昇するため、[[尿路結石]]症(尿酸結石)を誘発する可能性がある。 |
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== 薬物の一覧 == |
== 薬物の一覧 == |
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* [[スルフィンピラゾン]] … 日本では販売中止 |
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=== 尿酸排泄促進作用を持つ他の疾患の治療薬 === |
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* [[シルニジピン]] …同上 |
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2010年9月21日 (火) 12:48時点における版
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尿酸排泄促進薬(にょうさん・はいせつ・そくしんやく)とは、血中の尿酸濃度低下を目的として投与される薬物の一群のこと。高尿酸血症の治療薬のひとつで、特に痛風の予防薬として用いられる。
薬理
尿酸トランスポーター分子として、URAT1は血管内皮などにも発現しているが、腎臓の近位尿細管で多く発現し、尿酸の再吸収を行う。再吸収された尿酸はヒトの血清尿酸値の約80%を占める。尿酸排泄促進薬はURAT1による再吸収を阻害し、血中の尿酸を減少させる。
副作用
尿中の尿酸濃度が上昇するため、尿路結石症(尿酸結石)を誘発する可能性がある。
薬物の一覧
高尿酸血症治療薬
以下は日本の厚生労働省により認可されている治療薬である。