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== 歴史 ==
[[ヨーロッパ]]の植木職人が[[セメント]]で[[植木鉢]]を作る際、[[針金]]で補強したのが鉄筋コンクリートの最初と言われる。
== 概要 ==
金属の[[鉄]]がもつ性質の容易に破断しない粘り強さ([[靱性]])と引張強度、セメントと骨材(こつざい)である[[砂]]及び砂利を水と混ぜた[[コンクリート]]がもつ高い圧縮強度を併用した構造の一つ。鉄を主な材料とする棒状に加工した鉄筋が細長比と呼ばれる径と長さの比率がある一定限度を越えると発生する座屈や撓み(たわみ)等の曲がりが生じてしまう性質を、コンクリートが鉄筋の周囲を拘束することで曲がらぬように抑え、他方、コンクリートが曲げや引張強度の面では脆い部分を鉄が補うようにバランスよく構造設計を行なうことで互いの弱点を相互補完する構造である。鉄とコンクリートの[[熱膨張率]]がほぼ等しい (1.2×10<sup>-6</sup>/K 前後) ということも、この二つの材料を組み合わせることが可能な理由として挙げられる。
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