「フィリピンの医学教育」の版間の差分

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=== NMAT(エヌマット) ===
一般の4年制大学学士号取得と同時に、アメリカのMCATにならい、フィリピンではNMAT(エヌマット/National Medical Admission Test :フィリピン医学校入学試験)と言う医学校入学の為の統一試験を受験することが入学条件となる。これは大学レベルの一般科学と英語を含んだ一般能力考査である。ふつう得点は問題と成らないが、国立フィリピン大学医学部では90パーセンタイル取得が足切り点、私立の名門サントトマス大学では80パーセンタイルが足切り点となっている。一部と二部とに分かれ、一部は英単語語彙と長文読解・数理問題・誤字探し・図形問題等の一般能力考査で、二部は物理学・化学・生物学・社会科学(心理学・社会学・人類学)からなる。各科目ごとに標準偏差を500点、最高値を800、最低値を300とした偏差値で得点が算出される。満点近く取れば800点近いスコアを出す事も難しくは無い。問題は丸暗記の通用するシングルステップのごく易しい問題であり、MCATの難易度と比べれば極めて易しい出題となっている。
 
=== 大学時代の専攻上位3種 ===
①臨床検査学専攻
医学部卒業の最短コースと言われるのが臨床検査学専攻である。組織学・病理学・微生物学・寄生虫学・臨床化学などの基幹科目に加えて解剖学の基礎から生理学や生化学まで一通り勉強している。医学部入学時点で既に医学部の基礎が固められているために、さしたる困難を伴わずに進級できるケースが多い。医学部での成績上位者に最も多い専攻である。座学も厳しいが、最終学年に夜勤を伴うインターンシップがあり、病院付けで実地訓練を受ける。このため医学部のカリキュラム内容が想起し易く、医学部進学・卒業には非常に有利と言える。
 
②看護学専攻
第二の人気専攻は看護学である。看護師の資格を取得してから医学部へ進学する者もいる。解剖学・生理学・生化学や地域保健等の科目を既に履修しており、医学部での成績も悪くない。臨床実習においても能力を発揮する。
 
③生物学専攻
生物学専攻は生理学・生化学・組織学等に強い。学校によっては人体解剖学や医学部と同様の微生物学を既に履修している。臨床検査学専攻の落第生の多くは生物学専攻へと転科する。
 
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