「フィリピンの医学教育」の版間の差分

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== メディカルスクール ==
フィリピン共和国では、上記の条件をクリアしNMAT()を受験した者が「メディカルスクール」(4年制の専門職大学院)にて医学教育をうけることが出来る。基礎医学と言えども教育は病院やクリニックの医師を中心に行われる。これは基礎医学研究そのものがフィリピン共和国には一部を除いて存在しない為である。例えば解剖学と組織学の講座を有する解剖学教室の多くは外科医や病理学専門医が占める。社会医学については公衆衛生学関連科目を1年次から3年次まで履修する。4年度は次に解説するようにインターンシップと呼ばれる。つまり臨床医学と社会医学を基調とした教育カリキュラムであると言える。
 
=== 1年~3年 ===
日本の3年~5年次に相当する。一般教養科目の講義は無く、最初から解剖学・組織学・生理学・生化学・寄生虫学・微生物学・薬理学・病理学(一般病理・臨床病理)等を学ぶ。医学校によって独立した神経解剖学のある学校と無い学校がある。丸暗記を基調とした教育で、説明よりも暗記する力を求められる。正常値はもとより身体構造と機能、及び臨床的所見について徹底した暗記を求められる。基礎解剖的診断と言う病歴聴取ための独立した講義も特徴ではなされず病歴聴取初めから臨床局所解剖学1年かけて徹底して身学ばつけせらる。公衆衛生学系科目では生物統計学・疫学・公衆衛生学・地域保健等を3年間に渡り教育される。学校によって名称は異なるが教育内容は類似している。
 
==== 臨床医学の為の基礎医学 ====
解剖学を始めとして組織学・生化学・生理学・寄生虫学・神経解剖学等においては臨床との関連が特に重視される。基礎解剖学・系統解剖学を講ずる事は少なく、臨床解剖学・局所解剖学が講じられる。生化学では臨床的所見が提示され、生化学的説明を行う事が求められる。組織学でも病理学に関連した話題が散見される。
 
==== 構造同定能力の練成 ====
解剖学・組織学・寄生虫学・病理学・微生物学の実習においては検体が提示され、肉眼或いは顕微鏡下で構造を同定する試験が行われる。試験時間はごく短い為に短時間で瞬時に解剖学的構造や病理組織学標本、寄生虫や微生物の生活環を想起して回答しなければならない。組織学実習の成績評価に占めるウェイトはそれ程高くは無いものの、正常構造を暗記していないとより上級学年で学ぶ一般病理学実習で苦労する事になる。
 
==== 病歴聴取と診断力の練成 ====
「理学的診断」と言う病歴聴取のための独立した講義も特徴で、病歴聴取を1年かけて徹底的に学ばされる。教室を離れてクリニックで実際の患者と面談をしながら症候学・診断学と病歴聴取を実地で学ぶのである。
 
==== 公衆衛生学修士相当の社会医学教育 ====
公衆衛生学系科目である「予防地域医学」では生物統計学・疫学・公衆衛生学・衛生学・地域保健等の社会医学系統を3年間に渡り教育される。学校によって名称は異なるが教育内容は類似している。
 
=== インターンシップ ===
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