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2009年6月12日 (金) 00:19時点における版

黄浦江沿岸の上海市街地(外灘)の風景
黄浦江と浦東(東方明珠電視塔
衛星写真。左端の淀山湖から中央の上海市街へ黄浦江が流れる。上は長江

黄浦江(こうほこう、Huangpu River、簡体字: 黄浦江, 拼音: Huángpŭ Jiāng、繁体字:黃浦江)は中華人民共和国上海市内を流れる、長さ97kmの川である。上海市街地の下流の呉淞口で長江に合流し、長江が東シナ海に入る前の最後の大きな支流である。川幅は平均400mほどで深さは平均9m。年中凍ることはない。

黄浦江は太湖から流れた川が注ぎ込む淀山湖に源を発する。太湖からは蘇州河(呉淞江)も発しており、黄浦江はもと蘇州河の分流のひとつとみなされていたが、黄浦江が大きくなった結果、蘇州河のほうが黄浦江の支流となっている。

黄浦江の名は、楚国の政治家であった春申君(黄歇)が封じられたことにちなんでいる。「黄歇浦」「春申江」と呼ばれた川は、やがて黄浦江と呼ばれるようになった。

黄浦江は上海市の中央を流れ、市域を「浦西」と「浦東」の二つに分けている。長江に流れ込む河口は、呉淞口と呼ばれる港になっている。黄浦江沿岸の港湾都市として大きくなった上海にとって、黄浦江は外洋や内陸からの船の出入りする交通路であり、市民の飲料水の大半を供給する重要な存在である。

上海の中心地であった外灘は黄浦江の西側に広がる。外灘の北端で蘇州河が黄浦江に合流している。黄浦江の東側の浦東はかつて不便な農村であったが、改革開放以後、浦東新区という超高層ビル街になり上海経済をリードしている。

黄浦江の主要な支流には、蘇州河(呉淞江)のほか、薀藻浜、川楊河、澱浦河、大治河、斜塘、園泄涇、大泖港などがある。