「中央通り (高松市)」の版間の差分

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*[[バス優先レーン]]:上り全線(7:30-8:30)、下り中央公園南交差点〜中新町交差点を除く全線(17:00-18:00)
*[[バス優先レーン]]:上り全線(7:30-8:30)、下り中央公園南交差点〜中新町交差点を除く全線(17:00-18:00)
**対象車両:路線バス、通学通園バス、通勤送迎バス
**対象車両:路線バス、通学通園バス、通勤送迎バス
**バス優先レーン適用時間帯は駐停車禁止となる。除外車は上記対象車両に加え緊急自動車・郵便収集車。タクシーは乗降時のみ停車可。
*[[道路構造令]]による規格:[[道路構造令#第4種|第4種第1級]]
*[[道路構造令]]による規格:[[道路構造令#第4種|第4種第1級]]

==路線区分==
==路線区分==
*サンポート高松玉藻交差点 - 番町交差点 [[国道30号]]([[国道436号]]重複)
*サンポート高松玉藻交差点 - 番町交差点 [[国道30号]]([[国道436号]]重複)

2009年5月29日 (金) 07:38時点における版

高松市内の通り
国道30号標識国道11号標識
中央通り
国道30号国道11号の愛称
路線延長 2.4km
道路の方角 北南
北端 高松市寿町一丁目
サンポート高松玉藻交差点
南端 高松市栗林町一丁目
栗林公園前交差点
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

中央通り(ちゅうおうどおり)は、香川県高松市中心部のメインストリート。寿町一丁目のサンポート高松玉藻交差点から栗林町一丁目の栗林公園前交差点までに至る国道30号及び国道11号の通称である。高松市のシンボルゾーンとして日本の道100選に選定されており、文字通り高松市の中央を南北に貫くメインストリートである。名称の汎用性から高松中央通りとも呼ばれる。

道路概況

国税局前から市役所、サンポート方面を見る
天神前周辺

起点のサンポート高松玉藻交差点から中新町交差点までの幅員は36m、そこから栗林公園前交差点までは33mであり、全区間上下3車線である。うち幅員4mの中央分離帯には8m間隔で214本のクスノキの大木が植えられている。

片側3車線ではあるが、北へ行くほど違法駐車が多くなり、特に国道30号の区間である番町交差点以北は常に1車線がふさがっている。

毎年8月14日は「さぬき高松まつり」総踊りのため、中央公園を中心に北は寿町交差点から南は中新町交差点まで通行止めとなるので注意されたい。

中央分離帯のクスノキにはムクドリが生息しており、夏秋冬の非繁殖期には約3000羽のムクドリが騒音、糞害などを起こす。日中は自然の豊富な高松市郊外で活動しているため特に夕方の騒音が激しい。ムクドリは有害鳥獣の一種でカラスヘビなどの天敵のよりつきにくい市街地に巣を作り、日中は周辺に餌を取りに行く。そのことから、高松市周辺ではまだ自然が残されていることや、中央分離帯に生息しているため歩行者への糞害は少ないこと、自然との共存などを考慮し駆除は行われていない。

歴史

1925年昭和天皇成婚の記念道路として寿町〜兵庫町まで整備され、太平洋戦争にかけて徐々に南に順延されていったと見られているが、戦時中の情報統制により資料が希薄なため正確な整備状況は未だ不明である。ところが2006年、高松空襲直後に米軍よって撮影された損害評価のための航空写真の公開でその当時の街路網がわかるようになると、戦時中には中央通りはすでに中新町交差点まで整備されていたことが確認された。その後、戦後復興事業の一つとして1954年に栗林公園まで順延され拡張再整備された。

年表

  • 1925年、寿町〜兵庫町間開通。
  • 〜戦前、兵庫町〜中新町交差点間開通。
  • 1954年、中新町交差点〜栗林公園前交差点間開通により全線開通。
  • 1955年、中新町交差点の通行方式がロータリー式から信号機式に変更。
  • 1965年12月7日、四国初の横断歩道照明灯が設置される。
  • 1974年、中新町交差点に地下道が完成。
  • 1974年12月20日、上り線バス優先レーンの設置。
  • 1976年2月15日、上り線バス優先レーン延長。
  • 1976年、鍛冶屋町交差点に信号機設置。
  • 1977年7月1日、上り線バス優先レーン再延長。
  • 1982年2月24日、下り線バス優先レーン設置。寿町一丁目〜中央公園南交差点、1250m。
  • 1983年2月23日、下り線バス優先レーン設置。中新町交差点〜室新町交差点、1450m。
  • 1982年、景観を損なう理由から中央分離帯のクスノキの丸刈り剪定を廃止。
  • 1986年日本の道100選に選定される。
  • 1988年、栗林公園東側の中央通り歩道部分において狭隘さによる自転車と歩行者の通行の危険性が認知され始める。
  • 1999年2月23日、バス優先レーンのカラー舗装。
  • 2002年1月、中央分離帯の開口部のうち、琴電高松築港駅前(開口幅員:6.1m)、法務局・裁判所前(10.3m)、中新町交差点北(9.4m、交差路線:市道天神前中野町線)、中新町交差点南(8.8m、市道中新町2号線)、栗林公園北(11.6m、市道栗林3号線)、公園前交番北(9.0m、市道栗林町13号線)の計6ヶ所を仮閉塞。
  • 2002年4月、土嚢で仮閉塞していた中央分離帯の開口部計6ヶ所をコンクリート縁石で完全封鎖。
  • 2002年6月28日、栗林公園北交差点に新規信号機設置。それに伴い接続する北西側の一方通行道路の進行方向転換と東側接続路の新規一方通行指定。
  • 2004年2月10日、7:00〜9:00と17:00〜19:00に全線で公共車両優先システムを導入。
  • 2004年6月10日、中央分離帯の開口部のうち香川銀行本店前を封鎖。
  • 2004年6月10日、中央公園南交差点上り線に右折レーン設置。それに伴い中央分離帯のクスノキ5本を裁判所前、美術館交差点前、中央公園前、NTTドコモ前、中新町交差点北へそれぞれ移植。うち3ヶ所が2002年及び2004年の開口部閉塞部で、残り2ヶ所の移植先にあったクスノキは芯枯れ、生育不良などで太田中央公園、さぬき空港公園へ移された。
  • 2006年6月1日、市条例によりサンポート高松地区、高松中央商店街の大部分と共に全線が歩きタバコ禁止区域に指定される。
  • 2007年11月12日12月9日7時〜19時、歩行者・自転車分離柵の通行実験。実験区間は高松築港バス停から高松高等裁判所までと中央公園東の歩道それぞれ約200メートル。
  • 2008年7月16日、寿町交差点〜中新町交差点1.4km区間において四国初となる歩行者・自転車分離柵の設置工事開始。事業費は約3000万円。
  • 2008年8月29日、歩行者・自転車分離柵の部分運用開始(番町交差点〜中新町交差点:500m)。
  • 2008年10月3日、歩行者・自転車分離柵の寿町交差点〜番町交差点完成で全区間運用開始。
  • 2008年12月、歩行者・自転車分離柵を延長。中新町交差点〜栗林公園800メートルの区間においてレンガブロック舗装の撤去による歩行者・自転車分離柵の設置と花壇の撤去による歩道拡張工事が完了予定。

通過する自治体

  • 香川県
    • 高松市

道路

  • 通行区分:上下6車線
  • 制限速度:50km/h
  • バス優先レーン:上り全線(7:30-8:30)、下り中央公園南交差点〜中新町交差点を除く全線(17:00-18:00)
    • 対象車両:路線バス、通学通園バス、通勤送迎バス
    • バス優先レーン適用時間帯は駐停車禁止となる。除外車は上記対象車両に加え緊急自動車・郵便収集車。タクシーは乗降時のみ停車可。
  • 道路構造令による規格:第4種第1級

路線区分

交差・接続する主な道路

関連項目