「小名浜地区」の版間の差分

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[[1889年]]に、町制施行で'''小名浜町'''が誕生した。戦後の[[1954年]]に、「[[昭和の大合併]]」で、[[鹿島村 (福島県)|鹿島村]]、[[泉町 (福島県)|泉町]]、[[江名町]]、[[渡辺村]]と合併して[[磐城市]]となり、更に[[高度経済成長]]期の大合併([[1966年]])で、現在の[[いわき市]]となった。
[[1889年]]に、町制施行で'''小名浜町'''が誕生した。戦後の[[1954年]]に、「[[昭和の大合併]]」で、[[鹿島村 (福島県)|鹿島村]]、[[泉町 (福島県)|泉町]]、[[江名町]]、[[渡辺村]]と合併して[[磐城市]]となり、更に[[高度経済成長]]期の大合併([[1966年]])で、現在の[[いわき市]]となった。


現在使われているいわき市役所小名浜支所は、[[1953年]]に小名浜町役場として落成した建物で、磐城市役所を経て、現在のいわき市役所小名浜支所となっている。
現在使われているいわき市役所小名浜支所は、[[1953年]]に小名浜町役場として落成した建物で、磐城市役所を経て、現在のいわき市役所小名浜支所となっている。


==経済・産業==
==経済・産業==

2009年2月3日 (火) 12:54時点における版

日本 > 東北地方 > 福島県 > いわき市 > 小名浜


小名浜町
廃止日 1954年
廃止理由 新設合併
小名浜町鹿島村泉町江名町渡辺村磐城市
現在の自治体 いわき市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 福島県
磐前郡
小名浜町役場
所在地 福島県磐前郡小名浜町花畑町15番地1
いわき市役所小名浜支所
ウィキプロジェクト
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いわきマリンタワーより小名浜港を望む

小名浜(おなはま)は、東北地方の南東部、磐前郡に属していた港町(現・福島県いわき市)を含む、福島県浜通りの南部の1地域を指す地名。

基本的には、小名浜港を中心とした地域であるが、現在、「小名浜」と呼ばれる地域は、旧・小名浜町のみならず、旧・泉町など(例:小名浜臨海工業団地)が含まれる場合もある。また、旧・常磐市の地域でも、かつて小名浜町だったために、「常磐」ではなく「小名浜」に含まれる場合がある。旧小名浜町域に限定せず、ここでは広義の小名浜について記述する。

概要

銚子市犬吠埼)と金華山の中間に位置する。小名浜を含むいわき市の海岸部は、温暖な気候でサーフィンに適する海岸もある。大型の魚市場のほか、展望台のある臨海公園や美空ひばり所縁の灯台、近隣に温泉街と観光資源を抱える事から「東北の湘南」とも称され、「湘南台」「葉山」という地名が不動産会社のプロジェクト地域につけられている。

浜通り最南端に位置する点から関東地方、特に茨城県との関係が大きく、関東地方から小名浜に来る観光客や小名浜から関東地方に行く旅客も多い。

水戸市を初めとする茨城県との関係が大きい事から観光ガイドでは、南隣の北茨城市の観光地と列んで挙げられる事もある。また、小名浜港一・二号埠頭(いわき小名浜みなとオアシス・アクアマリンパーク)の観光客数は年間約250万人と、福島県第一位の観光客数を誇っている。

天気予報では、小名浜にかつて測候所があった(現在は無人化されている)ために、浜通りの代表として小名浜が出される事が多い。このため、いわき市内でも、風速、気温などが予報と大きく異なる地域が出る。

変遷

1889年に、町制施行で小名浜町が誕生した。戦後の1954年に、「昭和の大合併」で、鹿島村泉町江名町渡辺村と合併して磐城市となり、更に高度経済成長期の大合併(1966年)で、現在のいわき市となった。

現在使われているいわき市役所小名浜支所は、1953年に小名浜町役場として落成した建物で、磐城市役所を経て、現在のいわき市役所小名浜支所となっている。

経済・産業

元々港町であった事から、今でも漁業は主力産業の一角である。小名浜港の周辺には臨海工業地帯が形成されており、その規模や流通網は、東北地方でも第一の規模となっている。

このために今でも、港町で工業の中枢たる小名浜は、いわき市南半分の中心地となっており、城下町で行政・文教の中枢たると二極をなしている(湯本、勿来・植田などは中心といえる規模に達していない)ただしこれは、泉駅方面や、郊外型店舗の進出が目覚ましい旧鹿島村域を含めてのことである。 (※ 小名浜(旧泉町地域を含む)に立地する工場については、いわき市#いわき市に工場・拠点を置く主な企業の項目を参照)

港湾都市であることを背景に、中心市街地に比較的大規模なソープ街が形成されている。

交通

鉄道

バス

  • 新常磐交通いわき中央営業所担当。どの系統も概ね30分~60分間隔と比較的本数も確保されている。なお、現在の「小名浜」停留所は以前「小名浜駅」と称したが、福島臨海鉄道の駅よりだいぶ北方にある。
    • 泉駅 - 小名浜 - 小名浜車庫 - 江名 - 灯台入口 - いわき駅
    • 泉駅 - 小名浜 - 小名浜車庫 - 洋向台
    • いわき駅 - 鹿島 - 小名浜 - 小名浜車庫
    • いわき駅 - 湯本東口 - 八仙橋 - 小名浜 - 小名浜車庫
    • 小名浜車庫 - 江名 - 塩屋埼 - いわき駅

高速バス

  • いわき号(小名浜線)
    • 東京駅 - 小名浜 - アクアマリンパーク

道路

港湾

※小名浜港の南西側には火力発電所が立地し、関東南東北への電力供給源ともなっている。

教育

高等学校

中学校

  • いわき市立小名浜第一中学校
  • いわき市立小名浜第二中学校
  • いわき市立泉中学校
  • いわき市立江名中学校
  • いわき市立玉川中学校

小学校

  • いわき市立小名浜第一小学校
  • いわき市立小名浜第二小学校
  • いわき市立小名浜第三小学校
  • いわき市立泉小学校
  • いわき市立渡辺小学校
  • いわき市立江名小学校
  • いわき市立永崎小学校
  • いわき市立鹿島小学校
  • いわき市立小名浜東小学校
  • いわき市立小名浜西小学校
  • いわき市立泉北小学校

観光地・娯楽施設

その他塩屋埼灯台、(美空ひばりの歌「みだれ髪」で知られる。旧平市域)、いわき湯本温泉スパリゾートハワイアンズ(旧常磐市域)、勿来関(旧勿来市域)などがいわき市内の観光地として著名である。

関連項目

外部リンク