「イノセント・マン」の版間の差分

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[[リズム・アンド・ブルース]]や[[ドゥー・ワップ]]からの影響を反映した、明朗な作風となった。ビリーが日本盤のために書き下ろしたコメント(鈴木道子・訳)では、本作収録曲に影響を与えたアーティストとして[[ジェームス・ブラウン]]、[[ベン・E・キング]]、[[シュープリームス]]、[[マーサ&ザ・ヴァンデラス]]、[[フォー・シーズンズ]]、[[サム・クック]]の名前を挙げている。また、「今宵はフォーエバー」のコーラス部分のメロディは、[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]の「[[ピアノソナタ第8番 (ベートーヴェン)|大ソナタ悲愴]]」第2楽章からの引用。
[[リズム・アンド・ブルース]]や[[ドゥー・ワップ]]からの影響を反映した、明朗な作風となった。ビリーが日本盤のために書き下ろしたコメント(鈴木道子・訳)では、本作収録曲に影響を与えたアーティストとして[[ジェームス・ブラウン]]、[[ベン・E・キング]]、[[シュープリームス]]、[[マーサ&ザ・ヴァンデラス]]、[[フォー・シーズンズ]]、[[サム・クック]]の名前を挙げている。また、「今宵はフォーエバー」のコーラス部分のメロディは、[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]の「[[ピアノソナタ第8番 (ベートーヴェン)|大ソナタ悲愴]]」第2楽章からの引用。


アルバムは全米4位に達した。[[イギリス]]では2位(2009年1月現在、ビリーの作品としては全英アルバム・チャートでの最高位<ref name=chartstats>[http://www.chartstats.com/artistinfo.php?id=2896 Chart Stats-Billy Joel-]</ref>)。第1弾シングル「[[アップタウン・ガール]]」は、本国[[アメリカ合衆国|アメリカ]]で3位。[[イギリス]]では、ビリーにとって初となる全英チャート1位を果たした<ref name=chartstats />。続く「あの娘にアタック」は、ビリーにとって2曲目となる全米1位獲得シングルとなった。その後「イノセント・マン」(全米10位)、「ロンゲスト・タイム」(全米14位)、「夜空のモーメント」(全米27位)、「キーピン・ザ・フェイス」(全米18位)もシングル・ヒット。「今宵はフォーエバー」は、本国アメリカではシングル・カットされていないが、イギリスや日本でシングルとしてリリースされた。
アルバムは全米4位に達した。[[イギリス]]では2位(2009年1月現在、ビリーの作品としては全英アルバム・チャートでの最高位<ref name=chartstats>[http://www.chartstats.com/artistinfo.php?id=2896 Chart Stats-Billy Joel-]</ref>)。本国[[アメリカ合衆国|アメリカ]]での第1弾シングル「あの娘にアタック」は、ビリーにとって2曲目となる全米1位獲得シングルとなった。続く「[[アップタウン・ガール]]」は、本国[[アメリカ合衆国|アメリカ]]で3位。[[イギリス]]では同曲が先にヒットし、ビリーにとって初となる全英チャート1位を果たした<ref name=chartstats />。その後「イノセント・マン」(全米10位)、「ロンゲスト・タイム」(全米14位)、「夜空のモーメント」(全米27位)、「キーピン・ザ・フェイス」(全米18位)もシングル・ヒット。「今宵はフォーエバー」は、本国アメリカではシングル・カットされていないが、イギリスや日本でシングルとしてリリースされた。


== 収録曲 ==
== 収録曲 ==

2009年2月2日 (月) 06:57時点における版

イノセント・マン
ビリー・ジョエルスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル コロムビア・レコード
プロデュース フィル・ラモーン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 4位(アメリカ)
  • 2位(イギリス)
  • ビリー・ジョエル アルバム 年表
    ナイロン・カーテン
    (1982年)
    イノセント・マン
    (1983年)
    ビリー・ザ・ベスト
    (1985年)
    テンプレートを表示

    イノセント・マン(An Innocent Man)は、ビリー・ジョエル1983年に発表したアルバム。スタジオ・アルバムとしては9作目。

    解説

    リズム・アンド・ブルースドゥー・ワップからの影響を反映した、明朗な作風となった。ビリーが日本盤のために書き下ろしたコメント(鈴木道子・訳)では、本作収録曲に影響を与えたアーティストとしてジェームス・ブラウンベン・E・キングシュープリームスマーサ&ザ・ヴァンデラスフォー・シーズンズサム・クックの名前を挙げている。また、「今宵はフォーエバー」のコーラス部分のメロディは、ベートーヴェンの「大ソナタ悲愴」第2楽章からの引用。

    アルバムは全米4位に達した。イギリスでは2位(2009年1月現在、ビリーの作品としては全英アルバム・チャートでの最高位[1])。本国アメリカでの第1弾シングル「あの娘にアタック」は、ビリーにとって2曲目となる全米1位獲得シングルとなった。続く「アップタウン・ガール」は、本国アメリカで3位。イギリスでは同曲が先にヒットし、ビリーにとって初となる全英チャート1位を果たした[1]。その後「イノセント・マン」(全米10位)、「ロンゲスト・タイム」(全米14位)、「夜空のモーメント」(全米27位)、「キーピン・ザ・フェイス」(全米18位)もシングル・ヒット。「今宵はフォーエバー」は、本国アメリカではシングル・カットされていないが、イギリスや日本でシングルとしてリリースされた。

    収録曲

    特記なき楽曲はビリー・ジョエル作。

    1. イージー・マネー - "Easy Money" - 4:05
    2. イノセント・マン - "An Innocent Man" - 5:18
    3. ロンゲスト・タイム - "The Longest Time" - 3:40
    4. 今宵はフォーエバー - "This Night" (Ludwig van Beethoven, Billy Joel) - 4:16
    5. あの娘にアタック - "Tell Her About It" - 3:51
    6. アップタウン・ガール - "Uptown Girl" - 3:17
    7. ケアレス・トーク - "Careless Talk" - 3:48
    8. 君はクリスティ - "Christie Lee" - 3:31
    9. 夜空のモーメント - "Leave a Tender Moment Alone" - 3:56
    10. キーピン・ザ・フェイス - "Keeping the Faith" - 4:39

    参加ミュージシャン

    ゲスト・ミュージシャン

    • ラルフ・マクドナルド - パーカッション(on 7. 9.)
    • レオン・ペンダーヴィス - ハモンドオルガン(on 1.)
    • リチャード・ティー - ピアノ(on 5.)
    • エリック・ゲイル - エレクトリックギター(on 1.)
    • ロニー・キュバー - サックス(on 1. 5. 7. 10.)
    • ジョン・ファディス - トランペット(on 1.)
    • デイヴィッド・サンボーン - サックス(on 1.)
    • ジョー・シェプレイ - トランペット(on 1. 5. 7. 10.)
    • マイケル・ブレッカー - サックス(on 5. 7. 10.)
    • ジョン・ガッチェル - トランペット(on 5. 7. 10)
    • トゥーツ・シールマンス - ハーモニカ(on 9.)
    • トム・バーラー - バッキング・ボーカル
    • ロリー・ドッド - バッキング・ボーカル
    • フランク・フロイド - バッキング・ボーカル
    • ラニ・グルーヴス - バッキング・ボーカル
    • ユーランダ・マックロー - バッキング・ボーカル
    • ロン・テイラー - バッキング・ボーカル
    • テリー・テクスター - バッキング・ボーカル
    • エリック・トロイヤー - バッキング・ボーカル
    • マイク・アレキサンダー - バッキング・ボーカル

    脚注