「卵祖細胞」の版間の差分

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2008年4月10日 (木) 17:01時点における版

卵子形成の過程 卵祖細胞は最上部に描かれた一次卵母細胞 (Primary oocyte) の一段階前の細胞である。

卵祖細胞(らんそさいぼう、oogonium)とは、卵母細胞卵子形成の出発点となる幹細胞。ヒトにおいては、胎児期の初期において、将来卵巣となる細胞群二次性索の分化によって形成される。核小体が明瞭な卵形の大きなエオジンeosin)に淡く染まる細胞質を有する。

卵祖細胞は体細胞と同じ倍数体 (2n) の細胞である。出生前に大部分は変性してしまうが、同時に一次卵母細胞 (2n) への分化も進む。出生時においては、20万から200万の一次卵母細胞が残り、思春期までに4万個まで減少する。思春期以降に一次卵母細胞が第一減数分裂を経て二次卵母細胞 (n) と極体 (n) へ至る(図参照)。

関連項目

参考文献

  • 日本獣医解剖学会編集 『獣医組織学 改訂第二版』 学窓社 2003年 ISBN 4873621135