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新規。北欧神話の鷹。
 
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[[Image:AM_738_4to_Vedrfolnir.png|thumb|right|200px|『[[AM 738 4to]]』に描かれたヴェズルフェルニル。]]
[[Image:AM_738_4to_Vedrfolnir.png|thumb|right|200px|鷲(名称不明)の頭の上に乗るヴェズルフェルニル。『[[AM 738 4to]]』より。]]


'''ヴェズルフェルニル'''([[古ノルド語]]:Veðrfölnir)とは、[[北欧神話]]に登場する[[鷹]]である。
'''ヴェズルフェルニル'''([[古ノルド語]]:Veðrfölnir)とは、[[北欧神話]]に登場する[[鷹]]である。


『[[ギュルヴィたぶらかし]]』によると、[[トネリコ]]([[ユグドラシル]]のこととされる)の枝に留まる1羽の[[鷲]]の[[眉間]]に1羽の鷹が留まっており、その鷹の名前がヴェズルフェルニルであるという。ヴェズルフェルニルが留まっている鷲の名は明らかにされていないが、一般に『[[フョルスヴィンルの言葉]]』に言及される雄[[ニワトリ|鶏]][[ヴィゾフニル]]と同一視される。
『[[ギュルヴィたぶらかし]]』によると、[[トネリコ]]([[ユグドラシル]]のこととされる)の枝に留まる1羽の[[鷲]]の[[眉間]]に1羽の鷹が留まっており、その鷹の名前がヴェズルフェルニルであるという。ヴェズルフェルニルが留まっている鷲の名は明らかにされていないが、一般に『[[フョルスヴィの言葉]]』に言及される雄[[ニワトリ|鶏]][[ヴィゾフニル]]と同一視される。


ヴェズルフェルニル (Veðrfölnir) という名前は、17世紀の[[写本]]『[[AM 738 4to]]』の挿絵にも見られる。
ヴェズルフェルニル (Veðrfölnir) という名前は、17世紀の[[写本]]『[[AM 738 4to]]』の挿絵にも見られる。

2008年1月17日 (木) 12:00時点における版

鷲(名称不明)の頭の上に乗るヴェズルフェルニル。『AM 738 4to』より。

ヴェズルフェルニル古ノルド語:Veðrfölnir)とは、北欧神話に登場するである。

ギュルヴィたぶらかし』によると、トネリコユグドラシルのこととされる)の枝に留まる1羽の眉間に1羽の鷹が留まっており、その鷹の名前がヴェズルフェルニルであるという。ヴェズルフェルニルが留まっている鷲の名は明らかにされていないが、一般に『フョルスヴィズの言葉』に言及される雄ヴィゾフニルと同一視される。

ヴェズルフェルニル (Veðrfölnir) という名前は、17世紀の写本AM 738 4to』の挿絵にも見られる。

ヴェズルフェルニルはしばしば先のヴィゾフニルや、『ヴァフスルーズニルの言葉』に登場する形の巨人フレースヴェルグと混同されることがある。

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