「自家用自動車」の版間の差分

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自宅で個人が所有する[[乗用車]]はもとより、会社などが社員の送迎や商品の集配に用いるもの、官公庁の公用車、会社の[[社用車|営業車・社用車]](商業的な運送でなく、企業のルートセールスや内部での業務用が多い)なども自家用車として扱われる。これらの自動車は有償での運送が禁止されているので、運送自体は商業的なものでなく、そのため乗用・貨物問わず[[第一種運転免許]]で運転出来る。しかし、[[緊急自動車]]に該当する車種(官公署の公用車(消防・救急・警察など)の一部、[[消防車]]、[[救急車]]、[[パトロールカー]]など)では緊急用務の際に運転する場合、一定の条件を満たす必要がある。
自宅で個人が所有する[[乗用車]]はもとより、会社などが社員の送迎や商品の集配に用いるもの、官公庁の公用車、会社の[[社用車|営業車・社用車]](商業的な運送でなく、企業のルートセールスや内部での業務用が多い)なども自家用車として扱われる。これらの自動車は有償での運送が禁止されているので、運送自体は商業的なものでなく、そのため乗用・貨物問わず[[第一種運転免許]]で運転出来る。しかし、[[緊急自動車]]に該当する車種(官公署の公用車(消防・救急・警察など)の一部、[[消防車]]、[[救急車]]、[[パトロールカー]]など)では緊急用務の際に運転する場合、一定の条件を満たす必要がある。


なお、会社や学校の送迎、ホテルや大規模な公衆食堂、娯楽施設専用の客の送迎、官公庁(県・市町村)が保有するバス、いわば[[自家用バス]]の場合でも大型第二種免許が必要、と一部誤解されてる向きもあるが、この場合、多数の人を乗せる意味では[[路線バス|乗合バス]]や[[貸切バス]]とその輸送形態はよく似ているが、これらの場合は運送行為自体は商業的なものではなく、また不特定多数の人を対象とせず、限られた範囲の人であるので、数十人の人を乗せようと大型第一種免許でよいのである。しかし、自家用バスの場合は、一部過疎地で運行されている[[廃止代替バス#80条バス|自治体による路線代替バス]]を除き、有償運送はもちろん、観光案内を兼ねた輸送や車内の音響設備にてカラオケや映画・レコード音楽などを流す事も禁じられている(車内音響設備でもテレビ放送やラジオ放送、また同乗者が個人的に持ち込む携帯用音響機器はよい)。
なお、会社や学校の送迎、ホテルや大規模な公衆食堂、娯楽施設専用の客の送迎、官公庁(県・市町村)が保有するバス、いわば[[自家用バス]]の場合でも大型第二種免許が必要、と一部誤解されてる向きもあるが、この場合、多数の人を乗せる意味では[[路線バス|乗合バス]]や[[貸切バス]]とその輸送形態はよく似ているが、これらの場合は運送行為自体は商業的なものではなく、また不特定多数の人を対象とせず、限られた範囲の人であるので、数十人の人を乗せようと大型第一種免許でよいのである。しかし、自家用バスの場合は、一部過疎地で運行されている[[廃止代替バス#80条バス|自治体による路線代替バス]]を除き、有償運送はもちろん、観光案内を兼ねた輸送や車内の音響設備にてカラオケや映画・レコード音楽などを流す事も禁じられている(車内音響設備でもテレビ放送やラジオ放送、また同乗者が個人的に持ち込む携帯用音響機器はよい)。


==関連項目==
==関連項目==

2007年12月23日 (日) 18:12時点における版

自家用自動車(じかようじどうしゃ)は、旅客や貨物を運送して料金を受け取り、商業的な行為をする運輸営業用(青ナンバー、営業ナンバー)自動車に対して、それ以外の一般的な用途に使われる自動車をすべてこう呼ぶ。

ナンバープレートによる区別

自家用自動車のナンバープレートイメージ
ファイル:JapaneseLicensePlateDwg black on yellow.PNG
自家用軽自動車のナンバープレートイメージ

通常、ユーザー自身が自らの用途のために使用する自動車をいう。これは自分で運転するか否かは問わないので、カーリースされた車やレンタカーも自家用扱いである。ナンバープレートが白地に緑文字(軽自動車は黄色に黒文字)なので、白ナンバーと呼ぶ。

自家用でない車両は、営業用(事業用)ということになる。営業用の定義は有償旅客貨物の輸送を行うための車両で、ナンバーは自家用と逆転色の緑地に白文字なので、青ナンバーまたは緑ナンバーとよぶ。

なお、自衛隊の保有する自動車はナンバープレートが独自のものであり、一般のものとは異なる。

用途

自宅で個人が所有する乗用車はもとより、会社などが社員の送迎や商品の集配に用いるもの、官公庁の公用車、会社の営業車・社用車(商業的な運送でなく、企業のルートセールスや内部での業務用が多い)なども自家用車として扱われる。これらの自動車は有償での運送が禁止されているので、運送自体は商業的なものでなく、そのため乗用・貨物問わず第一種運転免許で運転出来る。しかし、緊急自動車に該当する車種(官公署の公用車(消防・救急・警察など)の一部、消防車救急車パトロールカーなど)では緊急用務の際に運転する場合、一定の条件を満たす必要がある。

なお、会社や学校の送迎、ホテルや大規模な公衆食堂、娯楽施設専用の客の送迎、官公庁(県・市町村)が保有するバス、いわば自家用バスの場合でも大型第二種免許が必要、と一部誤解されている向きもあるが、この場合、多数の人を乗せる意味では乗合バス貸切バスとその輸送形態はよく似ているが、これらの場合は運送行為自体は商業的なものではなく、また不特定多数の人を対象とせず、限られた範囲の人であるので、数十人の人を乗せようと大型第一種免許でよいのである。しかし、自家用バスの場合は、一部過疎地で運行されている自治体による路線代替バスを除き、有償運送はもちろん、観光案内を兼ねた輸送や車内の音響設備にてカラオケや映画・レコード音楽などを流す事も禁じられている(車内音響設備でもテレビ放送やラジオ放送、また同乗者が個人的に持ち込む携帯用音響機器はよい)。

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