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そのような状況の中、1999年5月の総選挙でインド系首相が就任したが、2000年5月にフィジー系の政治的優位の強化を主張する武装勢力によるクーデターが発生するなど、その対立は根深い。
そのような状況の中、1999年5月の総選挙でインド系首相が就任したが、2000年5月にフィジー系の政治的優位の強化を主張する武装勢力によるクーデターが発生するなど、その対立は根深い。


[[ライセニア・ガラセ]]政権がフィジー系・インド系の対立の改善を図るが、2000年のクーデターでフィジー系の攻撃標的にされた軍司令官が宥和政策の実施を行うための法律は、実は2000年クーデター参加者の特赦が目的であると、これを拒否、2006年12月ガラセ首相を強行解任。大統領が司令官の方針に同調。
[[ライセニア・ガラセ]]政権がフィジー系・インド系の対立の改善を図るが、2000年のクーデターでフィジー系の攻撃標的にされた軍司令官が宥和政策の実施を行うための法律は、実は2000年クーデター参加者の特赦が目的であると、これを拒否、2006年12月ガラセ首相を強行解任。大統領が司令官の方針に同調。


== 文化 ==
== 文化 ==

2007年9月14日 (金) 04:55時点における版

フィジー諸島共和国
Republic of the Fiji Islands英語
Matanitu Tu-Vaka-i-koya ko Vitiフィジー語
フィジーの国旗 フィジーの国章
国旗 国章
国の標語:Rerevaka na Kalou ka Doka na Tui
(フィジー語: 神を畏敬し、女王を尊敬する)
国歌God Bless Fiji
フィジーの位置
公用語 英語フィジー語
ヒンドゥスターニー語ヒンディー語ウルドゥー語
首都 スバ
最大の都市 スバ
政府
大統領 ジョセファ・イロイロ
首相 ライセニア・ガラセ
面積
総計 18,270km2151位
水面積率 極僅か
人口
総計(2005年 893,354人(153位
人口密度 48人/km2
GDP(自国通貨表示)
合計(2005年 49億フィジー・ドル
GDP(MER
合計(2005年28億ドル(141位
1人あたり xxxドル
GDP(PPP
合計(2003年50億700万ドル(149位
1人あたり 5,800ドル
独立
 - 日付
イギリスより
1970年10月10日
通貨 フィジー・ドルFJD
時間帯 UTC+12 (DST:なし)
ISO 3166-1 不明
ccTLD FJ
国際電話番号 679

フィジー諸島共和国(―しょとうきょうわこく)、通称フィジーは、オセアニア。首都はビティレブ島スバ。南太平洋のフィジー諸島に位置する島国である。300余の火山島と珊瑚礁からなる。西にバヌアツ、東にトンガ、北にツバルがある。

国名

正式名称は、Republic of the Fiji Islands(リパブリック・オブ・ザ・フィージー・アイランズ)。通称、Fiji

日本語の表記は、フィジー諸島共和国。通称、フィジー。他に、フィジイ、フィジィ。

1998年フィジー共和国から改称した。また、漢字では「斐濟」と表記する。

歴史

  • 紀元前1300年前と推定される土器類がヴィティ・レヴ島から発掘されている。
  • 約8000年前、この地にメラネシア系パプア人が住みついた。その後、トンガ人が移り住み、ポリネシア文化の影響を受けた。

政治

パプアニューギニアと並ぶ南太平洋の島嶼国のリーダーで、現在はフィジー系が政権掌握している。 アジア・太平洋諸国との関係を重視している 大統領を元首に頂く象徴大統領制、首相が行政権を掌握する議院内閣制で、議会二院制であるが、イギリス国王を元首に頂く立憲君主制への復帰も検討されている。

地方行政区分

フィジーの地図

フィジーは、4つの地域(division)という行政区画に分かれる。()内は地域政府所在地。

  • 中央地域、Central Division(スバ、Suva)
  • 北部地域、Northern Division (ランバサ、Labasa)
  • 東部地域 Northern Division (レブカ、Levuka)
  • 西部地域 Western Division (ラウトカ、Lautoka)

群島の北部にあるロツマ島は、保護領である。

地理

南太平洋メラネシア南東端に位置しビティレブ島などの330あまりのがある 火山が多く、珊瑚礁が多く平野が少ないのが特徴である

経済

主に農業や衣料や観光で成り立っている。観光で得る収入は2億7000万ドルにのぼり、耕地面積は26万haある。農業に従事する人は13万人いる。輸出可能な商品はほとんどなく、貿易は大幅な輸入超過である。

国民

住民は、フィジー系が51%、インド系が44%、ヨーロッパ人や他の太平洋の島民、華人などが5%である。

宗教は、キリスト教が52%、 ヒンドゥー教が38%、イスラム教が8%、その他2%である。

言語は、公用語が英語で、他にフィジー語ヒンディー語が使われる。

フィジー系とインド系の対立

先住民であるフィジー系と、新しい住民であるインド系の対立は激しい。

フィジー系のみで構成される伝統的社会指導者評議会(GCC)による大統領任命が行われるなど、歴史的には政治面でのフィジー系の優遇政策がとられてきた。

そのような状況の中、1999年5月の総選挙でインド系首相が就任したが、2000年5月にフィジー系の政治的優位の強化を主張する武装勢力によるクーデターが発生するなど、その対立は根深い。

ライセニア・ガラセ政権がフィジー系・インド系の対立の改善を図るが、2000年のクーデターでフィジー系の攻撃標的にされた軍司令官が宥和政策の実施を行うための法律は、実は2000年クーデター参加者の特赦が目的であると、これを拒否、2006年12月ガラセ首相を強行解任。大統領が司令官の方針に同調。

文化

祝祭日
日付 日本語表記 現地語表記 備考
1月1日 元旦    
3月~4月 (イースター前の金曜日) 聖金曜日   移動祝日
3月~4月 (イースター前の土曜日) 聖土曜日   移動祝日
3月~4月 イースター   移動祝日
5月 預言者ムハンマド降誕祭   移動祝日
5月 青年の日   移動祝日
5月 ラトゥー・サー・ララ・スクナ・デー   移動祝日
6月 女王誕生祭   移動祝日
10月 フィジーデー   移動祝日
11月 ディーワーリー   移動祝日
12月25日 クリスマス    
12月26日 ボクシング・デー    

関連項目

外部リンク

公式

その他

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