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日本海軍駆逐艦 |
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2007年8月15日 (水) 21:18時点における版
艦歴 | |
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発注: | マル2計画 |
起工: | 1936年8月5日 |
進水: | 1937年4月19日 |
就役: | 1937年10月31日 |
その後: | 1943年2月21日沈没 |
除籍: | 1943年4月1日 |
性能諸元 | |
排水量 | 基準:約2,000t、公試:2,400t |
全長 | 118.00m |
全幅 | 10.386m |
吃水 | 3.71m(公試平均) |
機関 | オール・ギアードタービン2基2軸 51,026hp(公試) |
最大速力 | 35.98kt(公試) |
航続距離 | 18ktで5,190浬 |
燃料 | 重油591.9t |
乗員 | 230名 |
武装(新造時) | 50口径12.7㎝連装砲 3基6門 25mm機銃 Ⅱ×2 (または13mm機銃 Ⅱ×2) 61cm4連装魚雷発射管 2基8門 (九〇式魚雷16本) 九一式爆雷×36 |
大潮(おおしお)は、日本海軍の駆逐艦。朝潮型の2番艦である。
艦歴
舞鶴工廠で1936年8月に起工し、1937年10月に竣工した。
1937年11月15日、第三予備艦となり佐世保工廠で蒸気タービン機関の改造工事を実施した(臨機調事件)。1939年11月1日、第8駆逐隊に編入、15日に第2艦隊第2水雷戦隊に編入され、以後中国方面で活動した。
太平洋戦争開戦時には、同型艦「朝潮」「満潮」「荒潮」と第8駆逐隊に属し、マレー第一次上陸作戦、リンガエン湾上陸作戦を支援。1942年1月よりアンボン、マカッサル攻略作戦に従事。2月20日のバリ島沖海戦において2番砲塔付近に被弾し、マカッサルで応急修理を行い、舞鶴工廠で修理を実施した。5月15日、特別役務艦となり、12月末に修理が完了した。
1943年2月、ガダルカナル島撤収作戦に3回従事。2月20日、ラバウルからウェワク輸送に従事する輸送船2隻を護衛中、アドミラルティ諸島のマヌス島沖で米潜「アルバコア」(USS Albacore, SS-218)の雷撃を受け航行不能となり、翌21日、曳航されている中で船体が切断し沈没した。8名が戦死し、4月1日に除籍された。
歴代艦長
艤装員長
- 山代勝守 少佐(1937年7月1日就任)
艦長
- 山代勝守 少佐(1937年10月31日就任)
- 勝見基 少佐(1938年1月20日就任)
- 脇田喜一郎 中佐(1938年12月15日就任)
- 渡辺保正 中佐(1939年10月15日就任)
- 吉川潔 中佐(1940年11月15日就任)
- 広瀬弘 中佐(1942年12月20日就任)
同型艦
参考文献
- 雑誌「丸」編集部『ハンディ版 日本海軍艦艇写真集17 駆逐艦 初春型・白露型・朝潮型・陽炎型・夕雲型・島風』光人社、1997年。