「コプラ」の版間の差分

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{{Otheruses|農産物|言語学における''繋辞''(copula)|コピュラ}}
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'''コプラ''' (英 copra) は[[ココヤシ]]の果実の[[胚乳]]を乾燥したもの。灰白色で約40~65パーセントの良質脂肪分を含む。主に[[東南アジア]]諸国や[[太平洋]]諸島で生産され、住民の貴重な現金収入源となっている。


== 利用 ==
'''コプラ''' (英 copra) は[[ココヤシ]]の果実の胚乳を乾燥したもの。灰白色で約40~65パーセントの良質脂肪分を含む。主に[[東南アジア]]諸国や[[太平洋]]諸島で生産され、住民の貴重な現金収入源となっている。

==利用==
圧搾してコプラ油(椰子油)は、生の[[ココナッツミルク]]などに比べて[[酸敗]]の恐れが少ないことから、[[マーガリン]]などの[[加工食品]]の原料油脂になるほか、生体への攻撃性の少なさから[[石鹸]]、[[蝋燭]]など日用的な工業製品の原料となる。
圧搾してコプラ油(椰子油)は、生の[[ココナッツミルク]]などに比べて[[酸敗]]の恐れが少ないことから、[[マーガリン]]などの[[加工食品]]の原料油脂になるほか、生体への攻撃性の少なさから[[石鹸]]、[[蝋燭]]など日用的な工業製品の原料となる。


コプラ油の絞りかすは[[有機肥料]]、[[家畜]][[飼料]]となる。飼料の利用には、フレーク(コプラフレーク)に加工し用いられる。[[ビタミン]]類や油脂類に富むことから、日本では肥育を行うブランド[[ウシ|牛]]の飼料として定評がある。
コプラ油の絞りかすは[[有機肥料]]、[[家畜]][[飼料]]となる。飼料の利用には、フレーク(コプラフレーク)に加工し用いられる。[[ビタミン]]類や油脂類に富むことから、日本では肥育を行うブランド[[ウシ|牛]]の飼料として定評がある。


==関連項目==
== 関連項目 ==
*[[パーム油]]([[アブラヤシ]]から採取する油)
* [[パーム油]]([[アブラヤシ]]から採取する油)




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2007年4月23日 (月) 21:02時点における版

コプラ (英 copra) はココヤシの果実の胚乳を乾燥したもの。灰白色で約40~65パーセントの良質脂肪分を含む。主に東南アジア諸国や太平洋諸島で生産され、住民の貴重な現金収入源となっている。

利用

圧搾してコプラ油(椰子油)は、生のココナッツミルクなどに比べて酸敗の恐れが少ないことから、マーガリンなどの加工食品の原料油脂になるほか、生体への攻撃性の少なさから石鹸蝋燭など日用的な工業製品の原料となる。

コプラ油の絞りかすは有機肥料家畜飼料となる。飼料の利用には、フレーク(コプラフレーク)に加工し用いられる。ビタミン類や油脂類に富むことから、日本では肥育を行うブランドの飼料として定評がある。

関連項目