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産経新聞は2017年9月14日の記事で「根拠が定かでない情報や私見を織り交ぜた質問も多い」と評している。記事は望月が官房長官会見の場で発言した「官房長官が[[出会い系バー]]に行って、女の子たちの実態を聞かないのか?」や「米韓に[[金正恩]]委員長側の要求に応えるよう冷静に対応するように働きかけることをやっているのか」等を取り上げた<ref>{{Cite news |title=東京新聞・望月衣塑子記者 私見や臆測織り交ぜ、的外れの質問を連発 「官房長官は出会い系バーで女の子の実態聞かないのか?」 |newspaper=[[産経新聞]] |date=2017年9月14日 |author |url=http://www.sankei.com/politics/news/170914/plt1709140023-n2.html |accessdate=2017-09-14}}</ref>。
産経新聞は2017年9月14日の記事で「根拠が定かでない情報や私見を織り交ぜた質問も多い」と評している。記事は望月が官房長官会見の場で発言した「官房長官が[[出会い系バー]]に行って、女の子たちの実態を聞かないのか?」や「米韓に[[金正恩]]委員長側の要求に応えるよう冷静に対応するように働きかけることをやっているのか」等を取り上げた<ref>{{Cite news |title=東京新聞・望月衣塑子記者 私見や臆測織り交ぜ、的外れの質問を連発 「官房長官は出会い系バーで女の子の実態聞かないのか?」 |newspaper=[[産経新聞]] |date=2017年9月14日 |author |url=http://www.sankei.com/politics/news/170914/plt1709140023-n2.html |accessdate=2017-09-14}}</ref>。


2017年9月25日、産経新聞社新潟支局は望月が講師を務める憲法学習会を主催した新潟県平和運動センターに対し口頭で抗議を行なった。報道各社が加盟する[[新潟県]]の県政記者クラブで会の告知を行いながら産経新聞社だけ取材拒否された事を同社は問題視した。新潟県平和運動センター事務局長の有田純也によると「望月記者が話したいことを話せないので産経だけは駄目だ」と取材拒否の姿勢を見せたので産経新聞記者を退去させたという<ref>[http://www.sankei.com/politics/news/170925/plt1709250110-n1.html 本紙の取材を拒否 東京新聞・望月衣塑子記者の講演 新潟県平和運動センター「話したいこと話せない」と説明 産経新聞 2017年9月25日]</ref>。
2017年9月25日、産経新聞社新潟支局は望月が講師を務める憲法学習会を主催した新潟県平和運動センターに対し口頭で抗議を行なった。報道各社が加盟する[[新潟県]]の県政記者クラブで会の告知を行いながら取材拒否された事を同社は問題視した。新潟県平和運動センター事務局長「望月記者が話したいことを話せないので産経だけは駄目だ」「主催者として判断した」と取材拒否し、産経新聞記者を退去させた<ref>[http://www.sankei.com/politics/news/170925/plt1709250110-n1.html 本紙の取材を拒否 東京新聞・望月衣塑子記者の講演 新潟県平和運動センター「話したいこと話せない」と説明 産経新聞 2017年9月25日]</ref>。


== 著書 ==
== 著書 ==

2017年9月27日 (水) 15:17時点における版

もちづき いそこ[1]
望月 衣塑子[1]
生誕 1975年[1]
出身校 慶應義塾大学法学部[1]
職業 東京新聞記者[1]
子供 2人[1]
公式サイト 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) - X(旧Twitter)
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望月 衣塑子(もちづき いそこ、1975年 - )は、日本ジャーナリスト

経歴・人物像

東京都生まれ[1]。父親は記者。母親は演劇関係者の家族に生まれる。

東京学芸大学附属大泉小学校中学校卒業。東京学芸大学附属高校出身。山尾志桜里の1学年後輩にあたる。

慶応義塾大学法学部卒業後、中日新聞東京本社に入社[1]東京地方裁判所東京高等裁判所での裁判担当、経済部記者などを経て、現在東京新聞社会部遊軍記者[1]。 2017年6月6日以降、菅義偉官房長官の会見に出席して質問を行うようになっている[2][3]。 会見に参加した動機について本人は「森友学園、加計学園などの問題を取材する中で政権の中枢に問題意識を持ち、国民の疑問や怒りを自分で直接ぶつけてみようと思った」と語った[4]

官房長官記者会見における発言

学校法人加計学園の獣医学部新設をめぐり、内閣府が「官邸の最高レベルが言っている」などと 文部科学省に対応を求めたとする文書の存在について、東京新聞の望月は2017年6月8日午前の官房長官記者会見で、「文書の存在を『存在するかも含めて文科省が答えられない』と判断をしたというご回答だが(中略)、民進党が指摘する文書やメールの写しが本物であれば行政文書になる可能性がある」「きちんと、もう一度調査をして(文書を)公開するということは考えないか」などと質問した。

官房長官は「文科省は、メールを含む文書の出所、また入手経緯が明らかにされていない文書について、その存在、存否や内容などの確認の調査を行う必要はない、と判断したということです」などと答えた[5]。望月はこの日1人で20分間、23回質問を重ねた[3][6]。1週間後の15日、文科省は、再調査により同じ内容か極めて似た内容の14の文書を確認したと発表した[7] [8]

官邸報道室の注意

2017年8月25日午前の官房長官記者会見において、学校法人加計学園獣医学部新設の可否を検討する大学設置・学校法人審議会の答申をめぐり望月が不適切な発言をしたとして首相官邸報道室は東京新聞に対し9月1日に書面で抗議を行った。抗議の理由は「未確定な事実や単なる推測に基づく質疑応答がなされ、国民に誤解を生じさせるような事態は断じて許容できない」というものだった[9]

記者会見での個別の質問に官邸報道室が文書で抗議するのは異例であり、また、認可保留の見込みであることは文科省の設置審議会が開かれた8月9日の直後から報道各社によって報じていたことから、「東京新聞記者だけが厳しく注意されるのか」と他メディアから質問が出た[10][11][12]

抗議について、望月は「文科省の正式発表後と印象を与えたとすれば、落ち度があった」などと取材に答えた [13]

9月4日夜、東京新聞本社に男性の声で、「望月記者を殺してやる」との予告電話があった[14]

「リーク」発言と産経新聞の抗議

産経新聞社は、9月14日の官房長官会見の場で望月が発言した内容が「事実無根であり、社の名誉と信用を著しく毀損するもので看過できない」として発言撤回を要求する抗議文を東京新聞編集局長宛てに送った[9]。同社によると、首相官邸報道室の東京新聞に対する抗議文書の書面が東京新聞官邸キャップの了承のもと内閣記者会の常駐各社に配られたため、産経新聞(9月2日付朝刊)で「官邸報道室 東京新聞を注意 『不適切質問で国民に誤解』」という記事を掲載したが、望月はこの記事について「産経新聞になぜかリークとして記事が出た」と主張した[9]

9月15日、官房長官会見の場で望月は「(文書は内閣記者会に常駐する)全社に出していて誤りだった。撤回して謝罪したい」と「産経新聞になぜかリーク~」発言の誤ちを認め謝罪した[15]。9月19日、産経新聞は系列の夕刊紙と電子版でジャーナリストの安積明子の取材として、15日に官房長官会見の場で行われた望月の謝罪について「正直、『痛い』感じがした」「翌16日の東京新聞朝刊が事の顛末に一切触れていなかった」と疑問を呈する報道をした[16]
翌9月20日、東京新聞は望月のリーク発言に対し「事実ではありませんでした。抗議を真摯に受け止め、発言を撤回いたします」と19日付の文書で回答した[17]

評価と批判

評価

毎日新聞の7月の第三者機関「開かれた新聞委員会」に出席したノンフィクション作家の吉永みち子は「聞くべきことを聞いてくれた」と望月を評価した[12]

批判

月刊日本の2017年8月号のインタビュー記事「望月衣塑子 それでも私は権力と戦う」[18]について、中華人民共和国民主化運動に深く関わり後に日本帰化した 評論家石平は、「彼女のやっていることは、何のリスクもない民主主義国家で意地悪質問で政府の記者会見を妨害するだけだ。そんなのを『権力と戦う』とは、吐き気を催すほどの自惚れだ!」と批判した[19]

産経新聞は2017年9月14日の記事で「根拠が定かでない情報や私見を織り交ぜた質問も多い」と評している。記事は望月が官房長官会見の場で発言した「官房長官が出会い系バーに行って、女の子たちの実態を聞かないのか?」や「米韓に金正恩委員長側の要求に応えるよう冷静に対応するように働きかけることをやっているのか」等を取り上げた[20]

2017年9月25日、産経新聞社新潟支局は望月が講師を務める憲法学習会を主催した新潟県平和運動センターに対し口頭で抗議を行なった。報道各社が加盟する新潟県の県政記者クラブで会の告知を行いながら取材拒否された事を同社は問題視した。新潟県平和運動センター事務局長が「望月記者が話したいことを話せないので、産経だけは駄目だ」「主催者として判断した」と取材を拒否し、産経新聞記者を退去させた[21]

著書

単著
  • 望月衣塑子『武器輸出と日本企業』角川書店角川新書〉、2016年7月10日。ISBN 978-4-04-082086-6 
共著

寄稿

  • 望月衣塑子「世界の潮 武器輸出の旗振り役誕生 : 防衛装備庁発足」『世界』第876号、岩波書店、2015年12月、25-28頁、ISSN 0582-4532NAID 40020635122 
  • 望月衣塑子「国策化する武器輸出 : 防衛企業関係者は何を思うか (特集 死の商人国家になりたいか)」『世界』第883号、岩波書店、2016年6月、90-99頁、ISSN 0582-4532NAID 40020811318 
  • 望月衣塑子「安全保障技術研究推進制度と共同研究協定 (特集 軍事研究と学術)」『科学』86第10号、岩波書店、2016年10月、1037-1043頁、ISSN 00227625NAID 40020939258 
  • 望月衣塑子「メディアは政権の支配を脱したか 萎縮・忖度からあるべき姿へ」『Journalism』第328号、朝日新聞出版、2017年9月、ISSN 9784022811073{{issn}}のエラー: 無効なISSNです。 


脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 紀伊國屋書店. “角川新書 武器輸出と日本企業”. 2017年6月23日閲覧。
  2. ^ AERA 2017年6月26日号”. 2017年8月7日閲覧。
  3. ^ a b 文春オンライン 「私が菅官房長官に「大きな声」で質問する理由 東京新聞・望月衣塑子記者インタビュー#1」”. 2017年8月11日閲覧。
  4. ^ メディアは政権の支配を脱したか 萎縮・忖度からあるべき姿へ 論座#WEBRONZA 2017年9月25日”. 2017年9月26日閲覧。
  5. ^ 官邸記者会見 2017年6月8日”. 2017年6月8日閲覧。
  6. ^ 菅官房長官を狼狽させた東京新聞女性記者の“聞く力”週刊ポスト 2017年6月30日号”. 2017年9月23日閲覧。
  7. ^ 加計学園めぐる14文書を確認 文科省、再調査で 朝日新聞 2017年6月15日”. 2017年6月15日閲覧。
  8. ^ 子育てしながら権力と対峙する——菅官房長官に切り込む東京新聞・望月記者に聞く Business Insider Japan 2017年7月16日”. 2017年9月25日閲覧。
  9. ^ a b c 東京新聞・望月衣塑子記者の「リーク」発言に産経新聞が抗議 「事実無根だ」 ネット上の誹謗中傷は「言論弾圧を助長している」のか? (1/5) 産経新聞 2017年9月14日
  10. ^ 記者会見の質問めぐり、官邸が東京新聞に抗議 朝日新聞 2017年9月8日”. 2017年9月9日閲覧。
  11. ^ 安倍官邸が東京新聞と望月記者に不当抗議! 菅官房長官への厳しい質問封じを狙い撃ちした卑劣な言論弾圧を許すな リテラ(エキサイトニュース) 2017年9月2日”. 2017年9月9日閲覧。
  12. ^ a b 異例、東京新聞抗議 解禁前情報基に記者会見で質問 毎日新聞 2017年9月21日”. 2017年9月23日閲覧。
  13. ^ 加計疑惑めぐる安倍官邸の抗議に東京新聞の望月記者が反論 AERA dot. 2017年9月9日”. 2017年9月9日閲覧。
  14. ^ 岩上安身が菅官房長官会見で直撃! 官邸から東京新聞へ送られた注意文書はフェアなのか!? バッシングに乗じて「望月記者を殺す」と殺害予告まがいの脅迫電話まで!  インディペンデント・ウェブ・ジャーナル 2017年9月9日”. 2017年9月9日閲覧。
  15. ^ 東京新聞・望月衣塑子記者が産経記事「リーク」発言を撤回 官房長官会見で「まず初めに」と切り出して一方的に… 産経新聞 9月15日
  16. ^ “痛い”謝罪・撤回の東京新聞・望月記者 自社の了承知らないまま発言…政治部記者「一緒にしないでくれ」 ZAKZAK(夕刊フジ) 2017年9月19日
  17. ^ 望月衣塑子記者「官邸リーク」発言に東京新聞編集局「抗議を真摯に受け止め発言撤回します」 文書で回答 産経新聞 2017年9月20日
  18. ^ 望月衣塑子 それでも私は権力と戦う 月刊日本 2117年8月13日
  19. ^ 東京新聞の望月衣塑子記者を、中国民主化運動に身を投じた石平氏が痛烈批判 「権力と戦うとは…彼女のやってるのは吐き気を催すうぬぼれだ!」 産経新聞 2017年9月9日
  20. ^ “東京新聞・望月衣塑子記者 私見や臆測織り交ぜ、的外れの質問を連発 「官房長官は出会い系バーで女の子の実態聞かないのか?」”. 産経新聞. (2017年9月14日). http://www.sankei.com/politics/news/170914/plt1709140023-n2.html 2017年9月14日閲覧。 
  21. ^ 本紙の取材を拒否 東京新聞・望月衣塑子記者の講演 新潟県平和運動センター「話したいこと話せない」と説明 産経新聞 2017年9月25日