伊勢市女性記者行方不明事件
伊勢市女性記者行方不明事件(いせしじょせいきしゃゆくえふめいじけん)は、1998年11月24日に三重県伊勢市で発生した失踪事件。別名「三重女性記者失踪事件」。三重県で発生した未解決の重要事件の1つである[1]。
事件の概要
1998年11月24日深夜、伊勢市で記者をしていた女性(当時24歳)は、午後11時ごろ勤務先から退社してから行方不明になった[2]。翌日、被害者の乗用車が伊勢市内の駐車場で見つかった[2]。乗用車は施錠されており、荒らされた形跡はなかったが、バッグや携帯電話が紛失していた。その後の三重県警察の捜査により、退社後に取材先の男性に会っていたことが判明したが、その後の消息については不明。
なお、この失踪については事件性が指摘されている[1]。
捜査
残された車両には、女性が喫煙をしないのにタバコが残されているなど、不自然な点があった。先述の男性が最初に捜査線上に浮上したものの、失踪とは関係ないと主張。その後、男性は別の監禁容疑で逮捕されるものの、本件については無罪判決が下り、男性は逆に国を提訴した。しかし、その後男性は訴えを取り下げるなど不可解な展開を見せる。
現在、この男性は捜査線上から外れている。特定失踪者問題調査会が被害者の両親と情報を交換するなど、北朝鮮による拉致の可能性も排除できないとの見方もあるが、真相は未だ分かっていない[3]。
なお、読売新聞は1999年12月の記事にて、三重県警察による公開手配の遅れを指摘している[4]。
脚注
参考文献
この記事で示されている出典について、該当する記述が具体的にその文献の何ページあるいはどの章節にあるのか、特定が求められています。 |
- 別冊宝島 日本の「未解決事件」100(宝島社) ISBN 978-4-7966-8083-7
関連項目
外部リンク
- 三重県警察 - ウェイバックマシン(2013年3月25日アーカイブ分)
- 毎日新聞 三重県伊勢市の女性記者不明事件(98年11月) - ウェイバックマシン(2009年1月17日アーカイブ分)
- 女性編集者失踪事件 - TABLO