4千年紀以降
千年紀: | 10千年紀 - 4千年紀以降 - 12千年紀 |
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11千年紀以降(じゅういちせんねんきいこう)は、西暦紀元による11番目の千年紀(ミレニアム)[注 1]およびそれ以降の年代である。すなわち西暦10001年以降に該当する。
予定・予測
- 10759年:ギネス家が借りているセント・ジェームズ・ゲート醸造所の使用期間が切れる
- 26,000年頃:1974年にプエルトリコのアレシボ天文台から発信されたアレシボ・メッセージが球状星団M13に届く。
- 50,000年頃:(M13に高度な文明を持つETがいたとして)アレシボ・メッセージの返事が戻ってくる。
宗教
テクノロジー
- 60,056年5月28日:NT File Systemにおいて日付表示可能範囲を超える。
- 292,277,026,596年:UNIXの符号つき64ビット整数型時刻表示がリセットされる(2038年問題#対策も参照)。
地球科学
- 12,000年頃:赤道傾斜角が最小(約22°)に達する。
- 500万年頃:最大級の氷河期に突入する。[1]
- 2億年 - 2億5千万年頃:次の超大陸が形成される。アメイジア大陸とパンゲア・ウルティマ大陸のどちらになるかはまだはっきりしない。
- 7億年以降:地球の海洋の蒸発がはじまる[2][3]。
天文現象
10,001年以降に起こる、いくつかの珍しい天文現象を列挙する。
惑星の交点の偶然の一致
- 12,720年:水星と金星の交点の偶然の一致。
- 67,730年:水星と金星の交点の偶然の一致。
地球の歳差運動
- 10,200年頃:デネブが北極星になる。
- 11,600年頃:はくちょう座δ星が北極星になる。
- 13,700年頃:ベガが北極星になる。
- 14,000年頃:カノープスが南極星になる。
- 23,000年頃:りゅう座α星が北極星になる。
太陽面通過
太陽系の天体で発生する太陽面通過のうち、珍しいものを列挙する[4]。
10001年 - 19999年
- 11688年3月15日:冥王星における木星の太陽面通過。
- 15124年4月8日:海王星における金星と木星の同時太陽面通過。
- 15377年5月1日:冥王星における木星の太陽面通過。
- 16122年4月29日:海王星における土星の太陽面通過。
- 18713年10月8日:火星における水星と金星の同時太陽面通過。
- 19536年8月9日:火星における水星と金星の同時太陽面通過。
20000年 - 29999年
- 20029年5月21日:火星における水星と金星の同時太陽面通過。
- 21845年10月7日:海王星における地球と月と火星の同時太陽面通過。
- 23364年12月16日:土星における金星と地球と月の同時太陽面通過。
- 23576年7月17日:木星における水星と地球の同時太陽面通過。月は太陽面通過を起こさない珍しい現象。
- 24092年1月20日:木星における水星と地球の同時太陽面通過。月は太陽面通過を起こさない珍しい現象。
- 25705年6月30日:土星における金星と地球の同時太陽面通過。月は太陽面通過を起こさない珍しい現象。
- 26297年1月5日:木星における金星と地球の同時太陽面通過。月は太陽面通過を起こさない珍しい現象。
- 28771年9月13日:木星における水星と月の同時太陽面通過。地球は太陽面通過を起こさない珍しい現象。
30000年 - 39999年
- 34664年9月24日:木星における金星と地球の同時太陽面通過。月は太陽面通過を起こさない珍しい現象。
- 36811年10月24日:木星における金星と月の同時太陽面通過。地球は太陽面通過を起こさない珍しい現象。
- 39038年11月1日:天王星における金星と地球と月の同時太陽面通過。
- 39739年2月9日:冥王星における土星の太陽面通過。
40000年 - 49999年
- 40572年7月21日:冥王星における木星の太陽面通過。
- 42548年12月28日:木星における水星と火星の同時太陽面通過。
- 43709年12月19日:冥王星における木星の太陽面通過。
- 49664年9月7日:冥王星における木星の太陽面通過。
50000年 - 59999年
- 58034年1月8日:冥王星における土星の太陽面通過。
60000年 - 69999年
- 67019年7月6日:木星における水星と地球の同時太陽面通過。月は太陽面通過を起こさない珍しい現象。
- 68693年7月16日:冥王星における金星と地球と月の同時太陽面通過。
- 68791年1月23日:天王星における金星と地球と月の同時太陽面通過。
- 69163年7月26日:地球における水星と金星の同時太陽面通過。
70000年 - 79999年
- 72481年8月16日:冥王星における土星の太陽面通過。
- 73659年3月5日:天王星における金星と地球と月の同時太陽面通過。
- 73910年3月5日:天王星において金星と月の同時太陽面通過。地球は太陽面通過を起こさない珍しい現象。
- 78051年2月25日:冥王星における土星の太陽面通過。
- 78167年8月29日:海王星における金星と木星の同時太陽面通過。
80000年 - 89999年
- 80607年6月23日:冥王星における水星と地球と月の同時太陽面通過。
- 85737年11月28日:冥王星における土星の太陽面通過。
- 86814年9月14日:冥王星における水星と地球と月の同時太陽面通過。
- 87892年1月6日:火星における水星と金星の同時太陽面通過。
- 88554年12月14日:冥王星における土星の太陽面通過。
- 89490年10月17日:木星における水星と火星の同時太陽面通過。
- 89830年4月18日:天王星における水星と火星の同時太陽面通過。
90000年 - 99999年
100000年 - 109999年
- 104017年8月16日:冥王星における土星の太陽面通過。
- 104106年3月2日:冥王星における土星の太陽面通過。
- 107225年12月14日:天王星における金星と地球と月の同時太陽面通過。
- 107476年12月13日:天王星における金星と地球と月の同時太陽面通過。
110000年 - 119999年
- 118672年2月8日:冥王星における土星の太陽面通過。
- 111551年8月16日:太陽系で発生する最も珍しい太陽面通過である海王星における天王星の太陽面通過が起こる。最も近い年代で発生するもの。
120000年 - 129999年
- 121410年5月14日:海王星における水星と木星の同時太陽面通過。
- 122634年10月8日:冥王星における土星の太陽面通過。
- 122650年5月15日:海王星における水星と木星の同時太陽面通過。
- 123391年8月13日:海王星における水星と木星の同時太陽面通過。
- 124067年11月21日:海王星における天王星の太陽面通過。
130000年 - 139999年
その他の天文現象
- 11,800年頃:バーナード星が太陽に3.8光年の距離まで近づく。
- 25,000年頃:ケンタウルス座α星が3光年の距離まで近づく。
- 150万年頃:グリーゼ710が太陽から1光年の位置を通過する。
- 6億年頃:月が地球から遠ざかることにより、皆既日食が起こらなくなる(その後も金環日食、部分日食は起こる)[5]。
- 30億年頃:銀河系とアンドロメダ銀河が衝突する。
- 50億年頃:銀河系とアンドロメダ銀河が完全に1つの銀河(ミルコメダ?)になる。
- 50億年 - 65億年頃:太陽が赤色巨星になる。
- 70億年頃:太陽の核融合反応が終了し、白色矮星となる。太陽の質量では、超新星爆発を起こすことはなく、惑星状星雲を形成する。
- 170億年頃:太陽の放射が減少し黒色矮星になる。
- 1000億年頃:おとめ座超銀河団がひとつの巨大な銀河を形成する。
- 200億年以降:ビッグリップ説による宇宙の終焉。
- 100兆年以降:星間ガスが枯渇し、新たに恒星の生成が起こらなくなる(生物にとっての実質的な宇宙の終焉)。
- 10100年以降:熱的死説による宇宙の終焉。
脚注
注釈
- ^ 西暦10001年から西暦11000年(101世紀から110世紀)に当たる。
出典
- ^ 『the FUTURE is WILD』
- ^ Sten Odenwald, "How do you think the Earth will finally come to an end?"
- ^ Richard W. Pogge, "The Once and Future Sun" Archived 2006年09月6日, at the Wayback Machine.
- ^ Quarter Million Year Canon of Solar System Transits
- ^ “Sun-Earth Day - Eclipse - Facts”. NASA. 2016年9月26日閲覧。
関連項目
- 年表
- 未来
- 宇宙の年表
- 100,000年後の安全 - 放射性廃棄物処理問題について描いたドキュメンタリー映画(2010年公開)。