牛乳に相談だ。

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「牛乳に相談だ。」の

牛乳に相談だ。(ぎゅうにゅうにそうだんだ。)は、中央酪農会議が、2005年7月から2010年3月まで[1]若年層の牛乳離れを食い止めるために行っていた牛乳の消費拡大キャンペーンである[2]

酪農を初めとする乳業は2兆円を超す規模の産業であるが、近年、飲用牛乳の消費が減少しているため、業界では消費拡大に取り組んでいる。このキャンペーンはそのような取り組みのひとつであり、特に若年層を対象としたものである。

キャンペーン費用は5年間で約40億円に達し、必要な資金はすべて全国の酪農家からの拠出金により賄われた[2]。大手広告代理店電通が手掛けているといわれ[3]、具体的な広報の手段としては、専用ロゴの作成、CMの放映、駅貼りポスターの掲出、イベントの開催、専用ウェブサイトの公開等が行われている。

成果[編集]

2010年6月30日の中央酪農会議による発表では、キャンペーン認知度・好感度は高かった一方で、飲用牛乳の消費量減退の解消には結びつかなかったと結論付けている[2]。当時の中央酪農会議事務局長の前田浩史は、「牛乳の消費減退トレンドに対して有効だったかどうかはわからないが、キャンペーン自体は大きな成果をあげた」と総括した[2]

広告宣伝[編集]

2005年度〜2006年度には、牛乳を飲むことによって、体が強くなるといった現実的な効果を誇張して表現したり、あこがれの素敵な男性に助けられる等の荒唐無稽な効果をコミカルに表現することにより、牛乳のイメージアップを図り、その必要性を訴えるテレビCMが放映された。

2006年3月までは首都圏を中心に広告展開し、テレビCMはそれに加え福島県高知県でも放送していた。ただ、2006年トリノオリンピックの中継番組のスポンサーを務めたため、このときは全国で視聴できた[4][5]。2006年4月以後は全国主要都市で展開された[1]

真田敦がディレクターを務めた「ラブレター篇」は、2006年カンヌ国際広告祭で銅賞を受賞している。

2007年度は、「牛乳に相談だ。と思ったら冷蔵庫にないから買いに行こう。」のキャッチコピーで、中高生とその母親を対象に、牛乳の購買・飲用を促すアピールを行った[1][6]

2008年度は、「ヘルシーダイエットは牛乳に相談だ。」のキャッチコピーで、ダイエットには牛乳が効果的であることをアピールした[1][7]

2009年度は、「100%国産 牛乳に相談だ。」のキャッチコピーで、日本で流通している飲用牛乳はすべて国産であることをアピールした[1]

イベント[編集]

  • 2006年7月16日 -8月31日に原宿竹下通りで「牛乳に相談だ。」キャンペーンのイベントが開催され、両面に異なるメッセージが掲載された横幕3枚、フラッグ11枚(計28種類のメッセージ)が掲出された。

牛乳甲子園[編集]

2007年9月3日より、牛乳甲子園なる携帯電話で参加するクイズ大会を開催。

その他[編集]

  • TOKYO FM制作のラジオ番組SCHOOL OF LOCK!内で、2006年7月1日 - 9月28日に「牛乳に相談だ。」キャンペーンとのコラボレーション企画として「牛乳に相談DASH!」というコーナーが放送された。

番組提供をした番組[編集]

2006年
2007年

出典[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e 『牛乳に相談だ。』5ヵ年キャンペーン活動報告<平成17年度~平成21年度> - 中央酪農会議 (PDF) - 2020年4月13日閲覧。
  2. ^ a b c d 「牛乳に相談だ。」5年間を総括 認知度得るも消費減退は止められず  中央酪農会議農業協同組合新聞、2010年7月1日。
  3. ^ メインは携帯、「牛乳に相談だ。」キャンペーンサイトがリニューアルオープンMarkeZine、2008年9月3日
  4. ^ a b c d e 牛乳消費安定・飲用需給構造改善事業『牛乳に相談だ。』キャンペーン、中酪VOICE Vol.29
  5. ^ 牛乳消費拡大促進事業 『牛乳に相談だ。』キャンペーン、中酪VOICE Vol.30
  6. ^ 「牛乳に相談だ。」キャンペーン19年度は「実需」につなげる手法を展開、中酪VOICE Vol.37
  7. ^ 「牛乳に相談だ。」キャンペーン「牛乳に相談だ。」、20年度は中高生の健康上の課題であるダイエットに対し「牛乳の機能」を訴求、中酪VOICE Vol.42

関連項目[編集]

  • MILK JAPAN - 2020年現在、中央酪農会議が実施しているキャンペーン

外部リンク[編集]