片山正英
片山 正英(かたやま まさひで、1914年(大正3年)2月17日[1][2] - 2005年(平成17年)3月22日[2])は、昭和期の農林官僚、政治家。参議院議員、林野庁長官。
経歴[編集]
宮城県仙台市出身[1][2][注 1]。1939年(昭和14年)東京帝国大学農学部林学科を卒業した[1][2][3]。
農林省に入省し[1]、同山林局、林野庁、経済審議庁などで勤務[3]。群馬県林務部長[3]、林野庁業務部長[1]などを歴任し、林野庁長官[1][2][3]に1967年(昭和42年)9月から1970年(昭和45年)1月まで在任[4]して退官した[1][2]。
1971年(昭和46年)6月の第9回参議院議員通常選挙に全国区から自由民主党公認で出馬して初当選[1][2][3][5]。なお、この選挙を通じて関係者19人が買収、文書違反の疑いで逮捕されている[6]。1977年(昭和52年)7月の第11回通常選挙で再選され[7]、参議院議員に連続2期在任した[1][2][3]。この間、第2次田中角栄内閣と三木内閣の科学技術政務次官、三木改造内閣と福田赳夫内閣の農林政務次官、参議院文教委員長、自民党林政調査会副会長、同住宅対策特別委員会副委員長、同科学技術部会長、日本林業協会副会長などを務めた[1][2][3]。所属会派は自由民主党・自由国民会議であった[3]。
その後、日本林業協会名誉会長となった[1]。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』282頁では本籍東京都。
出典[編集]
参考文献[編集]
- 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 『新訂 政治家人名事典 明治~昭和』日外アソシエーツ、2003年。
- 『現代物故者事典 2003-2005』日外アソシエーツ、2006年。
- 秦郁彦編『日本官僚制総合事典1868-2000』第2版、東京大学出版会、2007年。
- 『国政選挙総覧 1947-2016』日外アソシエーツ、2017年。
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