熱田白鳥の歴史館

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熱田白鳥の歴史館
Atsuta Shirotori History Hall
熱田白鳥の歴史館入口
熱田白鳥の歴史館の位置(名古屋市内)
熱田白鳥の歴史館
名古屋市内の位置
施設情報
前身 (旧)名古屋営林支局多目的ホール
専門分野 森林、木材市場、伐木運材の歴史
管理運営 林野庁中部森林管理局名古屋事務所
建物設計 大断面木造(ヒノキ)平屋建一部鉄筋コンクリート造
延床面積 674㎡
開館 2015年平成27年)4月
所在地 456-8620
愛知県名古屋市熱田区熱田西町1-20
位置 北緯35度7分37.9秒 東経136度54分1秒 / 北緯35.127194度 東経136.90028度 / 35.127194; 136.90028座標: 北緯35度7分37.9秒 東経136度54分1秒 / 北緯35.127194度 東経136.90028度 / 35.127194; 136.90028
アクセス

名古屋市営地下鉄名城線 熱田神宮西駅 4番出口:徒歩で約10分 名古屋市営地下鉄名港線 日比野駅 1番出口:徒歩で約15分

無料駐車場有り(10台程度)
外部リンク 中部森林管理局名古屋事務所
プロジェクト:GLAM
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「熱田白鳥の歴史館」多目的ホール

熱田白鳥の歴史館(あつたしろとりのれきしかん)は、愛知県名古屋市熱田区堀川沿いにある林野庁中部森林管理局名古屋事務所が設置した「林業の歴史と木材利用」に関する展示館及び多目的ホールである。

概要[編集]

この地はかつて、白鳥貯木場(しろとりちょぼくじょう、水中貯木場)が存在しており、名古屋の木材取引の中心地として江戸時代の初期に開かれ、国内最大最古の「木材市場の地」として400年近い歴史を誇っていた。

木材の歴史・利用[編集]

林業の歴史
機械化以前の写真パネル、江戸時代に描かれた「木曽式伐木運材図会」(複製)、映像、昭和の時代に木材輸送のために活躍した「森林鉄道」や架線集材のジオラマも展示されている。
木材の利用
森林・林業の現状や木材利用に関するパネル、集成材等木材加工品の見本、薪ストーブや様々な樹種の木材で作った積木などで木の良さを直に感じられる展示がなされている。

展示内容[編集]

木工クラフト、ミニ椅子・マイ箸づくりも体験できる(要予約、無料)ほか、かつて水中貯木場であった"木材産業発祥の地"、熱田区(白鳥地区)の様子も確認でき、ビデオコーナーにおいては昭和初期の「伐木運材の歴史」や「白鳥貯木場」の作業風景を記録した映像を視聴することができる。

建物内部は木造大空間のホールとなっており、木の良さや林業の歴史を紹介・体感する施設であるが、児童、生徒の総合学習や企業・大学生セミナー、高齢者の生涯学習のほか、優れた音響効果も得られることから、ミニコンサートも催されるなど幅広い利活用が可能な施設となっている。

脚注[編集]

[1]

参考文献[編集]

  • 『一世紀の年輪』【名古屋営林支局開庁百周年記念出版】1992年3月5日 発行:(財)林野弘済会名古屋支部
  • 『山林』第1563号 発行:大日本山林会
  • 局広報『中部の森林』発行:中部森林管理局

外部リンク[編集]

  1. ^ 出典は林野庁中部森林管理局名古屋事務所ホームページ及び施設管理者への取材による。