熱ルミネセンス

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蛍石による熱ルミネセンス。

熱ルミネセンス(ねつルミネセンス、英語: Thermoluminescence)とは、ハロゲン塩等の結晶に光やX線や放射線等の高エネルギー線を照射後、加熱すると発光する現象である。

概要[編集]

蛍光体の種類によってはX線放射線等の高エネルギー線を照射後、加熱すると発光する現象を示す物がある。それら照射されたエネルギーによって結晶内に自由電子が発生し、これが蛍光体内に捕捉され、その状態が照射の終了後も保持される。その後、加熱により、熱エネルギーを与えることにより、結晶の格子が振動して相互作用することで補足電子が飛び出し、基底状態に戻る時に、蛍光を発する[1][2]。この発光現象は発光の継続時間により「りん光と「蛍光」に分けられているが、時間の定義は明確ではない[2]

応用例[編集]

出典[編集]

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  1. ^ 熱ルミネッセンス 原子力百科事典 ATOMICA
  2. ^ a b 小嶋芳行, 遠山岳史「熱ルミネッセンス」『Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan』第14巻第331号、無機マテリアル学会、2007年、 437-443頁、 doi:10.11451/mukimate2000.14.437NAID 130004011947
  3. ^ 仏像を科学する
  4. ^ 青木智史, 長友恒人「熱ルミネッセンス法による窯跡出土白磁片の年代測定」『奈良教育大学紀要. 自然科学』第62巻第2号、奈良教育大学、2013年11月、 9-16頁、 ISSN 0547-2407NAID 120005350134
  5. ^ 長谷川健, 渡部, 小畑直也, 豊田新「那須火山群の熱ルミネッセンス年代」『岡山理科大学古生物学・年代学研究センター事業報告』第1号、2021年3月、 55頁、 NAID 120007037412

参考[編集]

関連項目[編集]