無所属の会 (2017-)

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日本の旗 日本衆議院会派
無所属の会
代表 岡田克也
国会対策委員長 福田昭夫
成立年月日 2017年10月26日
前身政党 衆議院会派「民進党無所属クラブ」(一部)
衆議院議席数
13 / 465   (3%)
(2017年10月26日現在)
政治的思想・立場 中道[1]
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無所属の会(むしょぞくのかい)は、衆議院民進党会派

概要[編集]

2017年10月10日公示、22日投開票の第48回衆議院議員総選挙に際し民進党代表前原誠司は、民進党公認候補者の擁立をせず、東京都知事小池百合子が代表を務める希望の党に事実上合流することを決断。しかし結果として民進党衆議院は、前原の決定通り希望の党入りするグループ、新たに枝野幸男が結党した立憲民主党へ参加するグループ、両党いずれからも公認を受けず無所属として選挙区単独で立候補する者の3陣営に分裂する事態に陥った[2]。この際、無所属出馬となった民進党前職の約20名は、公示直前から民進党初代代表である岡田克也が中心となり、選挙の情報共有、相互支援のためのネットワークを組んでいた[3]

選挙後、無所属での当選を果たした民進党系衆議院議員の国会活動における受け皿を作る必要が生じたとして、26日、岡田を代表とする13名による衆議院会派無所属の会」を結成した[4]

会史[編集]

2017年10月22日の第48回衆議院議員総選挙後の25日、希望の党立憲民主党の公認を得ず無所属で当選した民進党籍の衆議院議員のうち10数名が国会内で会合し、岡田克也が代表となり衆議院で新会派を結成することを決定。民進党籍無所属当選議員たる該当者は18名おり[注 1]、希望の党入党を表明済みの党代表前原誠司を除く全員に参加を呼び掛けた[5]。岡田は「政治的なスタンスは中道[1]」「国会で活動していく上で、1人では限界がある」「野党はなるべく協力していくことが大事だ。立憲民主党や希望の党と連携する結節点になる[5]」と語った。

26日、衆議院事務局に会派届を提出。会派名は無所属の会、代表者は岡田、参加議員は全13名で、岡田のほか、安住淳江田憲司金子恵美菊田真紀子黒岩宇洋篠原孝中川正春野田佳彦原口一博平野博文広田一福田昭夫(五十音順)となった[4]。一方の不参加者は、前原のほかに、玄葉光一郎重徳和彦中島克仁鷲尾英一郎[注 2][6](五十音順)の計5名であった。また、福田が国会対策委員長に就任した[7][8]

参議院や地方組織などを含めた政党「民進党」としては、27日開催の両院議員総会で、民進党全体での希望の党への合流が撤回され、存続が決定した[9]。次の党代表には、無所属の会代表で民進党籍を保持する岡田を推挙する声が強かった[9]ものの、本人は否定した[10]。結局、30日の両院議員総会で前原が辞任し、31日の同会で実施された代表選挙で無投票により参議院議員の大塚耕平が就任した。

衆議院選挙前の民進党衆議院会派は「民進党・無所属クラブ」だったが、11月1日召集の特別国会を前に、統一会派は組まれず会派も3分裂。特別国会開会時点において13名の無所属の会は、「立憲民主党・市民クラブ」の55名[注 3]、「希望の党・無所属クラブ」の51名に次ぐ野党第3勢力の座を得た[11]。同日の内閣総理大臣指名選挙では、13名全員が大塚に投票した。

大塚体制となった11月8日の民進党両院議員総会で発足した新執行部においては、参議院議員(参議院会派は「民進党・新緑風会」)が中心となるも、無所属の会からも原口が副代表に、平野が国会対策委員長に、篠原が選挙対策委員長に就任するなどした[12][13]

民進党籍について[編集]

無所属の会結成の経緯から、結成に参加した13名は、結成時点においては全員民進党の党籍を有していた[9]

その後、菊田真紀子は、2017年10月31日に民進党へ離党届を提出し、11月2日に受理された[6]

役職[編集]

衆議院会派「無所属の会」における役職であり、政党「民進党」においての役職ではない。

代表 国会対策委員長
岡田克也 福田昭夫

所属議員[編集]

衆議院議員
安住淳
宮城5区、衆8
金子恵美
福島1区、衆2参1
福田昭夫
栃木2区、衆5
野田佳彦
千葉4区、衆8
江田憲司
神奈川8区、衆6
黒岩宇洋
新潟3区、衆3参1
菊田真紀子
新潟4区、衆6
篠原孝
長野1区、衆6
中川正春
三重2区、衆8
岡田克也
三重3区、衆10
平野博文
大阪11区、衆7
広田一
高知2区、衆1参2
原口一博
佐賀1区、衆8

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 9月7日に離党届提出、8日受理の山尾志桜里、投開票日の10月22日に立憲民主党が追加公認した逢坂誠二を除く。
  2. ^ 選挙公示日の10月10日に離党届提出、11月2日受理。
  3. ^ 国会召集日の11月1日に衆議院副議長に就任し、会派離脱した赤松広隆を含む。

出典[編集]

  1. ^ a b “岡田氏が新会派「無所属の会」…野田氏ら10人”. YOMIURI ONLINE. 読売新聞. (2017年10月25日). http://www.yomiuri.co.jp/politics/20171025-OYT1T50160.html 2017年10月29日閲覧。 
  2. ^ “民進党3分裂 希望と立憲民主、39選挙区で激突”. 産経ニュース. 産経新聞. (2017年10月10日). http://www.sankei.com/politics/news/171010/plt1710100160-n1.html 2017年10月27日閲覧。 
  3. ^ “民進の無所属組、衆院選連携へ=岡田氏中心、約20人【17衆院選】”. 時事ドットコム. 時事通信. https://www.jiji.com/jc/article?k=2017100800356&g=pol 
  4. ^ a b “岡田克也氏ら民進系無所属13人、衆院に新会派届け出 「無所属の会」”. 産経ニュース. 産経新聞. (2017年10月26日). http://www.sankei.com/politics/news/171026/plt1710260016-n1.html 2017年10月26日閲覧。 
  5. ^ a b “希望の公認受けずに当選 無所属10人で会派 代表に岡田氏:政治”. 東京新聞. (2017年10月26日). http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201710/CK2017102602000151.html 2017年11月5日閲覧。 
  6. ^ a b “菊田、鷲尾氏の離党受理=民進”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2017年11月2日). https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171102-00000099-jij-poltitle 
  7. ^ http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20171027/2856096
  8. ^ https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=685650414972487&id=100005826035922
  9. ^ a b c “再結集へ苦闘 揺れた両院議員総会”. 毎日新聞. (2017年10月27日). https://mainichi.jp/articles/20171028/k00/00m/010/147000c 2017年10月28日閲覧。 
  10. ^ “民進党、きょう代表選 岡田元代表浮上も本人否定”. 日刊スポーツ. (2017年10月31日). https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201710310000161.html 2017年11月1日閲覧。 
  11. ^ “民進系、「無所属の会」結成=13人参加、野党第3会派に”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2017年10月26日). https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171026-00000077-jij-pol 
  12. ^ . http://www.sankei.com/politics/news/171108/plt1711080027-n1.html 
  13. ^ . https://www.jiji.com/jc/article?k=2017110800748 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 民進党 - 公式YouTubeチャンネル - 「無所属の会代議士会」の動画も配信。