湯布院町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
湯布院から転送)
ゆふいんちょう
湯布院町
由布岳と久大本線
湯布院町旗
湯布院町旗
湯布院町章
湯布院町章
湯布院町旗 湯布院町章
廃止日 2005年10月1日
廃止理由 新設合併
庄内町挾間町湯布院町由布市
現在の自治体 由布市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 大分県
大分郡
市町村コード 44364-6
面積 127.77 km2
(境界未定部分あり)
総人口 11,667
(2005年6月1日)
隣接自治体 別府市宇佐市、大分郡庄内町、玖珠郡玖珠町九重町
町の木 サザンカ
町の花 サザンカ
湯布院町役場
所在地 879-5192
大分県大分郡湯布院町大字川上3738-1
座標 北緯33度15分52秒 東経131度21分20秒 / 北緯33.26442度 東経131.35558度 / 33.26442; 131.35558座標: 北緯33度15分52秒 東経131度21分20秒 / 北緯33.26442度 東経131.35558度 / 33.26442; 131.35558
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示
湯布院町側から見た由布岳。右手前の峰は飯盛ヶ城。手前の道は県道11号線

湯布院町(ゆふいんちょう)は、大分県のほぼ中央に位置し、大分郡に属していたである。町内に3箇所の温泉地がある。

2005年10月1日に郡内の挾間町庄内町と合併し、由布市(ゆふし)となり自治体としては消滅した。現在「湯布院町」という地名は、旧町域にある大字の頭に付く形で残っている。

地理[編集]

歴史[編集]

  • 1955年(昭和30年)2月1日 - 由布院町湯平村が合併し、湯布院町が発足。両者の文字を取り入れた町名となった。
  • 1966年(昭和41年)10月25日 - 昭和天皇香淳皇后第21回国民体育大会に合わせて県内を行幸啓。町内の湯布院駐屯地、湯布院青少年スポーツセンターなどを訪問[1]
  • 2005年(平成17年)10月1日 - 挾間町・庄内町と合併し、由布市となり消滅。

町名について[編集]

町名とインターチェンジは「湯布院」であるが、駅名と温泉名は「由布院」である。なお、国民保養温泉地の名称は「湯布院温泉」である(湯布院町の温泉の意で、由布院温泉の他に湯平温泉塚原温泉も含む)。

行政[編集]

町長

地域[編集]

教育[編集]

小中学校[編集]

  • 湯布院町立湯布院中学校
  • 湯布院町立由布院小学校
  • 湯布院町立塚原小学校
  • 湯布院町立湯平小学校
  • 湯布院町立川西小学校

交通[編集]

空港は大分空港が最寄り。

鉄道[編集]

※中心駅は由布院駅。

道路[編集]

高速道路
一般国道
主要地方道

高速バス[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

観光[編集]

温泉地[編集]

歓楽街を廃した町並みは「東の軽井沢、西の湯布院」といわれ、女性に人気がある。同じ温泉の町でも、歓楽街が多く、夜に賑わいをみせる別府市とは対照的な印象である。他の温泉地に見受けられる、規模の大きい旅館が存在しないのもこの町の特徴である。

その他の観光スポット[編集]

町内に数多くある小規模美術館

催事[編集]

電気[編集]

湯平村には電燈会社があった。1911年(明治44年)5月事業許可を受け[2]、10月に湯平水力電気を設立[3]。湯平川に水力発電所を建設し、1912年(大正元年)12月に事業開始した。送電区域は湯平村、北湯布村、南湯布村[2]。1913年(大正2年)9月に大分水力電気に合併される[4]

脚注[編集]

  1. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、130頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  2. ^ a b 『電気事業要覧. 第〔6〕回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ 『日本全国諸会社役員録. 第20回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ 『電気事業要覧. 第7回』(国立国会図書館デジタルコレクション)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]