湘南国際村

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湘南国際村センター
湘南国際村から望む富士山

湘南国際村(しょうなんこくさいむら)とは、神奈川県横須賀市三浦郡葉山町にまたがる、多目的区画地域である。1994年に開設。

同時に横須賀市の地名でもある。

公式ホームページでは、国際的視野に立脚した「学術研究」「人材育成」「技術交流」「文化交流」という相互に関わりの深い機能を集積した「21世紀の緑陰滞在型の国際交流拠点」と名乗っている。

地域としては葉山町側では上山口の36ヘクタール[1] 横須賀市側は湘南国際村 1 - 3 丁目などの152ヘクタールが相当する。[2] 三浦半島中央部を縦断する三浦丘陵に位置しており、山林を切り開いて造成された。域内は、居住エリア、公共施設エリア、研究・開発施設エリア、サービス施設エリアに分かれており、土地区画整理も行われている。相模湾の向こうに江ノ島富士山、伊豆半島、伊豆大島を望むことができる。

主な進出団体[編集]

維持・運営[編集]

バブル期長洲一二神奈川県知事の構想によって開発がはじまった。しかし、バブルが弾け開発者の三井不動産が開発を断念し、県へ譲渡された。[要出典] 大学企業研修所等が立地し、また住宅街が広がっている。当初、研究機関等の誘致が計画されていた土地では、森を育成する事業が行われている。

現在は葉山町が管理する公園の「湘南国際村グリーンパーク」は、当初は開発事業者が管理をしていたが、1996年に町に移管された。町では、2013年頃では湘南国際村グリーンパークの維持に年間500万円程度の予算を計上していた。第一三共が国際村に研修施設開設する際、町と協議し、2007年より5年間で計3千万円を寄付し、グリーンパークの維持管理費として充てられてきた。[3]

水道施設も横須賀市と葉山町にまたがって創設されたため、専用水道が作られた。その後、開発業者などの要望から、2001年に横須賀市に移管された。配水池は「水の広場」として解放されていたが、2018年に終了した。[4]

湘南国際村協会[編集]

株式会社湘南国際村協会は、国際村の中心的な宿泊・研修施設である湘南国際村センター(1994年開設)[5] の他、村全体を運営する。1989年に設立の第三セクター。神奈川県、横須賀市、葉山町の他、日本政策投資銀行、他企業・団体が出資する。県は2018年時点での25億円の出資金の内、10億円を出資している。[注釈 1][6]

協会は2017年度まで3期連続の赤字であり、累積の損失額が約9億円である。さらに設備等の減損を行い、損失約20億円を、25億円の出資金で解消することを決定した。協会は2015年度は赤字ながら、17年度には黒字化を見込んでいた。この赤字に関して、研修などの利用が伸びなかったことなどが原因と、協会は述べている。

交通[編集]

最寄りの鉄道駅は京浜急行汐入駅、またはJR逗子駅・京浜急行新逗子駅であり、各駅からは、京浜急行バスが路線バスを運行している。他に横浜駅より高速バスも運行されている。

道路は近隣を走る幹線道路の国道134号および県道27号逗葉新道横浜横須賀道路と接続)より県道217号(三浦半島中央道路)が接続している。

丘陵地に立地しており、接続する道路は最大斜度が8~9%となる急坂である。

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注釈[編集]

  1. ^ 神奈川県が出資する第三セクターのうち、神奈川県の出資額の比率が最も高いのが湘南国際村協会(40%)である。[6]

出典[編集]

  1. ^ 地区計画策定状況”. 葉山町 (2018年1月31日). 2018年8月20日閲覧。
  2. ^ 湘南国際村地区” (2017年7月6日). 2018年8月20日閲覧。
  3. ^ 葉山町議会 平成26年3月14日”. 葉山町 (2018年1月31日). 2018年8月20日閲覧。
  4. ^ 湘南国際村配水池(旧:よこすか水道 水の広場)”. 横須賀市上下水道局 (2018年1月29日). 2018年8月20日閲覧。
  5. ^ 湘南国際村とは”. 2018年8月20日閲覧。
  6. ^ a b “湘南国際村、3期赤字 - 県三セク - 減損減資で健全化へ”. 朝日新聞. (2018年8月24日) 

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度15分24.98秒 東経139度36分32.32秒 / 北緯35.2569389度 東経139.6089778度 / 35.2569389; 139.6089778