湖中真哉

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湖中 真哉
(こなか しんや)
生誕 1965年7月
日本の旗 大阪府
居住 日本の旗 日本
研究分野 人類学
研究機関 静岡県立大学
出身校 筑波大学第一学群卒業
筑波大学大学院
歴史・人類学研究科
博士課程単位取得退学
主な業績 グローバリゼーション
関する研究
東アフリカの牧畜民を主な
対象とするアフリカ地域研究
主な受賞歴 国際開発研究大来賞(2007年
日本学術振興会科学研究費
審査委員表彰
2015年
プロジェクト:人物伝
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湖中 真哉(こなか しんや、1965年7月 - )は、日本人類学者アフリカ地域研究グローバリゼーション研究人類学)。学位博士(地域研究)京都大学2006年)。静岡県立大学附属グローバル・スタディーズ研究センターセンター長大学院国際関係学研究科国際関係学専攻専攻長国際関係学部教授

静岡県立大学国際関係学部助教授、静岡県立大学国際関係学部准教授、静岡県立大学附属グローバル・スタディーズ研究センター副センター長などを歴任した。

来歴[編集]

生い立ち[編集]

1965年7月大阪府にて生まれた[1][2]筑波大学に進学し、第一学群の人文学類にて学んだ[3]。この頃、アフリカ音楽美術などに興味を持つとともに、アフリカ研究をしていた教員に出会ったことから、自らもアフリカ研究に取り組みたいと思うようになった[4]1989年3月に筑波大学を卒業すると、筑波大学の大学院に進学した[3]。大学院では歴史・人類学研究科に在籍し、1994年9月博士課程を単位取得退学した[2][3]。なお、後年、京都大学大学院のアジア・アフリカ地域研究研究科に博士論文を提出し、2006年3月博士(地域研究)学位を取得した[2][3][5]。論文の題は「牧畜社会における生業経済と市場経済の併存的複合化に関する研究 : ケニア中北部のサンブル社会を事例として(A study on the juxtaposition of subsistence and market economies in a pastoral society : the case of the Samburu in northcentral Kenya)」[6]

研究者として[編集]

大学院単位取得退学後、1994年10月より静岡県立大学に勤務することとなった[2][7]。静岡県立大学では国際関係学部助手として着任し、国際関係学科の講義を担当した[7]2006年4月には、静岡県立大学の国際関係学部にて准教授に昇任し、引き続き国際関係学科の講義を担当した[7]。また、静岡県立大学の大学院においては、国際関係学研究科の准教授も兼務し、国際関係学専攻の講義を担当した。その間、2005年12月、および、2010年2月には、放送大学教養学部において講師を兼任した[7]。また、2007年4月には、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所にて共同研究員を兼任することとなった[2][8]。同年10月には、国立民族学博物館の共同研究員も兼任することとなった[2][8]。さらに、2008年4月には、大阪大学のグローバルコラボレーションセンターの共同研究員も兼任することになった[8]。その後、静岡県立大学の国際関係学部にて教授に昇任し、引き続き国際関係学科の講義を担当した[1]。また、静岡県立大学の大学院においては、国際関係学研究科の教授も兼務し[1]、国際関係学専攻の講義を担当した。なお、静岡県立大学においては、2012年4月に附属グローバル・スタディーズ研究センターの副センター長に就任し、2015年4月には国際関係学専攻の専攻長に就任するなど[7]、要職を歴任した。

研究[編集]

専門は人類学であり、特にアフリカ地域研究グローバリゼーション研究といった分野の研究に取り組んでいる[9]。具体的には、グローバリゼーションの進展にともなう様々な課題について、極度の貧困とその削減、民族紛争難民環境資源メディア異文化表象、などといった多様な観点で研究、分析している。また、アフリカ地域研究にも取り組んでおり、特に東アフリカの牧畜民を対象とした研究に従事している。特に、ケニアにおいて生業経済市場経済の双方が並存する様相を分析した研究は高く評価されており、国際開発研究大来賞などが授与されている[10]。湖中は家畜地域通貨の一種と位置づけ、その市場機能を評価分析しているが、国際開発研究大来賞の審査の際にはその着眼点が大きく評価された[11]

インターネットの活用にも意欲的に取り組んでおり、マーサイなどのマー文化についての情報を集積したウェブサイト管理運営している[12][13][14]。このウェブサイトについて、湖中はインターネット上の仮想的な博物館として見立てているが、展示品を収蔵する必要がないため調査対象者の生活を損なわずに済む点や、インターネットに接続できる環境さえあれば時と場を選ばず鑑賞できる点を、実際の博物館にはない利点として挙げている[15]。このウェブサイトのコンテンツは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」(CC BY-NC-ND 2.1 JP)の下で公開されている[16]

なお、独立行政法人である日本学術振興会にて科学研究費審査委員を務めていたが、その活動が評価され2015年に表彰を受けている[17][18]

略歴[編集]

賞歴[編集]

著作[編集]

単著[編集]

寄稿[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c 「教員情報詳細」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース静岡県立大学
  2. ^ a b c d e f 「館長湖中真哉」『Virtual Museum Staff Room東アフリカ・マー系文化ヴァーチャル・ミュージアム
  3. ^ a b c d 「学歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース静岡県立大学
  4. ^ 小池美そら・原田夏実「静岡県立大学国際関係学部国際関係学科准教授湖中真哉先生」『第2回:先生の研究教えてください。:読み物/L-wave(えるウェーブ)~リビング静岡~』静岡リビング新聞社、2008年11月29日
  5. ^ 「学位」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース静岡県立大学
  6. ^ 博士論文書誌データベース
  7. ^ a b c d e 「主な経歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース静岡県立大学
  8. ^ a b c 「主な社会活動」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース静岡県立大学
  9. ^ 「専門分野」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース静岡県立大学
  10. ^ 「これまでの受賞作品」『FASID 一般財団法人国際開発機構 国際開発研究 大来賞 詳細 これまでの受賞作品』国際開発機構。
  11. ^ 廣野良吉「審査委員選評」『決定第11回「国際開発研究大来賞」』。
  12. ^ 「湖中真哉さん、東アフリカ・マー系文化のヴァーチャル・ミュージアムを公開」『湖中真哉さん、東アフリカ・マー系文化のヴァーチャル・ミュージアムを公開(2007-03-27) | ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) / アカデミック・リソース・ガイド』アカデミック・リソース・ガイド、2007年5月7日
  13. ^ 湖中真哉「開館しました!」『開館しました! - Virtual Museum of East African Maa Culture: Weblogエヌ・ティ・ティ レゾナント2007年3月27日
  14. ^ 「東アフリカ・マー系文化のヴァーチャル・ミュージアムにようこそ!」『Virtual Museum of East African Maa Culture Home東アフリカ・マー系文化ヴァーチャル・ミュージアム
  15. ^ 「どこにもなく、どこにもある博物館です」『Virtual Museum of East African Maa Culture Home東アフリカ・マー系文化ヴァーチャル・ミュージアム
  16. ^ 「お約束」『Virtual Museum Ticket東アフリカ・マー系文化ヴァーチャル・ミュージアム
  17. ^ 「平成27年度表彰者一覧」『審査委員の表彰 | 科学研究費助成事業|日本学術振興会日本学術振興会
  18. ^ 「国際関係学部教員が日本学術振興会から『科研費』審査委員表彰」『国際関係学部教員が日本学術振興会から「科研費」審査委員表彰:静岡県公立大学法人 静岡県立大学静岡県立大学2015年12月10日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]