温泉神社 (雲仙市)

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温泉神社
Unzen onsen jinja.JPG
所在地 長崎県雲仙市小浜町雲仙319
位置 北緯32度44分31.7秒
東経130度15分42.3秒
座標: 北緯32度44分31.7秒 東経130度15分42.3秒
主祭神 白日別命 外4柱
社格 旧県社
創建 伝大宝元年(701年)
本殿の様式 流造
別名 四面宮
例祭 10月29日
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温泉神社(うんぜんじんじゃ)は、長崎県雲仙市小浜町雲仙の湯町に鎮座する神社

祭神[編集]

白日別命(しらひわけのみこと)、速日別(はやひわけ)命、豊日別(とよひわけ)命、豊久土比泥別(とよくじひねわけ)命、建日別(たけひわけ)命を祀る。白日別命、豊日別命、豊久土比泥別命、建日別命の4柱は筑紫島(現九州島)4箇国(筑紫熊曽国)の別名とされ(『古事記』)、そこから「四面宮」とも称された。

由緒[編集]

雲仙においては、大宝元年(701年)(もしくは文武天皇元年(697年))に当地を訪れた行基大乗院満明寺を開山し、同時に当神社を創祀したと伝えられる[1]。以後、雲仙岳霊山として信仰し、当神社からふもとの諸村に温泉神社(四面宮)を勧請、当初は千々石吾妻有家、そして伊佐早(現諫早神社)の4か所であったが、その後も広がり現在では島原半島内には温泉神社を称する神社が十数社ある。

貞観2年(860年)に従五位下から従五位上に昇叙された「温泉神」に比定され[2]、かつては「四面宮(しめんぐう、しめのみや)」や「筑紫国魂神社」と称していた。弘安4年(1281年)の元寇に際しては元陣に一身四面の勇士が現れ、「吾は肥前国温泉社なり云々」と称したと伝える[3]

江戸時代島原藩祈願所とされ、高力家松平家等の歴代藩主の崇敬を受けた。

大正4年(1915年)に現社名に改め、翌5年県社に昇格した。

その他[編集]

現在の雲仙はもともと「温泉」と書いて「うんぜん」と呼んでいた。当社は沿革上は湯につかる「温泉」とは関連をもたないが、「雲仙神社(うんぜんじんじゃ)」ではなく「温泉神社」と呼ばれている。

脚注[編集]

  1. ^ ただし、実際に行基は雲仙まで来ていないとする見方が有力である。
  2. ^ 日本三代実録』貞観2年2月8日条。
  3. ^ 『神社名鑑』、神社本庁、昭和38年。

関連項目[編集]