渡部暁斗
| 渡部暁斗 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2008年3月 オーストリア アイゼンエルツ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 名前 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| カタカナ | ワタベ アキト | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ラテン文字 | Watabe Akito | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 基本情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 国籍 |
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| 種目 | ノルディック複合 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 所属 | 北野建設 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 使用メーカー | フィッシャー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 生年月日 | 1988年5月26日(30歳) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 生誕地 | 長野県白馬村 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 身長 | 173cm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 体重 | 60kg | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ワールドカップ戦歴 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| デビュー年 | 2005-2006シーズン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 最高成績 | 1位 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 通算成績 | 17勝(準優勝24回、3位21回) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 最終更新日:2018年6月4日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
渡部 暁斗(わたべ あきと、1988年5月26日 - )は、長野県白馬村出身のノルディック複合競技者。オリンピック2大会(2014年ソチオリンピック、2018年平昌オリンピック)個人銀メダリスト。ノルディック複合・ワールドカップ2017-18シーズン個人総合王者。同じくノルディック複合競技者の渡部善斗は実弟。妻はフリースタイルスキー、ハーフパイプ競技者の渡部由梨恵。
目次
来歴[編集]
長野県白馬高等学校在籍中の2006年トリノオリンピックに出場。
早稲田大学スポーツ科学部進学後は2009年世界選手権の団体戦(湊祐介、加藤大平、渡部暁斗、小林範仁)で、日本の14年ぶり金メダル獲得に貢献した。
2010年1月、ノルディック複合・ワールドカップ(W杯)オーストリア・ゼーフェルト大会で3位となり、初めてW杯個人戦の表彰台に登った。2月にはバンクーバーオリンピックに出場し、個人(ラージヒル)では日本勢最高の9位。
ソチオリンピックシーズンまで[編集]
大学卒業後は、北野建設に所属。
2011/12シーズンは序盤から好調で、ワールドカップ開幕戦の フィンランド・クーサモ大会でW杯自己最高順位となる2位。12月のゼーフェルト大会でも同順位に入ると、2月5日 イタリア・ヴァル・ディ・フィエンメ大会で念願の初優勝を果たした。日本人のW杯優勝は2004年3月の高橋大斗以来4人目である。その後も好調を維持し、このシーズンは4勝を挙げて最終戦まで総合優勝の可能性を残した。結局ジャゾン・ラミー=シャプイ(フランス)に優勝は譲ったものの、日本人としては1995/96シーズンの荻原健司以来のW杯総合2位という快挙を果たした。
2012-13シーズンは世界選手権で出場4種目中3種目で4位と表彰台をあと一歩で逃し続け、「(4位が)僕の居場所という感じですね」とコメントを残すなど悔しさを味わった[1]。しかし、世界選手権後はW杯で2大会連続で2位に入り、うち3月15日のノルウェー・オスロ大会では弟・善斗も3位に入り、1995年の荻原兄弟以来となる日本人の兄弟選手によるW杯表彰台獲得を果たした。シーズン個人総合では3位。
2013-14シーズンは夏から好調な滑り出しを見せ、サマーグランプリでは初の総合優勝を果たした。オリンピック前のW杯では優勝こそなかったものの、第2戦・リレハンメル大会の2位をはじめ、3位が4回、出場10戦全てで8位以内に入る安定感を見せた。年末にインフルエンザを発症するアクシデントはあったものの、オリンピック前最後のW杯となったオーベルストドルフ大会でも3位に入り、個人総合2位と好調を維持してオリンピック本番を迎えた。
2014年ソチオリンピックでは初戦の個人ノーマルヒルで、前半ジャンプでトップだったエリック・フレンツェル(ドイツ)から6秒差の2位につけると、後半クロスカントリーではフレンツェルと共にトップ集団を形成。終盤までフレンツェルと互いにトップに出ながら激しく競り合い、スタジアムに入ったところで仕掛けたフレンツェルのスパートに離されたものの、4.2秒差で2位に入り銀メダルを獲得した。オリンピックでのノルディック複合の個人でのメダルは、1994年リレハンメルオリンピックで銀メダルを獲得した河野孝典以来20年ぶり2人目[2]。次の個人ラージヒルでも2個目のメダルが期待されたが、終盤クロスカントリーでの転倒が響いてしまい6位入賞に留まった。団体戦(ラージヒル)は5位入賞だった。
五輪後のW杯では、最終戦・ファルン大会でシーズン初勝利(通算5勝目)をあげた。個人総合では1試合のみ22位に沈んだ大会が有ったため五輪前の総合2位から順位を落としたが、2シーズン連続で3位入賞。
平昌オリンピックシーズンまで[編集]
2014-15シーズンは個人第1戦のルカ大会で4位となるスタート。1月4日のショーナッハ大会で2位となり、シーズン初の表彰台を獲得。2月にファルンで開催された世界選手権では個人・団体とも表彰台獲得はならなかったが、世界選手権後のW杯では2勝をあげ(通算7勝)、W杯個人総合では3シーズンぶりの2位となった。
2015-16シーズンは初戦のリレハンメル大会で2位でスタートすると、優勝こそなかったが、自身最多のシーズン8度の準優勝、4度の3位など安定した成績を残し、2年連続の総合2位となった。
2016-17シーズンは世界選手権直前の札幌大会第2戦で2シーズンぶりに優勝すると、世界選手権直後のオスロ大会でも優勝し、最終的に総合3位となり6シーズン連続で総合順位3位以内に入った。世界選手権ではラージヒル個人で銀メダルを獲得すると、弟・善斗とペアで出場した団体スプリントで銅メダルを獲得した。世界選手権での個人メダルは自身初、団体スプリントでのメダル獲得は日本勢初だった。
2017-18シーズンはフィンランド・ルカでのW杯開幕戦で3位となると、翌日の第2戦でシーズン初勝利をあげW杯通算10勝に到達。1月26日からオーストリア・ゼーフェルトにおいて3日間連続で行われた3試合で自身初の3連勝を達成し、自己最多の1シーズン4勝に到達。また、トリプル(3試合の総合成績で優勝を争う)でも優勝した[3]。さらに2月3日の白馬大会でも優勝し、4連勝を達成。
2018年平昌オリンピックでは3種目に出場。個人ノーマルヒルはジャンプで105.5メートルの飛躍で首位と38秒差の3位となると、後半クロスカントリーでは前回ソチオリンピック金メダリストのフレンツェルとのデッドヒートとなった。終盤、フレンツェルのスパートに振り切られたが、オリンピック2大会連続での銀メダルを獲得。ラージヒルは前半のジャンプで134メートルを記録して首位に立ったが、後半クロスカントリーでは互いに風よけとなるなど協力しながら追い上げてきたヨハネス・ルゼック、ファビアン・リースレ、エリック・フレンツェルのドイツ勢3人をかわしきれず、5位に終わった。団体はジャンプで3位につけたが、クロスカントリーの中盤でメダル争いから脱落し、4位だった。オリンピック後、2月2日のW杯予選で肋骨を骨折したまま出場していたことが明らかになった[4]。
オリンピック後のW杯では3月10日のオスロでシーズン5勝目をあげると、その後も安定して上位の成績を残し、3月18日の第20戦クリンゲール大会で3位に入った時点で、残り2戦を残して総合優勝が決定した。日本勢の個人総合優勝は1994-95シーズンの荻原健司以来で2人目である。さらに3月24日、25日のショナッハ大会で連勝し、荻原を上回る日本人最多シーズン7勝をあげてシーズンを締めくくった。
主な戦績[編集]
オリンピック[編集]
- 2006年トリノオリンピック(
イタリア)
- 個人スプリント19位
- 2010年バンクーバーオリンピック(
カナダ)
- 個人(グンダーセン、ノーマルヒル)21位
- 個人(グンダーセン、ラージヒル)9位
- 団体6位(加藤大平、高橋大斗、渡部暁斗、小林範仁)
- 2014年ソチオリンピック(
ロシア)
- 個人(グンダーセン、ノーマルヒル)2位

- 個人(グンダーセン、ラージヒル)6位
- 団体5位(永井秀昭、湊祐介、渡部善斗、渡部暁斗)
- 個人(グンダーセン、ノーマルヒル)2位
- 2018年平昌オリンピック(
韓国)
- 個人(グンダーセン、ノーマルヒル)2位

- 個人(グンダーセン、ラージヒル)5位
- 団体4位(渡部善斗、永井秀昭、山本豪、渡部暁斗)
- 個人(グンダーセン、ノーマルヒル)2位
ノルディックスキー世界選手権[編集]
- 2007年札幌(
日本)
- 個人スプリント31位、個人グンダーセン35位、団体8位
- 2009年リベレツ(
チェコ)
- 2011年オスロ(
ノルウェー)
- 個人ノーマルヒル5位、団体ノーマルヒル6位、個人ラージヒル13位、団体ラージヒル5位
- 2013年ヴァル・ディ・フィエンメ(
イタリア)
- 個人ノーマルヒル9位、団体ノーマルヒル4位、個人ラージヒル4位、団体スプリント4位
- 2015年ファールン(
スウェーデン)
- 個人ノーマルヒル6位、団体ノーマルヒル6位、個人ラージヒル7位、団体スプリント6位
- 2017年ラハティ(
フィンランド)
FISワールドカップ[編集]
- 初出場 2006年3月18日 日本・札幌大会マススタート
| 個人総合成績(※2016/17シーズン終了時点) | ||||
|---|---|---|---|---|
| シーズン | 総合 | 優勝 | 準優勝 | 3位 |
| 2005/06 | 47位 | 0回 | 0回 | 0回 |
| 2008/09 | 38位 | 0回 | 0回 | 0回 |
| 2009/10 | 18位 | 0回 | 0回 | 1回 |
| 2010/11 | 11位 | 0回 | 0回 | 0回 |
| 2011/12 | 2位 | 4回 | 3回 | 2回 |
| 2012/13 | 3位 | 0回 | 5回 | 1回 |
| 2013/14 | 3位 | 1回 | 2回 | 4回 |
| 2014/15 | 2位 | 2回 | 2回 | 1回 |
| 2015/16 | 2位 | 0回 | 8回 | 4回 |
| 2016/17 | 3位 | 2回 | 1回 | 4回 |
| 2017/18 | 1位 | 8回 | 3回 | 4回 |
| 合計 | --- | 17回 | 24回 | 21回 |
| ワールドカップ表彰台 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| シーズン | 開催日 | 開催地 | 種目 | 成績 | |
| 2009-10 | 2010年1月30日 | HS100/10.0km | 3位 | ||
| 2011-12 | 2011年11月25日 | HS142/10.0km | 準優勝 | ||
| 2011年11月26日 | HS142/10.0km | 3位 | |||
| 2011年11月26日 | HS109/10.0km | 準優勝 | |||
| 2012年2月5日 | HS134/10.0km | 優勝(1) | |||
| 2012年2月10日 | HS140/10.0km | 3位 | |||
| 2012年2月11日 | HS140/10.0km | 準優勝 | |||
| 2012年2月18日 | HS140/10.0km | 優勝(2) | |||
| 2012年2月26日 | HS134/10.0km | 優勝(3) | |||
| 2012年3月9日 | HS106/10.0km | 優勝(4) | |||
| 2012-13 | 2013年1月6日 | HS106/10.0km | 準優勝 | ||
| 2013年1月12日 | HS118/10.0km | 3位 | |||
| 2013年2月9日 | HS140/10.0km | 準優勝 | |||
| 2013年2月10日 | HS140/10.0km | 準優勝 | |||
| 2013年3月8日 | HS130/10.0km | 準優勝 | |||
| 2013年3月15日 | HS134/10.0km | 準優勝 | |||
| 2013-14 | 2013年12月7日 | HS100/10.0km | 準優勝 | ||
| 2013年12月8日 | HS138/10.0km | 3位 | |||
| 2013年12月21日 | HS106/10.0km | 3位 | |||
| 2013年12月22日 | HS106/10.0km | 3位 | |||
| 2014年1月26日 | HS137/10.0km | 3位 | |||
| 2014年2月28日 | HS130/10.0km | 準優勝 | |||
| 2014年3月15日 | HS100/10.0km | 優勝(5) | |||
| 2014-15 | 2015年1月4日 | HS106/10.0km | 準優勝 | ||
| 2015年1月18日 | HS109/15.0km | 3位 | |||
| 2015年1月24日 | HS134/10.0km | 準優勝 | |||
| 2015年3月6日 | HS130/10.0km | 優勝(6) | |||
| 2015年3月14日 | HS134/15.0km | 優勝(7) | |||
| 2015-16 | 2015年12月5日 | HS138/10.0km | 準優勝 | ||
| 2016年1月23日 | HS118/10.0km | 3位 | |||
| 2016年1月24日 | HS118/10.0km | 3位 | |||
| 2016年1月29日 | HS100/10.0km | 準優勝 | |||
| 2016年1月30日 | HS100/10.0km | 準優勝 | |||
| 2016年1月31日 | HS100/10.0km | 準優勝 | |||
| 2016年2月9日 | HS134/10.0km | 準優勝 | |||
| 2016年2月10日 | HS140/10.0km | 準優勝 | |||
| 2016年2月19日 | HS130/10.0km | 準優勝 | |||
| 2016年2月21日 | HS130/10.0km | 3位 | |||
| 2016年2月23日 | HS130/10.0km | 準優勝 | |||
| 2016年3月5日 | HS106/10.0km | 3位 | |||
| 2016-17 | 2016年11月27日 | HS142/10.0km | 3位 | ||
| 2017年1月15日 | HS134/10.0km | 3位 | |||
| 2017年1月21日 | HS118/10.0km | 3位 | |||
| 2017年2月10日 | HS137/10.0km | 準優勝 | |||
| 2017年2月11日 | HS137/10.0km | 優勝(8) | |||
| 2017年3月11日 | HS134/10.0km | 優勝(9) | |||
| 2017年3月19日 | HS106/10.0km | 3位 | |||
ノルディックスキージュニア世界選手権[編集]
- 2005年
フィンランド・ロヴァニエミ大会 スプリント50位 団体8位 - 2006年
スロベニア・クラーニ大会 個人スプリント2位 個人グンダーセン7位 団体11位 - 2007年
イタリア・タルヴィージオ大会 スプリント18位 グンダーセン19位 団体7位 - 2008年
ポーランド・ザコパネ大会 スプリント4位 グンダーセン13位 団体13位
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ 世界ノルディック:「僕の居場所…」渡部暁また4位 Archived 2014年2月22日, at the Wayback Machine. 毎日新聞 2013年3月3日閲覧
- ^ 渡部暁斗 ノルディック複合で銀メダル! 複合では20年ぶり スポーツニッポン 2014年2月12日閲覧
- ^ 渡部暁斗、日本勢初3日連続V「余力を残した状態で走り切れた」スポーツ報知2018年1月29日
- ^ 銀メダリスト渡部暁、骨折して五輪出場=直前のW杯で〔五輪・ノルディック複合〕時事通信 2018年2月23日
外部リンク[編集]
- 公式ブログ
- Akito Watabe (WTBAKT) - Twitter
- 日本オリンピック委員会によるプロフィール
- 渡部暁斗 - 国際スキー連盟のプロフィール (英語)
- 渡部暁斗 - バイオグラフィーとオリンピックでの成績(Sports Reference)(英語)
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