桂三度

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桂 三度
Sando Katsura IMG 7522 20130831.JPG
第33回彦八まつりにて(2013年8月31日)
本名 渡邊 鐘
ニックネーム ナベアツ、あつむ、ナベちゃん
生年月日 1969年8月27日(47歳)
出身地 日本の旗 日本 滋賀県高島郡安曇川町(現・高島市
血液型 B型
身長 174cm
方言 大阪弁
最終学歴 京都産業大学経営学部中退
師匠 桂文枝 (6代目)(落語家として)
出身 吉本総合芸能学院 (NSC) 大阪校10期
コンビ名 ジャリズム(解散)
相方 オモロー山下(元相方)
芸風 漫才(ボケ)
コント漫談パフォーマンス
上方落語
立ち位置
事務所 よしもとクリエイティブ・エージェンシー
活動時期 1991年 -
同期 ココリコ
劇団ひとり
メッセンジャー など
現在の代表番組 なべあちっ!
Y.A.P.P.Y.
他の活動 放送作家落語家
配偶者  既婚
公式サイト 公式ブログ
受賞歴
2008年 R-1ぐらんぷり3位
2008年 GQ Men of the Year

桂 三度(かつら さんど、本名:渡邊 鐘〈わたなべ あつむ〉、1969年8月27日 - )は、日本落語家お笑いタレント滋賀県高島郡安曇川町(現・高島市)出身[1]よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京吉本)所属。吉本総合芸能学院 (NSC) 大阪校10期生。

1991年より漫才コンビ、ジャリズムボケ担当・渡辺 あつむ(わたなべ あつむ)として活動し、1998年のジャリズム解散以降は主に放送作家として活動。2004年のジャリズム再結成以降漫才師として復帰し、並行して「3の倍数と3が付く数字のときだけアホになります」とするピン芸ネタを中心とした活動を世界のナベアツ(せかいのナベアツ)名義でも行う。2011年に再びジャリズムを解散させ、落語家に転身し現高座名に改名。上方落語協会会員。

来歴[編集]

  • 1991年11月 - 山下しげのりと漫才コンビ『ジャリズム』を結成。
  • 1998年 - ジャリズムを一度解散し放送作家としての活動を始める。
  • 2003年10月 - 千原兄弟のコントライブ『プロペラを止めた、僕の声を聞くために。』に出演。
  • 2004年2月 - ルミネtheよしもとにて「元ジャリズム祭り」を開催し再結成を宣言。『登龍門F』(フジテレビジョンで2004年5月4日放送)を皮切りにコンビ、ピン芸人としてもさまざまなテレビ番組に出演するようになる。
  • 2007年12月17日放送の『爆笑レッドカーペット』にて第5回レッドカーペット賞を受賞。
  • 2008年 - R-1ぐらんぷり決勝大会に進出。決勝3位となり、一気にブレイク。反対に山下は1回戦敗退だった。GQ MEN OF THE YEAR 2008を受賞[2]
  • 2009年2月11日 - 竹馬アイドルユニット・紫SHIKIBUとしてCDデビュー。
  • 2011年2月 - 落語の修業に取り組むため、再びジャリズムを解散すると報じられる[3]
  • 2011年3月2日 - 桂三枝(現・六代桂文枝)に弟子入りする[4]。5月24日に発表された高座名は「桂三度」となった[5]
  • 2012年1月3日 - 東京都港区の品川プリンスホテルにて開催された『新春! しながわ寄席』で落語家:桂三度として初高座に上がった[6][7]。その一方で、落語家としての活動に専念するために、放送作家としての活動を同年末で休止している[8]
  • 2013年 - 5年振りに出場したR-1グランプリで、「桂三度」名義では初めて、自身では2度目、落語家では大会史上10年振り・3人目[9]の決勝進出。しかし、師匠の六代桂文枝が審査員に名を連ねていた決勝では、Bブロックの3位に終わった。

人物[編集]

結三柏は、桂文枝一門の定紋である。
  • 身長174cm、血液型はB型。既婚。
  • ピン芸人(世界のナベアツ)と落語家(桂三度)の顔を合わせ持つマルチタレント。放送作家として携わった番組では本名の「渡辺鐘」をそのまま使うなど、キャリアに応じて名義を使い分けている。
  • ますだおかだ増田英彦とは同じ守口市立梶中学校の同級生だが、同級生曰く、増田と比べて影が薄かったという[10]。中学3年で引っ越しする。芸歴は増田の方が1年後輩であるが、同級生であるため、プライベートでも仕事場でも「あつむ」と呼ばれている。中川家も同じ中学校で、渡辺の弟中川礼二と同級生。
  • もともとジャリズム結成前から夢中になっていた『スクール☆ウォーズ』(TBS)や『東京湾ブルース』(テレビ朝日)などのテレビドラマなどを、コントのネタにして書きためていた。放送作家時代には、コントを披露するバラエティ番組に携わる機会が多かったことから、「コント作家」とも呼ばれていた。
  • 第1次ジャリズム時代は「声がデカい」ということで有名であったが、放送作家専業時代のラジオでは出演者に配慮してボソボソとしゃべることも多かった。兼業である現在は比較的自由に話していることが多く、長く関わっている『雨上がり決死隊べしゃりブリンッ!』では第3の出演者といえるほどである。
  • コントでは声色を使い分けて多彩なキャラクターを演じている。素は芯のある声質で、それを活かしたネタも多い。例えばジャリズムの代表的なコント「葬式DJ」は、渡辺がリアリティ溢れるDJを違和感なく演じることで成立している。
  • 上方落語に傾倒している。2011年3月2日、桂三枝(現・六代桂文枝)に18番目(廃業した弟子を含めると22番目)の弟子として入門し、同年秋から本格的に落語家として修業を始めることになった。本人によれば、落語家への転身という夢を10年間持ち続け、初監督映画『さらば愛しの大統領』公開後に桂三枝への弟子入りを決意したという[11]
  • 落語家としての高座名「桂三度」は姓の渡辺の「渡」を三と度にバラしたもの[12]。他の候補「桂三」は「ちょっと落語家らしくない」、ナベアツとしてのネタ「3の倍数と3が付く数字のときだけアホになります」から「桂三乗」を考えたが桂二乗が既に存在している、「桂三〇九(サンマルク)」という案もあったが「サンマルクという顔ではない」としていずれも名付けた三枝が没にした[12]

世界のナベアツ[編集]

ジャリズム再結成後はシルバースーツにチョビという出で立ちで登場するようになり、ネタ中に事あるごとに「世界のナベアツ」と自称するようになる。

この「世界のナベアツ」のキャラクターで2007年後半からネタ番組(「あらびき団[13]、「爆笑レッドカーペット」など)に出演するようになる。

なお、落語家転身後は髭を剃っているが、ギャグは封印していない。

主な持ちネタ&ギャグ[編集]

  • 3倍数と3が付く数字のときだけアホになります
    • 最も代表的なネタ。Fizz Buzzと呼ばれる昔からある言葉遊びと同様の規則性で、1から順に数を数えながら3の倍数と3の付く数字では「さぁーん!」と奇声を発し、同時に「アホになる」顔芸をするもので、アホな顔の作り方は「自分の耳に噛み付くイメージ」をしているとの事。他にも以下のようなバリエーションがある。
      • 3の倍数と3が付く数字だけアホになり、5の倍数だけ犬っぽくなります
      • 3の倍数と3が付く数字だけアホになり、8の倍数だけ人探しをしてる感じになります
      • 3の倍数と3が付く数字だけ憤りを感じます
      • 3の倍数と3が付く数字だけアホになり、8の倍数だけ気持ちよくなります
      • 3の倍数と3が付く数字だけアホになり、8の倍数だけ媚びへつらいます
      • 3の倍数と3が付く数字だけアホになり、5の倍数だけナルシストになります
      • 生身のナベアツがまず3の倍数と3が付く数字だけアホになり、モニターに映ったナベアツがそれ以外の数字でアホになります(擬似的なコンビ芸)
      • 3の倍数と3が付く数字だけアホになり、8の倍数だけ青春します
      • 3の倍数と3が付く数字だけアホになり、9の倍数で正気に戻ります
      • 3の倍数と3が付く数字だけアホになり、8の倍数のときに寝起きドッキリになります
      • 3の倍数と3が付く数字だけアホになり、8の倍数のときにクイズ番組に出てる感じになります など
    • このネタが誕生したきっかけは、とある駅ビルの床のマスを1個1個数えながら歩いていたらそのマス目が3つおきにアホみたいな明るいどどめ色で、アホな色の時だけアホな声で数えてみたらネタに使えると採用され完成した。アホの声は初期は甲高い声だったが、後に子供みたいな声になった。
    • 通常は40で終わるが、40以降も続く場合は「3の倍数と3が付く数字のときだけアホになり(**の倍数で**になって)xxまでいきます(例:3の倍数と3が付く数字だけアホになり、5の倍数だけ犬っぽくなって1000までいきます)」という。最高は2000まで数えたこともある(これに関しては後述の「エピソード」を参照)。
    • 2008年2月5日に関西テレビで放送された『オッチモ!』の「お笑い化学反応バラエティ ザ・ケミストリー」で、このネタが外国人に笑ってもらえるのか試す企画を行い、英語フランス語スペイン語の3か国語で披露した。
    • 「桂三度」に改名後の2012年11月から担当している『パテナの神様!』(MBSテレビ)のナレーションでも、"3"が入った数字を紹介するたびに、「世界のナベアツ」時代の口調でその数字を強調している。
  • QUEENフレディ・マーキュリーものまねでものまねパブのオーディションを受ける男[14]
  • T-BOLANを知らない子供達(ジローズの「戦争を知らない子供たち」の替え歌
  • 声カッター
    • 犬の鳴き声のように甲高い声を出して風船を割ろうとするもの。最終的に鏡の反射を利用して割ろうとするが、当然成功しない。
  • ultra soulに助けてもらう
  • 正しく読まナイト
    • モニターに映された様々にアレンジされた手書きの文字をアレンジされた通りに演じて正しく読むもの。
  • 九九を熱演
  • 泣いてるか笑ってるかクイズ など
  • OMORO!(オモロー)
    • 「面白い」と言う意味の「OMORO!」を、ネタの最初(「これから面白いこと、すなわちOMORO!なことをします」といって芸を始める)と最後に、決め台詞として発言していた。元々このセリフは相方の山下しげのり(現・オモロー山下)が最初に生み出したものである(山下しげのりを参照)。他のネタでウケが悪かったときに「ウケなかったけど、OMORO!」と無理やり締めることもあった、落語家転身の際このギャグは山下本人に返上する形で封印した。
  • ギャグ「ブッカーケ」
    • 考案は山下の母親。

出演[編集]

バラエティ[編集]

以下の番組では、出演期間中に名義を「世界のナベアツ」から「桂三度」に変更。

以下の番組には、名義を「桂三度」に変更した後にレギュラーで出演。

CM[編集]

ドラマ[編集]

映画[編集]

アニメ[編集]

日本語吹き替え[編集]

ラジオ[編集]

お笑いライブ等[編集]

写真集[編集]

  • 世界のナベアツ写真集『3の倍数と3がつくページだけアホになります』[18](2008年6月13日、ワニブックス

ミュージックビデオ[編集]

放送作家として関わっていた番組[編集]

テレビ[編集]

ラジオ[編集]

映画監督としての作品[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 少年期を大阪府守口市で過ごす。
  2. ^ 過去のMen of the Year受賞者たち【国内編】”. GQ JAPAN. 2014年11月21日閲覧。
  3. ^ 世界のナベアツ、芸名も捨て落語家転身! - サンケイスポーツ 2011年2月28日
  4. ^ 世界のナベアツさん、落語家転身 桂三枝さんに弟子入り”. 朝日新聞 (2011年3月2日). 2011年3月2日閲覧。
  5. ^ 落語家転身 世界のナベアツ、高座名は「桂三度」に決定 - オリコンキャリア 2011年5月24日
  6. ^ 「世界のナベアツ」改め桂三度が高座デビュー スポーツ報知 2012年1月3日閲覧
  7. ^ 高座デビューを果たした桂三度に、三枝「見事だったと思います」 よしもとニュースセンター 2012年1月3日閲覧
  8. ^ 2013年3月1日に『上泉雄一のええなぁ!』へ出演した際に初めて公表。
  9. ^ 自身と同じく、ピン芸人から落語家に転身した三遊亭こうもり(旧名・末高斗夢)も同時に決勝大会へ進出。それ以前の決勝進出者は、第1回大会(2002年)の笑福亭三喬のみである。
  10. ^ 2008年7月17日「全国一斉!日本人テスト
  11. ^ 世界のナベアツ 落語家転身!師匠は“三”枝”. スポーツニッポン (2011年3月3日). 2011年3月8日閲覧。
  12. ^ a b お笑いナタリー-師匠・三枝が命名、世界のナベアツ高座名が桂三度に決定
  13. ^ 「あらびき団」初出演の時はまだ『ジャリズム渡辺鐘』名義で、2回目の出演から『世界のナベアツ』となった。
  14. ^ 私生活では、QUEENばかり聞いている(〜ジョーデキ!POP COMPANY〜POP屋芸人マンションより)
  15. ^ 坂上忍の勝たせてあげたいTV 全日本選抜競輪GⅠ|番組表|日本テレビ
  16. ^ フジテレビ
      • トップページ→バラエティ→なべあちっ!
      • トップページ→DVD・ビデオ→なべあちっ!
  17. ^ “東海ラジオ:宮地佑紀生の後番組決まる 彦摩呂、桂三度、流れ星らが日替わりパーソナリティー”. MANTANWEB. (2016年7月20日). http://mantan-web.jp/2016/07/20/20160720dog00m200020000c.html 2016年7月21日閲覧。 
  18. ^ 満足度は「ひゃく"さん"じゅっぱ~!」 - 世界のナベアツ、初の写真集を出版”. マイナビニュース. 株式会社 マイナビ (2008年6月22日). 2015年8月29日閲覧。

外部リンク[編集]