深草駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
深草駅*
深草駅東口
深草駅東口
ふかくさ
Fukakusa
KH32 藤森 (0.8km)
(0.5km) 伏見稲荷 KH34
所在地 京都市伏見区深草ススハキ町38番地
駅番号 KH  33
所属事業者 京阪電気鉄道
所属路線 京阪本線
キロ程 44.1km(淀屋橋起点)
電報略号 深(駅名略称方式)
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
10,451人/日
-2016年-
開業年月日 1910年明治43年)4月15日
備考 ホームの有効長は7両
* 開業8ヵ月後に稲荷駅から改称
テンプレートを表示
深草駅 配線図

藤森駅

STRg STRf
STR+l ABZgr ABZgl STR+r
STR+BSl STR+BSr STR+BSl STR+BSr
STR+BSl
STR+BSl
STR+BSr
STR+BSr
STR+BSl STR+BSr STR+BSl STR+BSr
STRl ABZg+r ABZg+l STRr
KRWgl KRWg+r
STRg STRf

伏見稲荷駅

西口
改札口
ホーム
旧西口(2008年1月24日撮影)

深草駅(ふかくさえき)は、京都府京都市伏見区深草ススハキ町にある、京阪電気鉄道京阪本線。駅番号はKH33

龍谷大学深草学舎の最寄り駅であり、ホーム上の駅名標の横には「龍谷大学前 RYUKOKU UNIVERSITY」と書かれた案内標が掲げられている。

歴史[編集]

創業時から車庫が併設された拠点駅で、1917年(大正6年)には隣接する深草車庫の検車庫・事務所、留置車両10数両が全焼する火災が発生している。戦争中の一時期、急行停車駅であった。戦後、列車無線基地局が設置される。東福寺変電所の改修工事では移動変電所が配置された。1960年代末より、橋上駅舎への建て替えと、留置線スペースを転用したホームおよび待避線の延長が実施された。1980年昭和55年)3月の淀車庫の完成により深草車庫は廃止され、駅東側に留置線2本が残されたが、のちに1線を撤去してホームが拡張された。2010年代に入り、橋上駅舎のバリアフリー設備設置工事も兼ねた建て替えが開始され、2016年(平成28年)3月末より2代目橋上駅舎の使用が開始された、旧橋上駅舎が解体撤去が完了し、すべての工事が終わるのは2016年12月が予定されている[1]

橋上駅舎の建て替え工事[編集]

2000年代までの駅舎はバリアフリー設備はなく西口と改札階を結ぶスロープがあるだけ、また待避線(1番線・4番線)は8両編成の列車が待避可能ながらホーム有効長は7両分しかなかった。これは、

  1. ホームの幅が狭いために、橋上駅舎への階段を出町柳寄りホーム端部に設置せざるを得ないことから1両分のホームの用地が犠牲になっている
  2. ホーム南側は京都府道201号中山稲荷線(通称「第1軍道」)の古い跨線橋が覆う形となっている

という二つの理由で8両編成分のホームへの延伸ができず、またホームの狭さゆえにバリアフリー設備の設置が困難だったことによる。これを解消するため、国土交通省の鉄道駅総合改善事業による補助を受けて、京都市が車椅子対応のエレベーターなどのバリアフリー設備の設置を計画した[2]。2014年度着工・工期約3年で従来の駅舎の南側にエレベーター4基を持つ新橋上駅舎を新築することが決定、それに併せてホーム幅も2m拡張される[3]。なお工事の事業主体は京阪グループ第三セクターである中之島高速鉄道となり、実際は京阪が受託する形で行われる[4]

沿革[編集]

  • 1910年明治43年)
  • 1943年昭和18年)10月1日 - 会社合併により京阪神急行電鉄(阪急電鉄)の駅となる。
  • 1944年(昭和19年)7月16日 - 急行停車駅となる[6]
  • 1946年(昭和21年)2月15日 - 急行運転が復活するも急行は通過駅になる[7]
  • 1949年(昭和24年)12月1日 - 会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
  • 1963年(昭和38年)11月16日 - 駅の移設工事に伴い隣接する車庫線の一部を廃止[8]
  • 1964年(昭和39年)3月15日 - 駅を現在の位置に移設、5月15日新駅舎の使用を開始[9][5]
  • 1971年(昭和46年)8月15日 - 橋上駅舎化[5]
  • 1980年(昭和55年)3月17日 - 隣接する深草車庫の廃止。
  • 1987年(昭和62年)12月25日 - ホーム・階段の幅を1メートル拡張。この用地確保のため、東側に残っていた留置線2本のうち1本を撤去[5][10]
  • 1988年(昭和63年)8月28日 - 自動改札機設置[11]
  • 2011年(平成23年)12月17日 - ホームに異常通報装置を設置[12]
  • 2015年(平成27年)
    • 2月下旬 - 駅舎建て替え工事に関連した出町柳行プラットホームの拡幅工事が完成[13]
    • 5月15日17日 - ホーム幅の拡張工事に伴い4番線の使用を中止[14]、淀屋橋方面ホーム最大2メートル拡幅される[13]
  • 2016年(平成28年)
    • 3月19日 - ダイヤ改正で日中の普通電車の運用が無くなり、準急のみ停車する時間帯が生まれた。
    • 3月31日 - 橋上駅舎および自由通路のバリアフリー化(建替え)工事が完了し、新橋上駅舎の使用を開始[1]
    • 6月11日 - 前日で定期券販売を終了した伏見稲荷駅に代わり、自動定期券発行機を設置[15]
    • 同年末(予定) - 既存の橋上駅舎および自由通路を撤去し、ホーム延伸工事が完成予定[1]

駅構造[編集]

島式2面4線のホームを持つ、待避設備を備えた橋上駅である。橋上駅舎はホームの出町柳寄りに設けられている。改札口は1ヶ所のみで、東西に出入口がある。かつては駅のホーム屋根の柱は「深草」に合わせて『深緑色』に塗られていたが、新駅舎に完成に合わせてグレー系に塗りなおされた。

2016年3月末より新駅舎が使用開始[1]され、車椅子対応のエレベーターが4基、オストメイト対応の多目的トイレも設置され、照明設備はLED化された。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1・2 京阪本線 上り 三条出町柳方面
3・4 下り 中書島枚方市淀屋橋中之島線方面
  • 内側2線(2番線と3番線)が主本線、外側2線(1番線と4番線)が待避線である。

特徴[編集]

  • 待避設備があるため、発車メロディが導入されている。当駅を含む主要駅の発車メロディを順序良く繋ぐと、一つの曲として成立する。
  • 駅構造の項で記したように、かつてこの駅に車庫が併設されていた。その名残からか、列車の行き先表示幕には、現在使われることのない「深草」幕が入っている。深草駅までの列車は1987年(昭和62年)まで存在していた。
  • 2008年平成20年)10月18日までは朝・夕ラッシュ時は大半の普通列車がK特急・特急・急行の待避を行っていた。特急・急行に2本まとめて抜かれる場合もあった。(2003年9月以前は、日中でも普通列車は一度に特急・急行まとめて抜かれていた)。
  • 2008年10月19日改正以降は、当駅で待避する普通・準急列車は激減した。朝や夕方は、回送列車が当駅で特急・快速急行を待避することが多い(待避線自体の有効長は8両分あるので、8連の回送列車は待避可能)。なお、正月ダイヤでは例年、日中でも下り普通が下り特急を待避する。
  • 駅舎の建て替え工事の竣工で8連の停車は可能になるが当駅以外にも京都市内の京阪本線の駅では、東福寺駅伏見桃山駅も駅の前後が踏切に挟まれており、大規模な工事を行わない限りは、中書島駅以北の準急・普通のみ停車駅の8連対応は困難である。
  • 駅舎の建て替えに合わせて駅北西側に変電所の新設工事が開始されている[16]

利用状況[編集]

2009年11月10日の乗降人員は10,963人である[17]。近年の1日あたり利用客数の推移は下記の通り[18][19]

年度 乗降人員 乗車人員
2007年 11,378 5,773
2008年 11,566 5,803
2009年 11,584 5,778
2010年 10,978 5,463
2011年 11,597 5,770
2012年 10,823 5,460
2013年 11,838 6,033
2014年 10,131 5,255
2015年 11,946 6,052
2016年 10,451 5,405

駅周辺[編集]

東口前
西口前

東側入り口前に飲食店が数軒あり、JR奈良線の踏切を渡った先には五百羅漢の石仏で知られる石峰寺・京都最古の多宝塔の残る宝塔寺がある。

西側入り口前に自転車置き場と有料駐車場がある。

バスのりば[編集]

京阪深草駅には、バス路線は乗り入れていない。また名神高速道路にある深草バスストップ(京都深草)は同じ深草を名乗る当駅から約1kmの距離にあるが、京阪本線におけるバスストップの最寄駅は隣の藤森駅(約500m、徒歩6分)である。

警察学校前
バス停は駅前ではなく、駅から西に徒歩3分の師団街道沿いにある。

隣の駅[編集]

京阪電気鉄道
京阪本線
快速特急・特急・通勤快急・快速急行・急行
通過
通勤準急(平日下りのみ運転)・準急・普通
藤森駅 (KH32) - 深草駅 (KH33) - 伏見稲荷駅 (KH34)
  • 括弧内は駅番号を示す。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d 出典・『K PRESS2016年4月号』16面の「くらしのなかの京阪」
  2. ^ 出典・京都新聞2011年12月17日朝刊1面の記事より
  3. ^ 出典・京都新聞2013年12月15日朝刊26面の記事より
  4. ^ 平成26年度予算に係る鉄道関係公共事業の事業評価結果および概要について (PDF) 14・15P - 国土交通省鉄道局
  5. ^ a b c d e 出典・京阪開業100周年記念誌「京阪百年のあゆみ」(2011年3月24日刊)資料編142頁
  6. ^ 京阪の社史『鉄路五十年』(1960年)の年表による
  7. ^ 出典・鉄道ピクトリアル1984年1月増刊号「特集 京阪電気鉄道」103頁より
  8. ^ 出典・「『関西の鉄道』別冊第1巻京阪電気鉄道 戦後分離独立後の歩み」44頁
  9. ^ それまでは現在駅の出町柳寄りに駅があった。現在も跡が空き地として残る
  10. ^ 出典・駅置きの広報誌「くらしの中の京阪」1988年2月号
  11. ^ 出典・季刊広報誌『グラフ京阪』1988年秋季号10ページ
  12. ^ 出典・『K PRESS2012年1月号』16面の「くらしのなかの京阪」
  13. ^ a b 出典・『K PRESS2015年6月号』16面の「くらしのなかの京阪」
  14. ^ 出典・『K PRESS2015年5月号』16面の「くらしのなかの京阪」
  15. ^ 出典・『K PRESS 2016年6月号』16面の「くらしのなかの京阪」
  16. ^ 京阪電気鉄道「第92回定時株主総会招集ご通知」6頁「4)設備投資の現状」より。
  17. ^ 『京阪百年のあゆみ[資料編]』より
  18. ^ 京都市統計ポータル/京都市統計書”. 2015年4月6日閲覧。1日平均乗降人員は暦年数値を日数で除したものであり、統計表は年1回実施される流動調査の実績を基礎として、京阪の提示する数値を基に京都市が作成している。
  19. ^ 京都府統計書「鉄道乗車人員」”. 2015年4月6日閲覧。1日平均乗車人員は年度数値を日数で除して算出。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]