深セン地下鉄

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本来の表記は「深圳地下鉄」です。この記事に付けられた題名は、技術的な制限により、記事名の制約から不正確なものとなっています。
地下鉄
基本情報
中華人民共和国の旗 中国
所在地 広東省
種類 地下鉄
開業 2004年12月28日
運営者 市地鉄集団有限公司
市地鉄三号線投資有限公司
港鉄軌道交通(深)有限公司
ウェブサイト www.szmc.net
www.szmtr.net
www.mtrsz.com.cn
詳細情報
総延長距離 230.6 km
路線数 6路線
駅数 148駅
輸送人員 4億5980万人 (2011年) [1]
1日利用者数 2,330,000人 (2012年)
軌間 1,435 mm (標準軌)
路線図
路線図
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深圳地下鉄
各種表記
繁体字 深圳地鐵
簡体字 深圳地铁
拼音 Shēnzhèn Dìtiĕ
発音: シェンジェンディーティエ
広東語拼音 Sam1zan3 Dei6tit3
広東語発音: サンザンデイティ
日本語読み: しんせんちかてつ
英文 Shenzhen Metro
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停車中の羅宝線電車

地下鉄(しんせんちかてつ)は、中華人民共和国広東省で運行される地下鉄ネットワーク。

市最初の国家重要プロジェクトとして1999年に着工、2004年12月に営業開始し、北京天津上海広州に続く中国で5番目の都市地下鉄ネットワークを形成した。2011年までに第二期工事を完了し現在は1号線2号線3号線4号線5号線11号線の6路線、149駅が供用され、営業総キロは231キロメートルが整備されている。

沿革[編集]

計画[編集]

外部からの流入人口の増大に伴い深市の交通網は限界を迎え市内は慢性的な渋滞に悩まされることとなった。深市は1993年に「深圳市城市鉄路客運系統(地鉄)建設領導小組弁公室」[2]を設置、深圳市の公共交通網整備計画を推進した。

1998年5月、国家計画委員会は深と香港間の羅湖及び皇崗を連絡する軌道工事の建議書が提出、認可され、「深圳地下鉄第1期工事」プロジェクトが始動、同年7月に建設領導小組弁公室が廃止され深圳市地鉄有限公司が成立[2]、翌月には第1期工事の可否に関する審議会報告書が提出された[3]

着工から第1期区間開業まで[編集]

地下鉄第1期工事は市民中心駅[4]を実験駅として1998年12月28日に着工、翌年3月までに各施設の工事が開始し2003年夏に完成、2004年12月28日17時、当初の予定より半年遅れて試験営業を開始した[3]。試験営業は2006年6月30日に終了し、翌日より正式に営業開始された。

第1期区間は1号線(世界之窓 - 羅湖)及び4号線(少年宮 - 福民)であり、香港との国境連絡の問題であり、福田口岸駅[5]はこの段階では供用されなかった。

2007年6月28日、竜華線は福田口駅まで延伸され7月1日より供用開始、8月15日福田口岸国境検査場の運用が開始されると、香港側の落馬洲駅と連絡され香港へのアクセス拠点とされた。

路線名称変更[編集]

市規画局は2008年4月23日に「深地鉄線路の数字名から文字名称」への変更を発表[6]、下記の通りの名称変更が行われた。
しかし、2013年10月17日、公式ブログ(微博)において、路線名を数字名に戻すと発表があり、再度、数字名の路線となった[7]

  • 2008年から2013年までの路線名(当時は11号線は未開業)
現名称 1号線 2号線 3号線 4号線 5号線
旧名称 羅宝線 蛇口線 竜崗線 竜華線 環中線


第2期区間開業[編集]

2011年6月、夏季ユニバーシアード大会に合わせ第2期工事区間の開業が行われ、6月28日までに第2期区間の全線が開業した。

路線[編集]

深圳地铁2016Map.png
路線
括弧内は計画時の路線名称
区間(2016年6月末現在)
  1号線(羅宝線) 羅湖駅 - 機場東駅
  2号線(蛇口線) 赤湾駅 - 新秀駅
  3号線(竜崗線) 双竜駅 - 益田駅
  4号線(竜華線) 福田口岸駅 - 清湖駅
  5号線(環中線) 黄貝嶺駅 - 前海湾駅
  7号線 太安駅 - 西麗湖駅
  9号線 紅樹灣南駅 - 文錦
  11号線(機場線) 福田駅 - 碧頭駅

接続駅[編集]

接続
老街駅 1号線3号線
大劇院駅 1号線2号線
会展中心駅 1号線4号線
世界之窓駅 1号線2号線
前海湾駅 1号線5号線11号線
黄貝嶺駅 2号線5号線

乗車券[編集]

トークン(切符にあたる)自動販売機

単程票と深[編集]

乗車券は日本の地下鉄やJRのような紙の乗車券ではなく、「単程票」と呼ばれる緑色のトークン(コインのようなもの)を自動販売機で購入する。このトークンは、SuicaPASMOカードと同じく非接触型IC技術が採用されており、改札口の指定の場所にこのトークンをかざして入場する。出場する際は改札のICトークン投入口にトークンを投入するとゲートが開き、駅を出ることができる。

また料金追加チャージ可能な「通(Shenzhen Tong)」と呼ばれるクレジットカード・サイズの非接触型ICカードを、デポジットを支払うことで購入でき(機械ではなく有人対面販売)、このカードでも入出場が可能。

自動改札のゲートは、日本のように進行方向に開くのではなく、進行方向に向かって直角かつ垂直に(ちょうど高速道路のETCゲートのように)開く。その動作スピードは日本の自動改札より若干遅く、1人通過するごとに毎回ゲートが閉じようとするため、通過する際にはタイミングが合わず、入出場者がつかえていることがある。

料金体系[編集]

最低運賃は2元、最高運賃は11元となっている。

駅名の英文表記[編集]

地下鉄の駅名の英文表記は漢語表記(「科学館」の場合「Science Museum」ではなく「Ke Xue Guan」)であったが、現在は英語表記の駅名表示が使用されている。車内の旅客案内装置では漢字文化圏以外の乗客への便宜を図るため、旧来より「Ke Xue Guan, means Science Museum」の様に漢語音表記の後ろに駅名の意味を添えて放送されている。

延伸計画[編集]

2007年に策定された「深圳市軌道交通計画」
第2期工事完成後の深圳地下鉄路線図
短期計画路線開通後の深圳地下鉄路線図

市は2020年までに現在の香港MTRの約5倍の距離の全距離422.4キロメートルの地鉄を完成させることを目標としている。

2007年7月に深市企画局が策定した「市軌道交通計画」及び、深市発改局と共同策定した「市城市軌道交通建設計画(2011年-2020年)」により、深市公共交通計画の中長期計画が発表された[8]。地下鉄部分では短期計画である第1、第2工事計画を基礎とし、2011年から2020年にかけての第3期工事計画を発表、竜華線北伸計画(第3期)及び新規の8路線、総延長245.4キロメートルを[9]、長期計画では2030年までに新規16路線、総延長585.3キロメートル、357駅の建設する計画が発表された。

中期計画路線[編集]

市軌道建設計画では第3期工事として竜華線北伸及び、6号線から12号線の計画が発表された。しかし現時点では関係路線の詳細計画は未完成である[10]

6号線(光明線)[編集]

6号線宝安区竜華、石岩、光明、公明、松崗地区を連絡する路線として計画され、竜華線への乗り換えで深西部と福田区中心部を連絡する路線である。2015年8月に着工し2019年5月に開業予定である。

7号線(西麗線)[編集]

7号線は東暁、翠竹、笋崗、華強北、福田南、車公廟、竜珠、西麗地区を連絡する路線である。2012年10月着工、2016年10月28日開業予定である[11]

8号線(塩田線)[編集]

8号線羅湖中心区から蓮塘を経由して、深東部の沙頭角、塩田港、大梅沙、小梅沙を連絡する路線である。2015年に着工し2020年に開業予定である。

9号線(梅林線)[編集]

9号線南山区福田区羅湖区を連絡する路線であり、総営業距離25.33キロメートル、22駅の地下鉄である。2012年着工、2016年10月28日開業予定である[11]

10号線(坂田線)[編集]

10号線は益田村と平湖を連絡する路線。計画では全長27.5キロメートル、24駅となる予定。2015年10月着工、2020年開業予定。

長期計画線路[編集]

12号線(南宝線)[編集]

12号線竜崗区中心部より深東部の新城地区を経由し、廈深線竜崗駅及び14号線と連絡する竜崗区内の連絡を主目的として路線である。2016年に着工し20??年に開業予定である。

13号線[編集]

14号線[編集]

14号線は福田区中心部と坑梓を連絡する路線。計画では全長50.7キロメートル、13駅となる予定。

15号線[編集]

16号線[編集]

宝安線南山区蛇口から、南油、新安を経由し宝安区西郷、固戍、福永、沙井、松崗地区を連絡する路線である。201?年に着工し20??年に開業予定である。

注釈[編集]

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外部リンク[編集]