淑徳巣鴨中学校・高等学校

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淑徳巣鴨中学校
淑徳巣鴨高等学校
淑徳巣鴨中学校・高等学校
過去の名称 巣鴨女子高等学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人大乗淑徳学園
理念 Wish&Will
校訓 感恩奉仕
設立年月日 1919年1月
創立者 長谷川良信
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型(外部混合無)
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学科内専門コース

高校:選抜コース(アルティメットクラス、プレミアムクラス)、特進コース(特進私文コース)

中学:スーパー選抜コース、特進コース
学期 5学期制
高校コード 13691D
所在地 170-0001
外部リンク 公式サイト
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淑徳巣鴨中学校・高等学校(しゅくとくすがもちゅうがっこう・こうとうがっこう、英称:Shukutoku Sugamo Junior and Senior High School)は、東京都豊島区西巣鴨にある私立中学校高等学校。高等学校では、中学校から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒とでは3年間別クラスになる併設型中高一貫校である。中学・高校ともに唯一の5期制を実施している。通称は淑巣(しゅくす)。

概観[編集]

淑徳巣鴨中学校・高等学校は、1919年に社会福祉施設マハヤナ学園として設置された。マハヤナとは古代インド梵語で、Maha(大きい)Yana(乗り物)のことで、大きい乗り物に一切万有を乗せ、仏智、慈悲の彼岸に運んでいくことを意味する[1]。都内有数の仏教学校として知られており、大乗仏教精神に基づく人格陶冶を目指す学校である。

教育方針[編集]

「Wish&Will」(意思と意志)を目標に掲げ、楽しく学び続けるための未来の自分を想い描き、自分らしい目標を選び出す意思力と現在の自分を見つめ、達成への努力を続ける意志力を育てる[2]

校訓[編集]

感恩奉仕[編集]

感恩とは、今日の自分が他の多くの恩を受けて生かされていることに対する感謝の心を表すことであり、奉仕とは、他の恩恵によって今日ある自分を他のために役立てていくことである。本校では、思いやりに溢れた仲間と感動を共有し、誰にでも感謝できる「おかげさまの心」を身に付けることで、誰とでも共に生きる力を養っている。また、感恩奉仕の心で、どこでも誰からも信頼されるリーダーシップを発揮できる人材を育てている[3]

また、校訓「感恩奉仕」を実践するために、次の3条がある。

  • 敬虔真摯 - 慎み深く、まじめな態度をもって自ら思慮し、判断し、行動して、あやまることのない人格を形成する。
  • 聡明快活 - 聡明で快活な態度をもって互いに尊敬し、信愛して、何ものにも動ずることのない人格を形成する。
  • 純情奉仕 - 素直で汚れのない心と思いやりの愛をもって他のために努力し、誰からも慕われるような人格を形成する。

「おかげさま」の心[編集]

朝は生徒(生徒会役員と各部活動の部員たち)と教員が正門前に並び、登校する生徒や仕事に向かう社会人の方々に対し、大きな声で挨拶をする。 厚生委員会では、日ごろお世話になっている地域の方々へ感謝の気持ちをこめて、学校周辺の清掃などボランティア活動を行っている。また、始業前の時間を利用して洗心の会(自由参加)を行っている。心を清め、他人を思いやる優しい心を養いながら、清々しい気持ちで1日を始めることができる[3]

沿革[編集]

略歴[編集]

淑徳巣鴨中学校・高等学校は、1919年に社会事業家で浄土宗僧侶の長谷川良信により創立され、1950年に学校法人大乗淑徳学園が誕生した。1985年に淑徳巣鴨高等学校に改称し、1992年に男女共学化、1996年には中学校を開設し、文武両道の進学校として躍進を続けている。2019年には創立100周年を迎える予定。

年表[編集]

  • 1919年(大正8年)1月 - 社会事業家で浄土宗僧侶の長谷川良信により、社会福祉施設マハヤナ学園として設立。
  • 1924年(大正13年)4月 - 学園内に大乗女子学院を創立。
  • 1925年(大正14年)4月 - 大乗女子学院(夜学)を発展的に解消し、巣鴨家政女学校とする。
  • 1931年(昭和6年)4月 - 文部省より許可を受け、巣鴨女子商業学校を設立。
  • 1948年(昭和23年)4月 - 学制改革により巣鴨女子高等学校となる。
  • 1950年(昭和25年)4月 - 淑徳学園と合併し、学校法人大乗淑徳学園となる。
  • 1955年(昭和30年)4月 - 巣鴨女子商業高等学校と改称。
  • 1973年(昭和48年)4月 - 普通科を設置し、巣鴨女子高等学校と改称。
  • 1985年(昭和60年)4月 - 淑徳巣鴨高等学校と改称。
  • 1992年(平成4年)4月 - 男女共学校となる。
  • 1996年(平成8年)4月 - 淑徳巣鴨中学校開設。
  • 2001年(平成13年)9月 - 新校舎建築開始。
  • 2003年(平成15年)9月 - 新校舎完成。

基礎データ[編集]

所在地[編集]

アクセス[編集]

象徴[編集]

校章[編集]

校章は事実上存在しない。

校歌[編集]

校歌は里見達雄が作詞、深沢一郎と林松木が作曲した。

制服[編集]

 ※女子は中学では水色のリボン、高校では紺のリボンを着用。

シンボルマーク[編集]

シンボルマークはSマークと呼ばれている。母体である学校法人大乗淑徳学園の英字の頭文字をデザインしたもので、Sマークの3本のラインは、大乗仏教精神、一貫教育、社会福祉の3本柱を表現している[4]。これらは「仏教・教育・社会福祉」の三位一体の思想をベースに、学園の将来性と国際性の広がりを表現しており、未来に向けての新しい教育のあり方と理想の学園像を象徴的にイメージしたもの。あらゆるメディア、コミュニケーションの機会に、大乗淑徳学園のイメージづくりの主役として機能している[4]

スクールカラー[編集]

スクールカラーはSHUKUTOKUブルーである[5]

マスコットキャラクター[編集]

校訓「感恩奉仕」の気持ちから生まれたおかげさまくんという達磨をモチーフにしたマスコットキャラクターが存在する。校内の掲示物やプリントなど様々な場所から生徒たちを見守っている[3]。おかげさまくんは3代目のキャラクターであり、初代はのぞむくんとみらいちゃん、2代目はなむちゃん、あみちゃん、だぶちゃんである。

学校行事[編集]

学園祭[編集]

学園祭は淑鴨祭(しゅくおうさい)と呼ばれ、毎年9月に行われる。

体育祭[編集]

体育祭は毎年5月に所沢市民体育館にて行われる。

仏教行事[編集]

仏教行事は、花まつり魂まつり成道会涅槃会(ねはんえ)の4つが行われる。他にも週に1回、淑徳の時間(淑時)と呼ばれる仏教に関する授業がある。この授業のテストを受けて一定基準の点数に満たなかった生徒は、懺悔会(ざんげえ)に出席しなければならない。

部活動[編集]

運動部[編集]

文化部[編集]

同好会[編集]

  • 音楽研究会(音研、SSOC)
  • 美子文会(みしぶみかい)- 奉仕活動を目的に、昭和34年2月3日に生徒会活動として発足。その日を記念して、日付の3・4・2・3の数字を文字にして「美子文」と命名。ボランティア活動を主に行っている。

コース制[編集]

高等学校は選抜コースと特進コースの2コース制となっている。選抜コース成績上位者でアルティメットクラスと2017年度から新設されたプレミアムクラスを編成し、特進コースには私立大学文系の入試に対応する特進私文クラスを設置している。希望進路に対応したコース及びクラスを備えることで、生徒一人ひとりの目標に応じた進路指導が可能となり、志望校への現役合格に導いている[6]。中学校は2017年度から新設されたスーパー選抜コースと特進コースの、高校と同じく2コース制である。

スポーツ成績 [編集]

  • 2016年1月16日 - 東京都辰巳国際水泳場で行われた東京都新春水泳競技大会において、長谷川涼香選手が女子200メートルバタフライで、2分03秒45のタイムで短水路日本高等学校新記録を樹立[9]
  • 2016年8月28日 - 横浜みなとみらいホールで行われた全国学校ギター合奏コンクールにギター部が出場し、銅賞および審査員特別賞を獲得[10]
  • 2016年9月9日~11日 - 岩手県盛岡市立総合プールで行われた第71回国民体育大会水泳競技大会において、水泳部男子が400メートル個人メドレー、長谷川涼香選手が200メートルバタフライ、池江璃花子選手が50メートル自由形(日本新記録・世界ジュニア新記録)、100メートルバタフライ(大会新記録)でそれぞれ優勝した。また、高校水泳部は400メートルフリーリレー、400メートルメドレーリレーにおいても東京チームとして出場して優勝し、東京都の総合優勝を果たした[11]
  • 2017年4月13日~16日 - 愛知県の日本ガイシアリーナで行われた第93回日本選手権水泳競技大会において、池江璃花子選手が日本女子水泳史上初の「5冠(50メートル自由形・100メートル自由形・200メートル自由形・50メートルバタフライ・100メートルバタフライ)」を達成した[14]長谷川涼香選手が同大会の200メートルバタフライで優勝(ワールド・ジュニア新記録)し、100メートルバタフライで準優勝した[14]。そして、池江、長谷川両選手はともに、7月23日~7月30日にハンガリーブタペストで行われる第17回世界水泳選手権大会の日本代表に選抜された[14]
  • 2017年6月11日 - モナコで行われた競泳欧州GPにおいて、長谷川涼香選手が女子200メートルバタフライで優勝[15]

著名人[編集]

在校生[編集]

卒業生[編集]

系列校[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]