海底軍艦

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『海島冐險奇譚 海底軍艦』(かいとうぼうけんきたん かいていぐんかん)は、日本SFの草分けといわれるSF作家押川春浪が東京専門学校(現早稲田大学)法科部在学中に書いたSF小説。続編として『武侠艦隊』『東洋武侠団』などがある。 青空文庫にてテキストを公開中。

概要[編集]

科学者でもあり軍人でもある櫻木大佐の開発した海底軍艦「電光艇」が登場する。東宝映画海底軍艦』は、本作を原作としているが、内容的にはほとんど別の作品である。

メインキャラの1人として少年が出てくるため、少年小説の先駆けに分類されることがある。但し通常の少年小説と異なり、少年は「ただいるだけ」である。

シリーズ後半のメインキャラ、蛮勇侠客こと段原剣東次をネタにしたパロディを小栗虫太郎が作中で行っている。

海底軍艦シリーズ[編集]

  • 海島冐險奇譚 海底軍艦(1900年
  • 英雄小説 武侠の日本(1902年
  • 海國冐險奇譚 新造軍艦(1904年
  • 戦時英雄小説 武侠艦隊(1904年
  • 英雄小説 新日本島(1906年
  • 英雄小説 東洋武侠団(1907年
    • 日欧競争空中大飛行艇(1902年
    • 続空中大飛行艇(1902年
      この2作はシリーズの外伝的作品で、作中のSFメカは日本における空中戦艦の嚆矢と言われている。空中戦艦という発想を含め、阿武天風といった当時の未来戦記ものにおけるフォロアーを輩出した。

登場する超兵器[編集]

電光艇[編集]

櫻木大佐が来たるべき大戦に備えて開発した潜水艦。

  • 全長:130フィート6インチ
  • 全幅:22フィート7インチ
  • 潜航深度:30 - 50フィート
  • 平均速力:56ノット
  • 最大速力:107ノット
  • 武装
    • 敵艦衝破器:17フィートの長さを持ち毎秒300回転する三尖衝角
    • 新式併列旋廻水雷発射機:両舷に1機ずつ備える。魚形水雷を毎分78本発射できる。
      • 魚形水雷:長さ:2フィート3インチ、直径:3インチ、速力:41ノット、射程距離:1400ヤード。綿火薬105kg相当の破壊力を持つ。
    • 照準装置:特殊「明鏡」で海上や海中を肉眼で見通すことができる。夜間など目視が行えない場合には「強熱電光」を発振し測的を行う。
  • 装甲:全体が新式合成装甲板で覆われている。
  • 動力源:12種類の薬品の調合による化学反応を動力源とする
  • 推進器:6枚翼スクリュープロペラを2軸

空中軍艦[編集]

天下無敵鉄車[編集]

  • 全長:5.6キロメートル
  • 全幅:2.5キロメートル
  • 全高:1キロメートル
  • 装甲:薄い箇所で13メートル
  • 武装
    • 電気機関砲60門
  • 動力源:「イターナル猛力」

関連作品[編集]

映画
アニメ
パソコンゲーム

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 『海底軍艦 全』(桃源社刊、1970年10月20日発行)
  • 『海島冐險奇譚 海底軍艦』(名著復刻 日本児童文学館 第一集、ほるぷ出版刊、1978年8月発行)
  • 『少年小説大系 第2巻 押川春浪集』(三一書房、1987年10月31日発行) ISBN 4380875474

外部リンク[編集]