友情 Friendship

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友情 Friendship』(ゆうじょう フレンドシップ)は、1998年に公開された日本映画、およびそれを原作とした1999年の舞台演劇作品。2000年東京・大阪で再演、2001年名古屋中日劇場公演[1]以降も劇団絵生などによって「友情~秋桜のバラード~」として毎年度公演が継続中。

概要[編集]

  • アメリカ合衆国での実話が、日本を舞台にしたオリジナルストーリーに翻案されて映画および舞台化された。
  • ひとりの中学生女子が、父親の転勤で北海道から東京に転校してきた。急性リンパ性白血病でも健気に明るく頑張ってきたが、治療の薬の副作用で頭の毛が抜け落ちてしまい、落ち込んでしまう。中学校のクラス担任は、そんな彼女を元気付けるべく、クラスみんなでの思い出旅行を企画する。そして旅行当日、勇気を振り絞って旅行に参加した彼女が目にしたものは…
  • 現在タレントとして活躍している三船美佳にとっては、映画初主演となった作品である。この映画で三船及び生徒役の出演者は、男女全員実際に髪を剃ってスキンヘッドにした。翌年以降舞台化されてもこの方針は変わらず、生徒役に選ばれた出演者は実際に髪を剃って挑んでいる。ただし、高校生以下の学校生活や私生活に配慮して、オールウィッグをもらっている。

キャスト(映画)[編集]

ほか

スタッフ[編集]

  • 文部省選定・厚生省推薦作品
  • 原案・監督:和泉聖治
  • 製作:又來渉
  • 企画:坂上順
  • プロデューサー:山本與三廣、竹山昌利、瀬戸恒雄、柴田恵美
  • 脚本:布施博一、伊藤尚子
  • 撮影:安藤庄平(J・S・C)
  • 照明:松井博
  • 美術:坂本享大(ケイプランニング)
  • 録音:谷村彰治
  • 編集:福田憲二(J・S・E)
  • スクリプター:山下千鶴
  • 助監督:鈴木幹
  • 制作担当:八鍬敏正
  • 音楽:大島ミチル
  • 音楽プロデューサー:石川光
  • 演出助手:清水俊悟、久保尚子
  • 撮影助手:円城寺哲郎、今井孝博、松井信行、小島幸子
  • 照明助手:上田雅晴、舘野秀樹、金子康博、木村明生、光石智晴、石田健司、小川大介
  • 録音助手:舛森強、石寺健一
  • 編集助手:山下健治
  • リーレコ:岡村昭治
  • 音響効果:原田サウンド
  • 音響効果助手:錦織真里
  • 選曲:秋本彰
  • ネガ編集:神田純子
  • 衣裳:鈴木いづみ(東京衣裳)
  • スタイリスト:中村槇子(田中好子担当)
  • ヘア・メイク:梶清恵
  • メイク助手:森ケイ子
  • 持道具:梅原七重
  • スチール:長浜谷晋
  • 制作主任:根津史紀
  • 進行助手:佐々木昭博
  • 演技事務:小島文夫
  • 演技指導:池田定幸
  • 方言指導:高月忠谷津勲
  • キャスティングプロデューサー:福岡康裕
  • 宣伝:杉田薫、磯部武志(東映)
  • 車輛:アスカロケリース
  • 特機:エヌケイ特機、グリフィス
  • タイトル:道川昭
  • タイミング:平井正雄
  • 現像:東映化学
  • 協力:日本映機日本コダック石谷ライティングサービスオーエイギャザリングACエンタープライズ劇団東俳、トライアル、北海道滝川市のみなさん
  • 撮影協力:北海道滝川市、日本エアシステムアートネイチャーサカタのタネ、財団法人佐々木研究所附属杏雲堂病院伊豆急行、下田市須崎民宿組合、東京都足立区教育委員会、東京都江戸川区教育委員会、静岡県御前崎町教育委員会、静岡県浜松市サンクチュアリジャパン、滝川ホテル三浦華園、日本赤十字社東京南赤十字血液センター
  • 衣裳協力:スクールタイガー学生服、ITOKIN、ATELIER MEIKU
  • 美術協力:エリットバッグ
  • 協賛:きものやまと、代々木ゼミナール、株式会社ジェビコス・インターナショナル
  • 医事監修:野中泰延(医学博士)
  • 推薦:財団法人骨髄移植推進財団 
  • 製作協力:東映東京撮影所
  • 製作:株式会社ムービーブラザーズ
  • 配給:東映

挿入歌・サウンドトラック[編集]

  • 「My Country Home(故郷)」(作詞:高野辰之、作曲:岡野貞一、英訳詞・歌:グレッグ・アーウィン、アカペラ:SAWORI)
  • 協力:日本国際童謡館、吉永多賀士
  • オリジナルサウンドトラック:キングレコード

外部リンク[編集]

映画版
舞台版

脚注[編集]

  1. ^ 2018年5月1日中日劇場(中日新聞文化芸能局)発行「中日劇場全記録」
  2. ^ 開催済みだが、劇団絵生以外での開催だったので追加。