流転の地球

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流転の地球
流浪地球
監督 郭帆
脚本 龔格爾
厳東旭
郭帆
葉俊策
楊治学
呉荑
葉濡暢
原作 劉慈欣
製作 龔格爾
出演者 呉京
屈楚蕭
李光潔
呉孟達
趙今麦
雷佳音
音楽 阿鯤
劉韜(アディショナル)
主題歌 劉歓『帯着地球去流浪』
製作会社 中国電影集団
配給 中華人民共和国の旗 中国電影集団
Newworldmap.svg Netflix
公開 中華人民共和国の旗 2019年2月5日
アメリカ合衆国の旗日本の旗 2019年4月30日[1][2]
上映時間 125分
製作国 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
言語 普通話標準中国語
(一部セリフにロシア語英語フランス語などを含む)
製作費 3.2億人民元(約5,000万ドル
興行収入 中華人民共和国の旗 46.88億人民元
(正確には旗ではありません)世界の旗 6.99億ドル[3]
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流転の地球
各種表記
繁体字 流浪地球
簡体字 流浪地球
拼音 Liúlàng Dìqiú
発音: リューラン・ティーチュー
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流転の地球(るてんのちきゅう、: 流浪地球: The Wandering Earth)は、2019年に公開された中華人民共和国SF映画作品。劉慈欣の短編小説『さまよえる地球』(: 流浪地球)を原作としている。中国映画史上初のSFブロックバスター映画[4]と言われ、中国国内の興行収入は46億人民元を超え(歴代興行収入より)4位となった[注 1]

あらすじ[編集]

地球各地で異常気象天変地異が起こるなか、その原因は、太陽が老化・膨張し赤色巨星化をたどるためと判明。太陽系そのものが300年ほどで消滅する危機に、世界の国々は団結して「地球連合政府」を設立。政府は地球そのものを太陽系外に脱出させ、2500年かけて4.2光年離れた別の星系軌道に載せる「流転の地球」計画を決定。各地に巨大な「地球エンジン」を1万基建設し、太陽系脱出の推力とした。また連合政府は、それと並行して30年かけて巨大な国際宇宙ステーションである「ナビゲーター」を建設。ステーションは地球から10万キロの距離を保ち航路を先導することとした。地球が太陽系から離れたことで荒廃した地表に住めなくなった人々は、政府が「地球エンジン」の地下に建設した都市に暮らし、2500年後の新天地を待ち望むのであった。

登場人物[編集]

リウ・チー(劉啓/刘启、日本語読み:りゅう けい)
- 屈楚蕭
整備工の少年。リウ・ペイチアンの一人息子。あだ名は「フーコウ」[注 2]。偽造したIDカードで地表へ出る。
ハン・ドゥオドゥオ(韓朵朵/韩朵朵、日本語読み:かん だだ)
演 - 趙今麦
中学生の少女。リウと兄妹同然に育つ。元は孤児で、ハン・ズーアンに救護され養子となった。
リウ・ペイチアン(劉培強/刘培强、日本語読み:りゅう ばいきょう)
演 - 呉京
リウ・チーの父。国際宇宙ステーションに勤務する科学者中佐。ステーションに赴く際に妻の延命治療をやむなく断念したことが息子とのわだかまりとなっている。
ハン・ズーアン(韓子昂/韩子昂、日本語読み:かん しこう)
演 - ン・マンタ(吳孟達)
リウ・チーの母方の祖父で、ペイチアンがステーションに赴任してからは親代わりに面倒を見てきた。ドゥオドゥオの養父でもある。運転士。
ティム(Tim)
演 - 隋凱
中国人とオーストラリア人のハーフ(自称「合弁製品」)。リウ・チーらとともに特別徴用される。
マカロフ(Makarov)
演 - アルカディー・シャログラツキー(Arkady Sharogradsky)
地球連合政府のパイロット(中佐)。ペイチアンの同僚として国際宇宙ステーションに勤務するロシア人の科学者。水代わりにウォッカを飲む。
ワン・レイ(王磊、日本語読み:おう らい)
演 - 李光潔
地球連合政府の大尉。CN171-11救援隊の隊長。リウ・チーたちを災害時特別徴用して隊に組み入れた。
ジョウ・チエン(周倩、日本語読み:しゅう せん)
演 - 屈菁菁
地球安全軍の衛生兵。ワン・レイの部下として救援隊に随行。あだ名は「ヤートウ」(丫頭)
ホー・リェンクー(何連科/何连科、日本語読み:か れんか)
演 - 楊皓宇
救援隊の隊員。地球エンジンのエンジニア。眼鏡をかけた初老の男性。ホーさん。
ホアン・ミン(黄明、日本語読み:こう めい)
演 - 張歓
救援隊の隊員。地球エンジンのエンジニア。
チャン・シャオジャン(張小強/张小强、日本語読み:ちょう しょうきょう)
救援隊の重装甲兵。あだ名は「チュイズ」(錘子)
ヤンジェ(楊捷/杨捷、日本語読み:よう しょう)
演 - 楊軼
救援隊の偵察員。あだ名は「リウズ」(溜子)
チャオ・ジーガン(趙志剛/赵志刚、日本語読み:ちょう しごう)
演 - 姜志剛
救援隊の隊員。あだ名は「ガンズ」(剛子)
リー・イーイー(李一一、日本語読み:り いちいち)
演 - 張亦馳
救援隊のプログラマー。地球連合政府の緊急技術視察員。中盤から登場。
MOSS
(声優不明)
国際宇宙ステーションを管制する人工知能。
イーグー(一哥、日本語読み:いちか、「ボス」「トップ」を意味する一般名詞)
演 - 雷佳音(カメオ出演
北京地下都市の棋牌室の店主。ギャングのボス。

原作[編集]

原作は中国の小説家劉慈欣が「流浪地球」の題で『科幻世界中国語版』2000年12号に発表した。第12回銀河賞中国語版特等賞[5]。日本では『S-Fマガジン』2008年9月号に阿部敦子の訳で紹介された。

展開[編集]

日本では2019年10月22日から11月5日にかけて行われた2019東京・中国週間の一般上映で上映され、ジョウ・チエン役の屈菁菁は開幕式にもゲストとして参加した[6]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 1位は『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』、2位は『こんにちは、李焕英中国語版』、3位は『哪吒之魔童降世』(2021年3月11日閲覧)。
  2. ^ 「刘启」の「启」を分解して「戸口」(hukou)。

出典[編集]

  1. ^ “「さまよえる地球」Netflixの邦題は『流転の地球』に 配信日は4月30日に前倒し!”. (2019年2月27日). https://virtualgorillaplus.com/movie/the-wandering-earth-japanese-title-unveiled/ 2021年3月1日閲覧。 
  2. ^ 流転の地球 : 作品情報”. 映画.com. 2021年3月1日閲覧。
  3. ^ The Wandering Earth (2019) - Financial Information” (英語). ザ・ナンバーズ. 2021年3月1日閲覧。
  4. ^ 中国初のSF大作映画『流転の地球 (さまよえる地球)』アメリカでの評価は…?”. Virtual Gorilla+ (2019年2月11日). 2021年3月1日閲覧。
  5. ^ 银河奖历程回顾(銀河賞公式サイト 受賞作一覧)” (中国語). 银河前传. 2010年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年11月21日閲覧。
  6. ^ 『2019東京・中国映画週間』ゲスト”. 2019東京・中国映画週間 公式サイト. NPO法人 日中映画祭実行委員会. 2021年3月1日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]