流川楓

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流川 楓
Kaede Rukawa
湘北高等学校  No.11
ポジション SF
背番号 11
身長 187cm  (6 ft 2 in)
体重 75kg (165 lb)
シューズ エア・ジョーダン5
基本情報
本名 流川 楓
愛称 キツネ、睡眠男、ナガレカワ
ラテン文字 Kaede Rukawa
誕生日 19??年1月1日
日本の旗 日本
出身地 神奈川県湘北
出身 富ヶ丘中学
ドラフト  
選手経歴
19??-??
19??-??
富ヶ丘中学
湘北高等学校

流川 楓(るかわ かえで)は、井上雄彦の漫画作品およびそれを原作とするアニメ『SLAM DUNK(スラムダンク)』に登場する架空の人物。アニメでの声優は緑川光

プロフィール[編集]

人物[編集]

富ヶ丘中学時代[3]はスタープレイヤーとして多くの高校から誘いを受けたが[4]、「家から近い」という理由で[5]弱小の湘北高校へ入学。入学後、放課後の屋上で居眠りをしていた際に絡んできた堀田ら不良グループを一人で叩きのめし、彼らに呼び出されて屋上にやってきた花道ら桜木軍団に遭遇する。その後、屋上にやってきた晴子に自身が出血していたことを心配されるもそれを冷たくあしらい、その行為に怒りを覚えた花道に殴られる。しかし、大量の出血こそするが花道に対して殴り返し、それをみた洋平を「花道の本気のパンチをまともに食らって立っていられた奴なんて初めて見た」と驚愕させた。それ以来、花道には一方的にライバル視かつ敵視され、「後に『終生のライバル』と呼ばれる」とされている。

彩子からは「図太いを通り越して鈍い」と評され、緊張とは無縁な性格であり、無口でニヒルな無礼な態度をとることも少なくない(作品初期は後期よりも明るく話していた)。一方で非常に負けず嫌いで、売られた喧嘩は率先して買い、三井らによるバスケ部襲撃事件では誰よりも早く報復行為に出た。その上負けるくらいなら犬猿の仲である花道との協力プレイも厭わないほど敗北を受け入れたがらない。陵南との練習試合で安西の指示で仙道に対し花道とダブルチームについた際は最初はお互い拒否反応を示しながらも「負けるよりはマシだ」と受け入れている[6]。女性に大人気で、本人非公認の「流川楓親衛隊」というファンクラブが存在し、さらに晴子にも片想いされているが、本人は彼女らを全く相手にしていない。バスケに対しては誰よりも熱くなる反面、バスケ以外については全くの無気力で趣味は「寝ること」と公言し、その眠りを妨害されると「何人(なんぴと)たりとも俺の眠りを妨げるやつは許さん」と言いながら相手を平然と締め上げる。ウォークマンのような携帯音楽プレイヤーを愛用し、プリンス&ニューパワージェネレーションなどの洋楽をよく聴いている。試合や練習では左腕に黒いリストバンドを装着している。試合では、悪い流れを好転させるプレーでチームを救うことが多く、気が合わない花道以外のチームメイトからの信望は厚い。安西は山王戦の最中、流川も花道と同様の「逸材」と評した。

花道には基本的に「ルカワ」と名前で呼ばれているが、時には「キツネ」、「睡眠男」などと呼ばれることもある。逆に流川は花道のことを基本的に名前で呼ばず、「どあほう」などと呼びかけている。また、豊玉の選手たちは「ナガレカワ」と呼んでいた[7]

インターハイ終了後、全日本高校選抜のメンバーに選ばれ、海辺を走っていた際に花道に遭遇し、「JAPAN」の文字が入ったユニフォームを見せびらかしている。原作終了後の黒板漫画ではインターハイ中から計画していたアメリカ留学を目指し、英会話を練習していた。

湘北高等学校[編集]

プレイスタイル[編集]

インサイドでもアウトサイドからでも点を取れる得点能力を持つ。インターハイ予選では2位の1試合平均30得点を記録し、その技術は中学の先輩である彩子からも「中学に入った時点で相当うまかった」と言われたほど(晴子の回想ではトリプルチームをものともせず、4本のダンクと51得点を記録した)。海南戦ではダブルクラッチからのワンハンドダンクを決めた[8]自己中心的なワンマンプレイと評価されたこともあり[9]、安西にもアメリカ留学を反対された理由のひとつに「仙道におよばない」ことを挙げられ、仙道に1on1での練習を挑んだ際にオフェンスが読まれ易いことを指摘された。山王戦で沢北に抑え込まれている際に仙道の言葉を思い出し、自らパスワークをして局面を打開し、諸星にオフェンスにおいて「もはや沢北と同等」と言わしめた[10]。また、ディフェンス能力も低くはないが、桜木からオフェンスにばかり注力しディフェンスは手を抜いていると指摘されたことがある。スタミナに問題があり、オフェンスに全力を注ぐと試合の最後まで体力が続かないのが弱点で、本人もそれを強く自覚している[11]。陵南との練習試合では仙道とのマッチアップでの疲労から試合後半に足が吊り倒れた所を吊った足を花道に蹴りを入れられ花道が安西に交代を主張していた所を意地の張り合いの後に強行出場した。スタミナ不足の最終的な結論としてインターハイ予選での陵南戦の前半は流してプレイをし後半でマッチアップ相手仙道に本気で挑んだ。山王戦では前半途中で木暮と交代することでスタミナを温存した。

その他の作品[編集]

作者のデビュー作『楓パープル』は流川が主人公。この作品で流川が通っている高校は「北高」となっており、流川は2年生でバスケット部の部長という設定である。 『楓パープル』以外にも、『SLUM DUNK』以前にいくつかの作品に登場しており、キャラクターもそれぞれ多少異なっている。

補足[編集]

アニメで流川の声を担当した緑川と花道役の草尾毅はアニメ化の前から原作を読んでおり、2人とも「流川を演じたい」と思っていたという。

脚注[編集]

  1. ^ 『SLAM DUNK』23巻、集英社ジャンプ・コミックス〉、1995年、47頁、ISBN 4-08-871843-7
  2. ^ 中学時代のポジションは特に決まっていなかったとのことで、「一人で全てこなしていた感じだった」とも評されていた。
  3. ^ 当時の後輩に、劇場版第4作に登場した水沢イチローがいる。
  4. ^ 原作では田岡から、劇場版第3作では藤沢恵理から勧誘された描写がある。ただし、劇場版では寝ていたため、記憶になかった。
  5. ^ 同様に田岡からのスカウトを断った三井とリョータは、湘北を選んだ理由として安西の存在を挙げていた。田岡は、流川も彼らと同様に安西の存在が理由で湘北に行くものと予想していたため、この安易な理由に非常に面食らっていた。
  6. ^ 一方ではIH予選決勝リーグの海南大付属高校との戦いで自らのパスミスで負けたと塞ぎ込んでいた花道に対して言葉は悪いながらも「花道一人のミスで負けたわけではない」とアドバイスをしたり自分の体力が最後まで持たなかったから負けたと主張して結果的には花道を立ち直らせている。
  7. ^ 矢嶋が名前を読み間違ったことからそう呼ばれるようになり、結局最後まで「ルカワ」と呼ばれることはなかった。この他、インターハイ時に湘北が宿泊したちどり荘の女性従業員も、南から頼まれて流川を呼び出す際に「ナガレカワさん」と呼んでいた。なお、作中のインターハイの会場は広島県である。
  8. ^ 劇場版第3作ではマイケルも空中でボールをキャッチして同様のプレイを行っている。
  9. ^ 弥生には「自分勝手なところが欠点」、河田には「ワガママなプレーぶり」、清田からは「天上天下唯我独尊男」と称された。
  10. ^ ただしディフェンスでは沢北を抑え切れなかった。
  11. ^ 海南戦では前半で体力を大きく消耗した事により後半残り1分近くで体力の限界で交代。木暮曰く「爆発的な攻撃力を40分間維持できるだけの体力がまだ無い」との事。

関連項目[編集]