津奈木駅

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津奈木駅
駅舎町全体美術館構想に基づき 駅前に彫刻が設置されている
駅舎
町全体美術館構想に基づき 駅前に彫刻が設置されている
つなぎ - Tsunagi
湯浦 (8.7km)
(3.4km) 新水俣
所在地 熊本県葦北郡津奈木町岩城
所属事業者 肥薩おれんじ鉄道
所属路線 肥薩おれんじ鉄道線
キロ程 42.4km(八代起点)
274.7km(門司港起点)
電報略号 オレツナ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1927年(昭和2年)10月17日
備考 無人駅
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ホーム
奥に九州新幹線の高架が見える
重磐岩眼鏡橋

津奈木駅(つなぎえき)は、熊本県葦北郡津奈木町岩城1223番地にある肥薩おれんじ鉄道線。津奈木町では唯一の駅である。

八代方の次駅である湯浦までの区間は複線となっているほか[1]、その駅間距離8.7kmは肥薩おれんじ鉄道線の中で最長となっている。

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を有する地上駅湯浦駅から当駅までは複線である。駅舎は津奈木町商工会館を併設する。無人駅となっている。

今の新駅舎が建築される以前には国鉄時代から使われていた古い木造駅舎が建っており、駅舎内に駅長事務室を改装して作られた喫茶店「停車場(ていしゃば)」が営業していた。

1968年に当駅と倉谷信号場(廃止)間が複線化される前は、駅構内は単式ホーム1面と島式ホーム1面の複合型2面3線の構造であった。現在の1番ホーム(単式ホーム)は貨物積み下ろし専用ホーム(貨物取り扱い廃止後は主に上下線の通過列車用の通過線)で、島式ホーム側2線が運転停車を含む停車列車用の旅客ホームであった。現在の2番ホームの隣に線路が敷かれ、そこが旧2番ホームで現在の2番ホーム側が旧1番ホームであった。複線化の際に用途廃止となっていた通過線の貨物積み下ろし用ホームを現在の旅客用1番ホームとして再整備のうえ新設し、旧1番ホームは下り水俣方面2番ホームとして整備され、旧2番ホームは用途廃止となり線路が撤去された。現在も旧2番ホーム側の遺構は残っており、一部の箇所には当時使われていた枕木が敷設されたまま朽ちた状態で残っている。

また、八代方は複線化工事前は当駅構内から染竹踏切付近まではまだ染竹トンネルは無く、線路は山に沿って迂回する形で敷かれていた。複線化工事の際、列車の高速化のために染竹踏切と当駅の間に染竹トンネルを設置して新線に切り替えた事で現在の線形になり、用途廃止となった旧線は住宅や道路用地に転用された[2]

のりば
1 肥薩おれんじ鉄道 八代方面
2 肥薩おれんじ鉄道 水俣方面

駅周辺[編集]

周辺は住宅が立ち並んでいるが、田畑も多い地域である。国道3号に出てすぐ左手に産交バス津奈木駅前バス停がある。

肥薩おれんじ鉄道の線路は当駅の八代寄りで九州新幹線と交わっている。

湯の児は当駅から約3km程離れているが、当駅からの交通機関は一切ない。

  • 湯の児温泉
  • 湯の児島
  • 湯の児崎
  • 湯の児海水浴場
  • 湯の児橋

バス路線[編集]

津奈木駅前 - 国道3号上にある。

この他、水俣市役所-当駅-平国方面へ町営デマンドバスも発着する。かつてはつなぎ温泉から先の赤崎、平国、福浦、女島方面への路線バスが発着していたが、デマンドバスの導入に伴い2015年9月30日限りで廃止された。

歴史[編集]

駅名の由来[編集]

開業時の地名(葦北郡津奈木村)が由来。

「津奈木」の地名は、「肥前国風土記」の「景行天皇が大泊港(おおどうのみなと)に船をおつなぎになられた」と言う故事に由来する。近隣に「小津奈木(こつなぎ)」と言う地区があり、これも「おつなぎ」が由来である。

隣の駅[編集]

肥薩おれんじ鉄道
肥薩おれんじ鉄道線
快速「スーパーおれんじ」(土休日のみ運転)
通過
観光列車「おれんじ食堂」(金土休日のみ運転)
佐敷駅 - 津奈木駅 - 新水俣駅
普通
湯浦駅 - 津奈木駅 - 新水俣駅

※ かつて湯浦と当駅の間には倉谷信号場が存在した(旧国鉄時代の1968年5月に廃止)

脚注[編集]

  1. ^ 肥薩おれんじ鉄道 湯浦駅(葦北郡芦北町)”. 週刊メールマガジン『気になる!くまもと』関連情報サイト. 熊本県広報課 (2004年6月10日). 2015年9月10日閲覧。→アーカイブ
  2. ^ 鹿児島本線旧線(津奈木~湯浦) - 廃鉄の処女Ⅱ、2016年1月3日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]