法輪寺 (京都市西京区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
法輪寺
Horinji Kyoto.jpg
本堂
所在地 京都府京都市西京区嵐山虚空蔵山町68
位置 北緯35度0分36.85秒 東経135度40分37.11秒 / 北緯35.0102361度 東経135.6769750度 / 35.0102361; 135.6769750座標: 北緯35度0分36.85秒 東経135度40分37.11秒 / 北緯35.0102361度 東経135.6769750度 / 35.0102361; 135.6769750
山号 智福山
宗派 真言宗五智教団
本尊 虚空蔵菩薩
創建年 伝・713年和銅6年)
開基 伝・行基元明天皇(勅願)
別称 虚空蔵法輪寺、嵯峨虚空蔵、嵯峨の虚空蔵さん
札所等 京都十三仏霊場13番
日本三大虚空蔵
文化財 木造持国天・多聞天立像(重要文化財)
テンプレートを表示

法輪寺(ほうりんじ)は、京都市西京区にある仏教寺院。山号は智福山。宗派は真言宗五智教団に属する。虚空蔵法輪寺嵯峨虚空蔵通称される。

名勝嵐山の中腹に位置する。本尊の虚空蔵菩薩が、「嵯峨の虚空蔵さん(さがのこくうぞうさん)」として親しまれている。奥州会津柳津円蔵寺伊勢朝熊山(あさまやま)の金剛證寺とともに「日本三大虚空蔵」と称される。古くは、『今昔物語集』・『枕草子』・『平家物語』などにその名が見え、知恵、芸事の上達、また丑寅年生まれの守り本尊として信仰を集める。また、十三詣り針供養うるし祖神の寺としても著名である。さらに、境内には、電気・電波を守護する鎮守社である電電宮が祀られている。

歴史[編集]

寺伝によれば、和銅6年(713年)、行基元明天皇の勅願により、五穀豊穣、産業の興隆を祈願する葛井寺(かどのいでら)として建立したとされる。その後、天長6年(829年)、空海の弟子にあたる道昌が、虚空蔵菩薩像を安置し、貞観10年(868年)、寺号を法輪寺と称したという。

室町時代応仁の乱により罹災し、江戸時代後陽成天皇により再建されるが、幕末元治元年(1864年)の禁門の変により、再度罹災している。

伽藍[編集]

  • 本堂 - 明治時代以降の再建。
  • 人形塚
  • 針供養塔
  • 見晴台

文化財[編集]

法輪寺参詣曼荼羅
  • 木造持国天・多聞天立像(重要文化財)
  • 本尊 虚空蔵菩薩像(秘仏)
  • 法輪寺参詣曼荼羅 - 京都府指定歴史資料(1998年〈平成10年〉3月13日指定)[1]

行事[編集]

  • 京都・嵐山花灯路 - 毎年12月中旬。
  • 針供養 - 2月8日。大きな蒟蒻に、諸々の色糸をつけた大針を刺して供養し、針仕事の技術上達を祈願する。平安時代清和天皇によって針供養の堂が当寺に建立されたことが由緒とされる。
  • 芸能上達祈願祭 - 3月10日。茂山社中による奉納狂言が行われる。
  • 十三詣り - 3月13日5月13日4月13日の前後1ヶ月)及び10月〜11月、本来は旧暦3月13日新暦の4月13日)。「知恵詣り」とも呼ぶ。数え年で13歳になった男女が、健康を願い参詣する。また、お詣りが済んだ後の帰路、渡月橋を渡るまで、後ろを振り返ると知恵が本堂に帰ってしまうという言い伝えがある。
  • 重陽節句 - 9月9日。陽数の極限の数字である「九」が重なるという意味で重陽という。菊酒を飲み、厄を祓い長寿を願って、「菊の被綿(きせわた)」という、前夜に菊に被せた綿に降りた露で、身体を拭くと、長寿になると伝えられる。また、重陽の日に摘んだ菊の花を乾燥させ枕に詰めた「菊枕」は、菊の香りで長寿になると伝えられている。
  • 針供養 - 12月8日。全国から集まった廃針の法要を営む。読経後、古式装束の織姫が舞って、諸芸上達の福を授ける。
  • 獣魂法要 - 毎年4月中旬、参道入口の獣魂碑前にて京都市食肉協同組合が主催し、畜肉の獣魂を慰霊する法要が行なわれる。

所在地[編集]

  • 〒616-0006 京都市西京区嵐山虚空蔵山町

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 京都府指定・登録等文化財”. 京都府教育庁. 2015年2月16日閲覧。

外部リンク[編集]