河野裕 (小説家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
河野 裕
(こうの ゆたか)
ペンネーム 河野 裕
(こうの ゆたか)
誕生 1984年????
日本の旗 日本徳島県
職業 小説家
ゲームデザイナー
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
教育 学士
最終学歴 大阪芸術大学芸術学部文芸学科卒業
活動期間 2009年 -
ジャンル ライトノベル
サイエンス・フィクション
ミステリ推理小説
代表作 サクラダリセット』シリーズ
主な受賞歴 2015大学読書人大賞(『いなくなれ、群青』)
デビュー作 サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY
Portal.svg ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

河野 裕(こうの ゆたか、1984年 - )は、日本小説家ゲームデザイナー徳島県徳島市伊賀町出身、兵庫県西宮市在住。男性。

来歴・人物[編集]

徳島県出身。徳島市立高等学校大阪芸術大学芸術学部文芸学科卒業。

グループSNEに所属し、小説の執筆の傍ら、ゲームの制作も手掛けている。

2009年、「サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY」で角川スニーカー文庫角川書店)より小説デビュー。同年、TRPG『ゲヘナ〜アナスタシス〜』のリプレイ「ミラージュオーシャン・ログブック―Replay:ゲヘナ〜アナスタシス〜」で、integralジャイブ)より、リプレイ作家としてもデビューを果たす。

影響を受けた作家として秋田禎信乙一村上春樹西尾維新などを挙げている[1]

2009年、夏バテのためにパピコを多食した結果糖尿病を患い、夏から初秋にかけて入院した。

2015年、『いなくなれ、群青』で第8回大学読書人大賞受賞。

小説家としての傾向[編集]

本文で書いていなかったことをイラストで先に描かれていたら、合わせている[2]

また、書いて行き詰まってからがいちばん思考がまとまるタイプである[2]。その為、プロットができてから書くことはあまりないが、『最良の嘘の最後のひと言』は立てて書いたという[2]。逆に、『密室の中のホールデン』ではプロットを捨てて書こうとしたが、プロットを完全に捨ててはダメなんだと気づくことになった[2]

「会話をリアルに書こう」とは意識しておらず、口語体である文章も書こうとする意識のなかでは文語体になっている[2]。というのも、小説の手法は「言葉を記号化するものだ」という意識から読みやすさを優先しており、リアリティは無視しているとのこと[2]。普通はしない表現だけれど、こう書いたほうが誤読が少ない、といった作文の傾向がある[2]。ただし、『最良の嘘の最後のひと言』は台詞を台詞として書き、記号的ではない(思想的に変わっていない)キャラクターを表現したと語っている [2]

作品[編集]

既刊小説[編集]

  • サクラダリセットシリーズ(全7巻、角川スニーカー文庫、イラスト:椎名優
    • サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY(2009年6月1日)
    • サクラダリセット2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL(2010年3月1日)
    • サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN(2010年9月1日)
    • サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY(2010年12月1日)
    • サクラダリセット5 ONE HAND EDEN(2011年5月1日)
    • サクラダリセット6 BOY, GIRL and --(2011年12月1日)
    • サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA(2012年4月1日)
  • ベイビー、グッドモーニング(2012年4月1日、角川スニーカー文庫、イラスト:椎名優
  • つれづれ、北野坂探偵舎シリーズ(角川文庫、イラスト:秀良子
    • つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてない(2013年9月25日)
    • つれづれ、北野坂探偵舎 著者には書けない物語(2013年12月25日)
    • つれづれ、北野坂探偵舎 ゴーストフィクション(2014年3月25日)
    • つれづれ、北野坂探偵舎 感情を売る非情な職業(2015年3月25日)
    • つれづれ、北野坂探偵舎 トロンプルイユの指先(2015年10月24日)
  • 階段島シリーズ(新潮文庫nex、イラスト:越島はぐ
    • いなくなれ、群青(2014年9月1日)
    • その白さえ嘘だとしても(2015年6月1日)
    • 汚れた赤を恋と呼ぶんだ(2016年1月1日)
    • 凶器は壊れた黒の叫び(2016年10月28日)
  • 最良の嘘の最後のひと言(2017年2月27日、創元推理文庫、イラスト:しおん

雑誌掲載[編集]

  • サクラダリセットシリーズ短編
    • 月の砂を採りに行った少年の話(ザ・スニーカー 2010年4月号に掲載、サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAYに収録)
    • ある日の春埼さん《お見舞い編》(ザ・スニーカー 2010年8月号に掲載、サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAYに収録)
    • ビー玉世界とキャンディー・レジスト(ザ・スニーカー 2010年10月号に掲載、サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAYに収録)
    • ある日の春埼さん《友達作り編》(ザ・スニーカー 2010年10月号に掲載、サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAYに収録)
  • つれづれ、北野坂探偵舎シリーズ
    • 第一話 本を探す幽霊の誤謬(小説屋Sari-Sari 2013年7月号に掲載、つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてないに収録)
    • 第二話 迷子のリドル(小説屋Sari-Sari 2013年8月号に掲載、つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてないに収録)
    • 第三話 心理描写が足りてない(小説屋Sari-Sari 2013年9月号に掲載、つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてないに収録)
  • 密室の中のホールデン(小説屋sari-sari 2016年6月号より2017年5月号まで連載開始 単行本未収録)
  • 短編小説
    • ホワイトパズル(ザ・スニーカー 2009年6月号に掲載、サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAYに収録)
    • 八月一日〇時十八分〇八秒(ザ・スニーカー 2009年8月号に掲載、ベイビー、グッドモーニングに収録)

TRPG[編集]

  • ゲヘナ〜アナスタシス〜シリーズ
    • ゲヘナ〜アナスタシス〜リプレイ、イラスト:佐野タカシintegral
      • ミラージュオーシャン・ログブック―Replay:ゲヘナ〜アナスタシス〜(2009年8月27日)
      • ミラージュオーシャン・ログブック2―Replay:ゲヘナ〜アナスタシス〜(2010年3月13日)
    • サプリメント『獄王顕現』(ジャイブ)以降、制作スタッフ参加
  • エムブリオマシンRPGシリーズ
    • サプリメント『御前試合 Expantion』(ジャイブ)以降、制作スタッフ参加

その他[編集]

  • サクラダリセットシリーズ短編
    • ある日の春埼さん圧縮版 〜世界崩壊編〜 マチアソビvol.6にて配布。河野の出身地である徳島を舞台とした、特別書き下ろし。
  • シリアルバレット・オイタナジー(小説投稿サイト「小説家になろう」、2013年2月26日)[3]
  • デーモントライブ(世界観監修、セガ、2013年2月28日サービス開始)
  • 阿波圏(徳島新聞朝刊・文化欄連載のコラム、徳島新聞社、2013年4月12日-2013年12月20日)

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Group SNE | ユーザーコンテンツ | 著者インタビュー | 『いつか、勇者だった少年』『サクラダリセット WITCH,PICTURE and RED EYE GIRL』発売記念対談(2010年2月)”. グループSNE. 2011年7月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h Group SNE | ユーザーコンテンツ | 著者インタビュー | 『サクラダリセット』と作家・河野裕の挑戦(2017年04月)”. グループSNE. 2017年5月22日閲覧。
  3. ^ シリアルバレット・オイタナジー”. 小説家になろう. 2013年2月28日閲覧。