河津七滝ループ橋

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国道414号標識
河津七滝ループ橋

河津七滝ループ橋(かわづななだるループきょう)は、静岡県賀茂郡河津町内、国道414号にある720度ループのである。

概要[編集]

正式名称は、七滝高架橋(ななだるこうかきょう)。全長1064メートル(m)、高低差45m、直径80mの二重ループ橋である[1][2][3]。橋梁の設計は日本構造橋梁研究所によるもので、6基の橋脚によりループ橋(上部工)を支えている。ループ橋部分は3径間連続曲線箱桁4連で構成されている。

下田市河津駅方面からは反時計回りの上り坂、伊豆市天城トンネル方面からは時計回りの下り坂で720度・2回転ループする[2][3][4]。片側1車線の対面通行であるが、この橋を通行する車の危険防止のために、制限速度は時速30キロメートル(km)に制限されており[4]、追越し禁止である。自動車やオートバイのほか、自転車も通行することができる[2][3]

ループ橋の位置は、静岡県伊豆半島南部に位置する加茂郡河津町の国道414号に設けられており、新東名高速道路長泉沼津インターチェンジからは、伊豆縦貫自動車道伊豆中央道修善寺道路国道136号、国道414号と経由して、約53 kmのところにある[2][3]。なお、ループ中央部のスペースは町営駐車場として利用されている。

歴史[編集]

かつては山に沿って国道がつづら折れになっていたが、1978年伊豆大島近海の地震の影響で崩落し山腹の道路が寸断した[2][3]。その後、通行の利便性と高低差を解消し、地震による土砂崩れの教訓を生かした工法を採用し、1981年昭和56年)にこのループ橋が生まれた[1][2][3]。同年、土木学会田中賞を受賞。元々は静岡県道13号修善寺下田線であったが、1982年4月に国道414号に昇格。

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 浅井建爾 2001, p. 228.
  2. ^ a b c d e f 小川、栗栖、田宮 2016, p. 76.
  3. ^ a b c d e f 中村純一 編 2017, p. 76.
  4. ^ a b 浅井建爾 2001, p. 229.

参考文献[編集]

  • 浅井建爾『道と路がわかる辞典』日本実業出版社、2001年11月10日、初版。ISBN 4-534-03315-X
  • 小川秀夫、栗栖国安、田宮徹「河津七滝ループ橋」『ニッポン絶景ロード100』中村純一 編、枻出版社〈エイムック〉、2016年4月10日、76頁。ISBN 978-4-7779-3980-0
  • 「河津七滝ループ橋」『日本の絶景道100選』中村純一 編、枻出版社〈エイムック〉、2017年4月10日、76頁。ISBN 978-4-7779-4572-6

関連項目[編集]

座標: 北緯34度47分30.79秒 東経138度56分18.8秒 / 北緯34.7918861度 東経138.938556度 / 34.7918861; 138.938556