コンテンツにスキップ

河本ロバート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
河本 ロバート
Robert Boothe
八王子実践高等学校硬式野球部 監督
Lamigo時代
(2013年5月4日)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都西多摩郡奥多摩町
生年月日 (1986-01-30) 1986年1月30日(38歳)
身長
体重
190 cm
100 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2008年 アマチュアFA
初出場 CPBL / 2013年4月21日
最終出場 CPBL / 2013年5月26日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
派遣歴
監督・コーチ歴
  • 八王子実践高等学校

クリストファー・ロバート・河本・ブース(クリストファー・ロバート・かわもと・ブース、Christopher Robert Kawamoto Boothe、1986年1月30日 - )は、東京都西多摩郡奥多摩町出身の元プロ野球選手投手)、高校野球指導者。右投右打。現役時代の登録名徳島では「河本ロバート」、新潟では「ロバート・ブース」、CPBLでは「河本羅柏特R.B」。

来歴

[編集]

アメリカ人の父グレン(元3A選手)と日本人の母の間に生まれたハーフ。5兄弟の三男で、兄二人と姉と妹がいる。

中学まではサッカー選手で、柏レイソルの育成部門・柏レイソル青梅でプレーしていた。

スポーツ推薦で八王子実践高等学校商業科入学後に野球を始め、甲子園の予選で敗退。亜細亜大学では公式戦成績はわずか1勝に終わったものの、野球を始めてわずか数年で最高152kmの速球をマークしたことから、その素質は国内球団が早くからマークしていた。

大学4年時にプロ志望届を出していたが[1]2007年ドラフト会議で指名を見送って頂くように話し合いを行い、本人がどちらかを選べる選択肢を残しつつ最終的に本人がマイナー契約を選択。[要出典]

2007年12月、ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約。2008年6月、ルーキーリーグのオグデン・ラプターズ英語版に入団。2009年4月、Aのグレートレイクス・ルーンズ、2010年4月、AdvAのカリフォルニアリーグインランドエンパイア・シックスティシクサーズ英語版に昇格。しかし、2011年の開幕前に制球力を失う「イップス」に見舞われ[2]、同年で退団。

2012年4月、新潟アルビレックスBCに練習生として入団した[3]。6月12日、選手契約を結んだ。シーズンを通して抑えとして27試合に登板し、1勝1敗11セーブの結果を残した。オフはオーストラリアのウィンターリーグに参加。

2013年4月17日にLamigoモンキーズへの移籍が発表された[4]。だが同年5月27日解雇され、6月1日にわずか1か月半で新潟アルビレックスBCへ復帰した[5]。復帰後はシーズン終了まで新潟に在籍したが、2013年11月27日に退団が発表された[6]

2014年シーズンは四国アイランドリーグplus徳島インディゴソックスでプレー[7]。登録名を変更したのは、プレーする場所の変更に合わせて一新したいと思ったことに加え、母親からの要望もあった[2]。30試合に登板、最速156kmもマークし、8勝5敗3セーブ、防御率はリーグ2位の1.70の成績をあげ、チームの年間総合優勝に貢献した。11月からはコロンビアウィンターリーグに参加[8]2015年2月、契約満了で徳島を退団したことが発表された[9]

その後、横浜DeNAベイスターズから育成契約で獲得の打診があった[10]ものの、固辞して現役を引退。翌2016年2月2日に学生野球資格を回復[11]、同年からは母校である八王子実践高校でコーチを務め[12]2019年春の都大会終了後からは監督に就任した[13]

人物

[編集]

アメリカ人とのハーフ。当初英語は話せなかったが4年間のアメリカ生活により英語も話せるようになっている。現在は日本国籍を取得しており、2013年2月に高校時代の一つ後輩の女性と結婚した[2]

監督を務める八王子実践高校の選手からは、親しみを込めて「ロバートさん」と呼ばれており[14]、河本は「『監督』と呼ばれる方が嫌かもしれないですね。『監督』というだけで、距離ができる」と語る[13]

詳細情報

[編集]

年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
2013 Lamigo 14 0 0 0 0 0 0 5 1 ---- 78 17 14 0 10 1 5 12 3 0 7 7 3.71 1.47
通算:1年 14 0 0 0 0 0 0 5 1 ---- 78 17 14 0 10 1 5 12 3 0 7 7 3.71 1.47

独立リーグでの投手成績

[編集]


































W
H
I
P
2012 新潟 27 0 0 0 1 1 11 .500 100 24.0 18 1 7 1 23 5 0 7 7 2.63 1.04
2013 21 0 0 0 2 1 1 .667 97 18.1 27 0 13 3 17 2 3 15 13 6.38 2.21
2014 徳島 30 3 1 0 8 5 3 .615 441 111.1 77 0 28 11 72 4 2 28 21 1.70 0.95
BCL:2年 48 0 0 0 3 2 12 .600 197 42.1 45 1 20 4 40 7 3 22 20 4.28 1.54
IL:1年 30 3 1 0 8 5 3 .615 441 111.1 77 0 28 11 72 4 2 28 21 1.70 0.95

背番号

[編集]
  • 44 (2012年 - 2013年途中、2013年途中 - 同年終了)
  • 26 (2013年途中 - 同年途中)
  • 21 (2014年)

登録名

[編集]
  • ロバート・ブース (2012年 - 2013年途中、2013年途中 - 同年終了)
  • 河本羅柏特R.B (2013年途中 - 同年途中)
  • 河本 ロバート (2014年)

脚注

[編集]
  1. ^ 亜大のブースがドジャースとマイナー契約”. nikkansports.com (2007年12月4日). 2010年3月10日閲覧。
  2. ^ a b c 徳島・河本ロバート 場所も名前も一新 - デイリースポーツ2014年5月8日(アイランドリーガー伝)2014年10月13日閲覧
  3. ^ 練習生のお知らせ”. 新潟アルビレックスBC公式サイト (2012年4月10日). 2011年4月10日閲覧。
  4. ^ ロバート選手台湾プロ野球ラミゴモンキーズ移籍のお知らせ”. 新潟アルビレックスBC公式サイト (2013年4月17日). 2013年4月18日閲覧。
  5. ^ 新入団選手のお知らせ”. 新潟アルビレックスBC公式サイト (2013年6月1日). 2013年6月2日閲覧。
  6. ^ 退団選手のお知らせ”. 新潟アルビレックスBC公式サイト (2013年11月27日). 2013年11月27日閲覧。
  7. ^ 徳島IS 入団選手のお知らせ”. 徳島インディゴソックス公式サイト (2013年12月21日). 2013年12月24日閲覧。
  8. ^ “元助っ人から現役選手まで……日本と縁の深いウインターリーグ”. ベースボールチャンネル: p. 3. (2015年1月18日). https://www.baseballchannel.jp/npb/2688/3/ 2020年9月26日閲覧。 
  9. ^ 退団選手のお知らせ - 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2015年2月9日)
  10. ^ “育成枠検討 元独立L徳島 河本ロバート”. スポーツ報知. (2015年10月22日) 
  11. ^ 学生野球資格回復に関する規則 第4条による認定者”. 公益財団法人 日本学生野球協会. 2021年11月4日閲覧。
  12. ^ 八王子実践ロバート助監督助言生き4回戦へ/西東京日刊スポーツ 2016年7月13日付 同日閲覧
  13. ^ a b “【西東京】八王子実践 「ロバートさん」こと河本ロバート監督が初陣飾る”. スポーツ報知. (2019年7月10日). https://hochi.news/articles/20190710-OHT1T50232.html 2020年9月26日閲覧。 
  14. ^ “【西東京】八王子実践「ロバートさん」初陣飾った “練習改革”2時間半で効率的に強化”. Sponichi Annex. (2019年7月10日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/07/10/kiji/20190710s00001002332000c.html 2020年9月26日閲覧。 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]