池上通信機

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池上通信機株式会社
IKEGAMI TSUSHINKI CO.,LTD.
池上通信機本社
池上通信機本社
種類 株式会社
市場情報
東証1部 6771
本社所在地 日本の旗 日本
146-8567
東京都大田区池上5-6-16
設立 1948年2月21日
業種 電気機器
事業内容 放送機器製造・販売
代表者 代表取締役社長 清森洋祐
資本金 70億円
発行済株式総数 7285万7468株
売上高 234億8400万円(2014年3月期)
営業利益 6億8100万円(2014年3月期)
経常利益 13億3700万円(2014年3月期)
純利益 12億4500万円(2014年3月期)
純資産 131億8600万円(2014年3月期)
総資産 298億8400万円(2014年3月期)
従業員数 711名
主要株主 日本証券金融(3.35%)
主要子会社 株式会社テクノイケガミ
外部リンク http://www.ikegami.co.jp/
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池上通信機のテレビカメラで撮影を行なう日本放送協会のスタッフ。

池上通信機株式会社(いけがみつうしんき、Ikegami Tsushinki Co., Ltd. )は、日本の業務用放送機器・通信機器メーカー。東証1部上場。本社は東京都大田区池上で、1946年(昭和21年)に斎藤公正が創立。

ビデオカメラモニター・伝送機器などの放送業務用機器が主力。他にセキュリティカメラ、医療用カメラ、錠剤検査装置を製造する。放送用機器はエミー賞を4回受賞するなど、世界的に評価されている。

概要[編集]

かつては両替機なども製造した。

2007年7月に、放送用映像製作・編集システム事業の強化を目的として東芝と資本提携する。その後、同社が発行済み株式の20.0%を保有し、東芝の関連会社(持分法適用会社)になった[1]。その後は2013年に自己株式取得を目的として東芝の保有する大部分を買収した。

ちなみに任天堂のアーケードゲーム「ドンキーコング」の基板プログラミングを行った会社でもある(これを巡って任天堂と訴訟沙汰となり、和解としているが実質絶縁となり後にセガ(後のセガゲームス並びに後のセガ・インタラクティブ)向けゲームの開発を行う事となった。詳しくは当該項目参照)。

広告活動[編集]

かつては、福島県石川県などの一部地域のテレビ局で当社の企業イメージCMを放送していたこともあった。

沿革[編集]

  • 1946年(昭和21年)9月:池上通信機材製作所を創設、通信機用小型変圧器、電源機器等の製造開始
  • 1948年(昭和23年)2月:池上通信機材製作所に組織変更
  • 1949年(昭和24年)8月:NHK総合技術研究所の指導を受け、周波数特性自動記録装置、テレビジョンスタジオ装置用部品を開発、製造販売開始
  • 1951年(昭和26年)1月:商号を「池上通信機」に変更
  • 1958年(昭和33年)4月:川崎工場新設、テレビジョン放送機器および音声機器の製造開始
  • 1960年(昭和35年)9月:水戸工場新設、電源装置、測定機器等の製造開始
  • 1961年(昭和36年)5月:藤沢工場新設、工業用テレビジョン機器および小型変圧器の製造開始
  • 1961年(昭和36年)6月:東京証券取引所店頭市場に株式公開
  • 1961年(昭和36年)10月:東京証券取引所市場第二部に株式上場
  • 1964年(昭和39年)12月:米国法人イケガミ エレクトロニクス インダストリーズ インコーポレーテッド オブ ニューヨーク(連結子会社)設立
  • 1969年(昭和44年)4月:宇都宮工場新設し、工業用テレビジョン機器等の製造開始
  • 1970年(昭和45年)8月:池上工場新設し、テレビジョンカメラ部門等を川崎工場より移行
  • 1971年(昭和46年):カラーカメラを開発、NHKや民放各社に納入
  • 1975年(昭和50年)3月:米国法人イケガミ エレクトロニクス インダストリーズ インコーポレーテッド オブ ニューヨークの商号をイケガミ エレクトロニクス(ユー、エス、エイ)インコーポレーテッドに改める
  • 1976年(昭和51年)1月:西ドイツ駐在員事務所を開設
  • 1980年(昭和55年)12月:西ドイツ法人イケガミ エレクトロニクス(ヨーロッパ)ゲー、エム、ベー、ハー(連結子会社)を設立し、駐在員事務所廃止
  • 1984年(昭和59年)2月:東京証券取引所市場第一部に株式を指定替え上場
  • 1991年(平成3年)5月:株式会社テクノイケガミ 設立
  • 1992年(平成4年)4月:池上エルダー株式会社 設立
  • 1993年(平成5年)11月:株式会社アイテム 設立
  • 1999年(平成11年)10月:藤沢事業所の業務を池上工場に統合
  • 2000年(平成12年)4月:川崎工場の業務を湘南工場に全面移転
  • 2003年(平成15年)2月:水戸工場の業務を宇都宮工場に統合
  • 2007年(平成19年):東芝と資本提携締結
  • 2010年(平成22年)1月:池上エルダー株式会社 清算
  • 2010年(平成22年)4月:池上工場と宇都宮工場を統合
  • 2012年(平成24年)4月:株式会社テクノイケガミを連結の範囲に追加
  • 2012年(平成24年)10月:宇都宮プロダクトセンターの一部製品の生産機能を株式会社テクノイケガミへ移管
  • 2013年(平成25年):東芝の保有する株式を買い取り資本提携解消
  • 2014年(平成26年)4月:シンガポール法人Ikegami Electronics Asia Pacific Pte.Ltd.設立

放送機器[編集]

  • HL-79E - 俗に「ななきゅう」と呼ばれた三管式ハンディカメラシリーズ
  • HL-95 UNICAM - 79Eの性能でドッカブルタイプとして登場した池上最後の撮像管式カメラ。
  • Editcam - 池上が独自で開発したカメラで、FieldPakと命名されたHDD又はフラッシュメモリ型のオリジナルリムーバブルカセットを使う
  • GFCAM - 東芝と共同開発したフラッシュメモリ(GFPAK)を使ったビデオカメラ。GF seriesと呼称するフォーマットはMPEG2 HDで、50Mbpsと100Mbpsのスイッチャブル。カメラは池上が製造し、メモリーパックやレコーダー、プレーヤーは東芝が製造する。

受賞歴[編集]

エミー賞(技術開発部門)4回

  • 1981年 カラースタジオカメラの自動調整コンピュータ
  • 1983年 カラーカメラ(EC-35)の技術開発
  • 1994年、「スキンディテール」
  • 2010年 放送用テープレス記録システム

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]