コンテンツにスキップ

江戸川女子中学校・高等学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
江戸川女子中学校・高等学校
地図北緯35度43分56.31秒 東経139度53分20.13秒 / 北緯35.7323083度 東経139.8889250度 / 35.7323083; 139.8889250座標: 北緯35度43分56.31秒 東経139度53分20.13秒 / 北緯35.7323083度 東経139.8889250度 / 35.7323083; 139.8889250
過去の名称 江戸川高等女学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人江戸川学園
設立年月日 1931年(昭和6年)
創立者 松岡キン
共学・別学 女子校
中高一貫教育 併設型(外部混合有)
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
英語科
学期 2学期制
学校コード C113312300022 ウィキデータを編集(中学校)
D113312300020 ウィキデータを編集(高等学校)
高校コード 13607H
所在地 133-8552
外部リンク 江戸川女子中学校・高等学校
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示

江戸川女子中学校・高等学校(えどがわじょしちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、東京都江戸川区東小岩五丁目に所在し、中高一貫教育を提供する私立女子中学校高等学校。通称「江戸女(えどじょ)」。

高等学校において、中学校から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒との間では、第2学年から混合してクラスを編成する併設混合型中高一貫校[1]

概要

[編集]

1931年松岡キンにより東京府南葛飾郡小岩町に城東高等家政女学校として設立。「教養ある堅実な女性の育成」を建学の精神として、誠実・明朗・喜働の3つの柱に、『自立できる人』を最終目標として教育を実践してきた。

中学校では国際コースを(2021年度~)、高等学校では国際コース(中入生のみ)・英語科を設置している。高校英語科については、2025年度より国際英語科となる。

2021年度まで65分×5コマ授業を実施していた。2022年度から、教育の向上のために45分×7コマ授業の実施を開始している。

設置者である学校法人江戸川学園が設置する大学江戸川大学があるが、江戸川女子高等学校からの進学者は、ほとんどいない。

なお、姉妹校には江戸川学園取手中学校・高等学校がある。

芸能活動は原則禁止である。

交通

[編集]
江戸川女子中学校・高等学校の位置(東京都内)
江戸川女子中学校・高等学校

校則(略)

[編集]

校則は基本中高同様である。

【髪型】

  • 肩につく長さの頭髪は結ぶ。お団子、編み込みは禁止。ヘアゴムやヘアピンは黒・紺・茶の飾りのないもの。
  • パーマ、染髪は禁止。整髪料や家庭でのアイロンについては明記されていない。

【制服】

  • 6~9月を夏服期間、11~5月を冬服期間とし、6月と10月は合服期間とする。
  • 着崩しは禁止。ブレザーの前ボタンは閉める。
  • スカート丈は中学が膝頭中間、高校は膝頭が出る程度。

【その他】

  • スマホは朝のSHRで預け、帰りのSHRで返却する。登下校中は緊急時や連絡用、学習関係用のみ使用可。校内では使用禁止。
  • 日焼け止め、ハンドクリーム、リップ(色なし)は許可。
  • 芸能活動禁止。

部活動

[編集]

文化部

[編集]

制服の変遷

[編集]

戦前、終戦直後は制服がハートのセーラーカラーのセーラー服であった。戦後の1953年、中学・高校の冬服にダブルのピークドラペルくるみボタンのブレザー、夏服にブレザーを脱いだワイシャツ、スカート、リボン形が制定され、続く1960年、中学・高校の夏服に身頃もセーラーカラーも白いセーラー服が制定される。この夏服は、某所の制服コンテストで優勝するが、理由が「生地の透過性に優れている」という理由であって、生徒からもマイナーチェンジを望む声が上がった。1983年(昭和58年)に、生地を厚くして、ダサいと言われていた、ポケットの「江」の刺繍を取り、胸当てを付けて「E」を刺繍するマイナーチェンジを行った。

1987年、中学再開のときに、中学校だけが丈のタータンチェックのスカートを導入して、中学校と高校の校則が、まるで違うことに高校生から不満が出て、結果、卒業アルバムの個人写真を撮り終わった後の5月に高校の校則の禁止事項(例、ポニーテール禁止、バレッタ禁止など)が、かなり解除された。高校の冬服も、この年に在校生を集めて、3点のモデルチェンジ案と、「キツく見えるピークドラペル」や、「ボタンが高い位置にある寸胴」を守るか、投票が行われた結果、中学校と同じタータンチェックのブレザー案が採用された。同時に、高校の夏服も、スカート丈が、それまでの上35cmから、中学校と高校の新しい冬服と同じ膝丈に上げられた。

2022年度入学生より新制服が採用された。

  • 冬服中学:ノーカラージャケットスタイルの濃紺ブレザー。紫を基調としたチェックのスカートセーラー風のブラウス、グレーのセーター/ベストえんじ色のリボン、紺色のハイソックスもしくはクルー丈ソックス。スラックス黒タイツも着用可。
  • 冬服高校:中学と同様のブレザー。紫を基調としたチェック柄のスカートだが、中学よりもチェック柄の幅が広くなっている。水色を基調としたブラウス、グレーのセーター/ベスト、紺色にえんじ・白色のストライプが入ったネクタイ、紺色のハイソックスもしくはクルー丈ソックス。スラックス黒タイツも着用可。
  • 夏服中学:冬服と同様のデザインのブラウスとスカート。透けにくく涼しい素材となっている。えんじ色のリボン、すね丈の紺ソックス。スラックスポロシャツも着用可。ポロシャツは中高共通で紺色と水色の2種類から選択可。
  • 夏服高校:冬服と同様のデザインのブラウスとスカート。透けにくく涼しい素材となっている。紺色のネクタイ、すね丈のソックス。スラックスポロシャツも着用可。ポロシャツは中高共通で紺色と水色の2種類から選択可。

沿革

[編集]
  • 1931年 - 松岡キン東京府南葛飾郡小岩町に城東高等家政女学校を開校。
  • 1932年 - 城東高等家政女学校を江戸川高等家政女学校と改称。
  • 1944年 - 財団法人江戸川女子商業学校を設立。
  • 1945年 - 江戸川高等家政女学校を廃止。
  • 1946年 - 財団法人江戸川女子商業学校を財団法人江戸川高等女学校と改称。
  • 1948年 - 新学制による江戸川女子高等学校創立。
  • 1949年 - 学制の改革に伴い、江戸川高等女学校廃止。
  • 1951年 - 財団法人江戸川女子高等学校を学校法人江戸川学園に組織変更。
  • 1966年 - 大講堂・体育館竣工。
  • 1986年 - 英語科開設。
  • 1987年 - 江戸川女子中学校を名称変更し再開校。
  • 1994年 - 二期制、週6日制を導入。
  • 1998年 - 新校舎竣工。
  • 2007年 - 新館竣工。
  • 2021年 - 中学国際コース開設。
  • 2022年 - 西館竣工。

主な出身者

[編集]

系列校

[編集]

脚注および参照

[編集]
  1. ^ 江戸川女子高校の学校情報 - 高校受験パスナビ旺文社)の「ワンポイント情報」の冒頭による。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]