永井するみ

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永井 するみ(ながい するみ、1961年 - 2010年9月3日[1][2])は、日本小説家。本名は、松本 優子(まつもと ゆうこ)。東京都生まれ。

略歴[編集]

第2回創元推理短編賞で最終候補になったのち、東京創元社編集者(当時)の戸川安宣に長編の執筆を勧められ、『枯れ蔵』を執筆[3]。この作品で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した。

2010年9月3日、死去。『小説推理』(双葉社)に連作短編「秘密は日記に隠すもの」シリーズを連載中で、死去の1週間前に第4回が掲載されたばかりだった。

著作リスト[編集]

長編[編集]

  • 枯れ蔵(1997年1月 新潮社 / 2000年2月 新潮文庫 / 2008年7月 創元推理文庫
  • 樹縛(1998年4月 新潮社 / 2001年2月 新潮文庫 / 2009年9月 創元推理文庫) 
  • ミレニアム(1999年3月 双葉社 / 2000年11月 双葉文庫
  • 大いなる聴衆(2000年8月 新潮社 / 2005年6月 創元推理文庫)
  • 防風林(2002年1月 講談社 / 2005年11月 講談社文庫
  • 唇のあとに続くすべてのこと(2003年1月 光文社 / 2005年10月 光文社文庫
  • 希望(2003年12月 文藝春秋 / 2008年12月 文春文庫
  • 俯いていたつもりはない(2004年9月 光文社 / 2007年8月 光文社文庫)
  • ビネツ―美熱(2005年6月 小学館 / 2007年12月 小学館文庫
  • さくら草(2006年5月 東京創元社 / 2009年8月 創元推理文庫)
  • ダブル(2006年9月 双葉社 / 2010年2月 双葉文庫)
  • 欲しい(2006年12月 集英社 / 2009年10月 集英社文庫
  • カカオ80%の夏(2007年4月 理論社
  • グラデーション(2007年10月 光文社 / 2010年5月 光文社文庫)
  • 義弟(2008年5月 双葉社)
  • グラニテ(2008年7月 集英社)
  • レッド・マスカラの秋(2008年12月 理論社)
  • 悪いことはしていない(2009年3月 毎日新聞社
  • マノロブラニクには早すぎる(2009年10月 ポプラ社 / 2011年10月 ポプラ文庫
  • 逃げる(2010年3月 光文社)

短編集[編集]

  • ランチタイム・ブルー(1999年12月 集英社 / 2005年2月 集英社文庫)
    • 収録作品:ランチタイム・ブルー / カラフル / ハーネス / フィトンチッド / ビルト・イン / ムービング / ウイークエンド・ハウス / ビスケット
  • 歪んだ匣(2000年7月 祥伝社
    • 収録作品:重すぎて / D・I・D / 歪んだ月 / ドラッグストア / ブラックボックス / ダブル・オリーブ / 幻の味 / ウーマン / 蝶のごとく
  • 天使などいない(2001年4月 光文社 / 2003年6月 光文社文庫)
    • 収録作品:別れてほしい / 耳たぶ / 十三月 / レター / 銀の墨 / マリーゴールド / プレゼント / 落花 / 振り返りもしない
  • 隣人(2001年7月 双葉社 / 2004年7月 双葉文庫)
    • 収録作品:隣人 / 伴走者 / 風の墓 / 洗足の家 / 至福の時 / 雪模様
  • ボランティア・スピリット(2002年8月 光文社 / 2005年1月 光文社文庫)
    • 収録作品:冬枯れの木 / ボランティア・スピリット / 雨 / 誰に恋すればいい? / きれいな手 / ジャスミンの花 / 夜に辿る道 / そばにいて / 言葉にならない
  • ソナタの夜(2004年12月 講談社 / 2008年1月 講談社文庫)
    • 収録作品:ミルクティ / 秋雨 / 緑深き淵 / 彼女の手 / 隣の公園 / 唐草といふもの / ソナタの夜
  • 年に一度、の二人(2007年3月 講談社 / 2010年6月 講談社文庫)
    • 収録作品:シャドウ / コンスタレーション / グリーンダイヤモンド
  • ドロップス (2007年7月 講談社)
    • 【改題】涙のドロップス(2011年4月 講談社文庫)
      • 収録作品:ドロップス / うたうだけ / フルーツ消しゴム / 色づいた光 / 貝ボタン / 砂漠のキャラバン / この薔薇を

アンソロジー[編集]

「」内が永井するみの作品

単行本未収録
  • 推理短編六佳撰(1995年11月 創元推理文庫)「瑠璃光寺」- 第2回創元推理短編賞最終候補作
  • 勿忘草(2003年1月 祥伝社文庫)「針」
  • COLORS(2008年4月 ホーム社 / 2009年10月 集英社文庫)「ターコイズブルーの温もり」
  • Lost and Found − さがしもの teens' best selections(2008年9月 ポプラ社)「ハンカチの木」
  • 初恋。(2009年1月 ピュアフル文庫)「アンビシャス少年」
採録

単行本に収録されている短編で、アンソロジーに採録された作品。

  • 推理小説代表作選集 1997 推理小説年鑑(1997年6月 講談社)「マリーゴールド」
  • 白のミステリー(1997年12月 光文社)
    • 【改題・再編集】恐怖の化粧箱(1999年10月 光文社文庫)「プレゼント」
  • 不透明な殺人(1999年2月 祥伝社文庫)「重すぎて」
  • 殺人哀モード(2000年4月 講談社文庫)「マリーゴールド」
  • 小説推理新人賞受賞作アンソロジー2(2000年11月 双葉文庫)「隣人」
  • 悪魔のような女(2001年7月 ハルキ文庫)「歪んだ月」
  • 事件現場に行こう(2001年11月 光文社カッパ・ノベルス / 2006年4月 光文社文庫)「冬枯れの木」
  • 緋迷宮(2001年12月 祥伝社文庫)「カラフル」
  • 紅迷宮(2002年6月 祥伝社文庫)「落花」
  • らせん階段(2003年5月 ハルキ文庫)「洗足の家」
  • 事件を追いかけろ(2004年12月 光文社カッパ・ノベルス / 2009年4月 光文社文庫)「雪模様」

翻訳された作品[編集]

  • 長編
    • カカオ80%の夏 (理論社 ミステリーYA!、2007年4月)
      • 韓国:『카카오 80%의 여름』(2008年4月、キム・ジュヨン(김주영)訳、ISBN 9788975279027
  • 短編
    • 別れてほしい (『天使などいない』(光文社、2001年4月/光文社文庫、2003年6月)に収録)
      • 台湾:「我們來分手吧!」(アンソロジー『在海迷失的蝴蝶』(2006年7月、傅博(島崎博)編、ISBN 9577339034)に収録) - 名前の表記は「永井駿海」

映像化作品[編集]

テレビドラマ

脚注[編集]

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  1. ^ 訃報:永井するみさん49歳=作家 - 毎日jp(毎日新聞)
  2. ^ 作家・永井するみ先生逝去|お知らせ|東京創元社
  3. ^ WEB本の雑誌 作家の読書道:第67回 永井するみさん(2007年5月25日)参照

外部リンク[編集]