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水滸伝 (北方謙三)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
水滸伝
ジャンル 歴史小説
小説
著者 北方謙三
出版社 集英社
掲載誌 小説すばる
レーベル 四六判
文庫
連載期間 1999年10月号 - 2005年7月号
巻数 全19巻+1巻
テンプレート - ノート
ポータル 文学

水滸伝』(すいこでん)は、1999年から2005年まで5年10か月に亘って『小説すばる』(集英社刊)に連載された北方謙三の歴史小説。ファンなどからは『北方水滸』とも呼ばれる。連載時の挿絵は西のぼるが担当。第9回司馬遼太郎賞を受賞している。

概要

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中国四大奇書の一つとされる『水滸伝』を原典としつつも、全体を再構成し、独自の解釈と創作を加えてあるため、原典とはほぼ別物と見て過言ではない。梁山泊宋江のモチーフがキューバ島カストロであるとのコメントが象徴するように、全共闘世代である北方の経験や心境を投影した、革命戦記としての要素が強く漂う。

先に発表された『楊家将』や『血涙』とは舞台背景に繋がりがあり、「北方版北宋サーガ」の一つともいえる。また、公孫勝の致死軍の設定には北方版『三国志』との繋がりも見られ、また続編『楊令伝』の設定には『破軍の星』、『武王の門』などの南北朝シリーズとの繋がりが見られる。さらに、これらの南北朝シリーズは全て作品世界を共有し、『絶海にあらず』とも作品世界を共有しており、一連の北方歴史小説は一つの巨大な世界を成している。集英社から、単行本と文庫版どちらも全19巻と別冊1巻が刊行されている。

2006年10月から2010年6月まで、『小説すばる』誌上において続編『楊令伝』が連載された。また、『小説すばる』2011年12月号から『楊令伝』の続編となる『岳飛伝』の連載が開始されている。なお、本作は『楊令伝』連載終了後に北方が明かした『水滸伝』『楊令伝』『岳飛伝』の三部作からなる大水滸伝構想の第一部にあたる。

序盤のあらすじ

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12世紀初頭の北宋末期の中国。皇帝の浪費や官僚の悪政による政治の腐敗が著しく、民の間では怨嗟の声が満ちていた。このような状況を憂いた小役人の宋江は世直しの檄文を書き記し、魯智深たち同志とともに反政府の人脈作りに勤しんでいた。一方、東渓村の保正(庄屋・名主)晁蓋もまた世直しのために盧俊義に塩の密売を行わせるなど独自の活動を行っていた。やがて二人は手を組み、梁山湖に浮かぶ盗賊の山寨を奪取、梁山泊と名づけて本格的な武力闘争へと向かっていく。

登場人物

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梁山泊の各拠点

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梁山泊(りょうざんぱく)
  • 元々は梁山湖に浮かぶ島にある山寨で、王倫を頭領とした賊徒の拠点だった。だが王倫は世直しを唱えながらも付近の村を襲うだけで、反対するものを処罰していたため、内部には不満がくすぶっていた。
  • 天然の要害であると同時に、地方軍の管轄が複数の州にまたがっているため地方軍が連携して対応しづらいこと、そして宋の首都である開封府や重要都市である北京大名府に近い、という利点に目を付けた宋江林冲安道全を潜入させ、高官の賄賂を強奪してきた晁蓋と呼応して王倫を殺害、反乱の拠点として生まれ変わった。
  • 中枢部である聚義庁(しゅうぎちょう)の壁には頭領の晁蓋、そして宋江をはじめとする各部署の責任者の名前を記した札が掲げられる。札には表が黒字、裏は赤字で名前が記され、死亡すると札を裏返して赤い名に変わっていく。
  • 周辺には、林冲が率いる騎馬隊用の牧場や、史進が率いる遊撃隊の拠点となっている九竜寨(くりゅうさい)が設置されている。

二竜山(にりゅうざん)

  • 梁山泊の東、青州に位置する拠点。当初は山賊の根城だったが、周辺の村を荒らし回っていた賊を魯智深楊志が討伐し、楊志を頭領に担ぎ上げて宋に反旗を翻す。その直後に梁山泊と合流、重要拠点の一つとなる。
  • 隣接した場所には、以前から晁蓋の同志として闇塩の道に関わっていた燕順達が根城とする清風山(せいふうざん)と、反政府の志を抱く李忠達が篭る桃花山(とうかざん)があった。秦明が総隊長に着任後、清風山と桃花山は二竜山に組み込まれ、三山とその周辺を併せて二竜山と総称するようになる。
  • 募兵の入口であり、梁山泊入りを希望する者は二竜山を訪れ、選別と調練を経てから各軍へと配属される。後に解珍が配属されてからは物品の生産拠点にもなっていく。

双頭山(そうとうざん)

  • 梁山泊の北に位置する拠点で、春風山(しゅんぷうざん)と秋風山(しゅうふうざん)の2つの山と中間に位置する山寨で構成されている。官軍を離脱した朱仝雷横が旗揚げした。北への闇塩の道とそれに関わる柴進の屋敷が近いため、闇塩関連で公孫勝率いる致死軍(ちしぐん)や、劉唐率いる飛竜軍(ひりゅうぐん)が滞在することも多い。北と西の募兵やとの貿易も担当している。

流花寨(りゅうかさい)

  • 祝家荘との戦いの後に建設した要塞。梁山泊の西、五丈河の沿岸に位置する。上流には宋の首都たる開封府が存在しており、梁山泊防衛の第一線であると同時に、きたるべき首都攻略の前線基地としての役割も兼ねている。ただし、流花寨が敵の手に落ちれば梁山泊攻略の前線基地となる危険性も孕んでいる。
  • 呉用の肝煎りで建設が進められ、完成後は花栄が総司令官として着任する。宋にとっては喉元に刃を突きつけられたも同然であり、完成直後から官軍の猛攻を受ける。

エピソード

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  • 集英社の雑誌『BJ魂』に漫画版が連載されていたことがある(作画は井上紀良)。
  • 死亡したら名札が赤い字に変化するというアイディアを考えたとき、最初は気に入っていたが、後半で戦死者が続出すると裏返すのが辛くなり、何故こんなアイディアを考えたのか後悔したという。
  • 晁蓋と108人には原典同様に綽名がついているが、当初はわかりやすい綽名だけ使おうと考えていたため、綽名が無いまま戦死した者もいた。しかし読者から綽名をつけて欲しいという要望が多かったため、結局全員につけられた(そのため物語後半の登場人物紹介は急激に綽名が増えている)。これら上記の詳細は別巻『替天行道』で語られている。

登場人物ネタバレ

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  • 百八星には中盤から戦死者が続出するが、童威楽和のように原典通り生き残る者もいれば、逆に史進や白勝のように原典で死亡したキャラクターが生き残るケースもある。
  • 各章のタイトルは百八星の宿星にちなんでいる(天魁の星、地傑の星など)が、章タイトルに宿星が使われたキャラクターから戦死する。逆に言えば、タイトルに使われていない者はまだ死なないというわけである。
  • 当初の構想では阮小五が呉用に代わる梁山泊全軍の軍師として活躍するはずだったが、戦死してしまった。作者自身「書いているうちにそうなった」と予想外だったらしく、その代役に宣賛を充てることになった。
  • 鄭天寿は作中での無意味な死に様から「水滸伝一の犬死」と編集者に言われた。作者は無駄死にではなかったという旨のコメントをしている。

やつら

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『岳飛伝』単行本刊行と前後して開設された『北方謙三 大水滸シリーズ』公式サイトにて不定期連載されている短編シリーズ(2012年11月時点で第5回)。著者と既に死亡した登場人物が語り合い、彼らの問いに著者が答える。

  • 第1回 林冲
  • 第2回 魯達(魯智深)
  • 第3回 楽和
  • 第4回 丁得孫
  • 第5回 凌振
  • 第6回 朱貴
  • 第7回 石勇
  • 第8回 時遷
  • 第9回 扈三娘
  • 第10回 王英
  • 第11回 鄒潤
  • 第12回 張横
  • 第13回 李袞
  • 第14回 童威
  • 第15回 皇甫端

書籍情報

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単行本と文庫版、どちらも全19巻と別巻が刊行されている(下記の情報は文庫版)。文庫版は、単行本の内容に加筆修正が施されている。 また、2026年1月よりテレビドラマ化を記念してキャストの全面帯仕様の文庫版が発売されている(詳しくはテレビドラマの項目参照)。

  • 第1巻  曙光の章 ISBN 4-08-746086-X
  • 第2巻  替天の章 ISBN 4-08-746094-0
  • 第3巻  輪舞の章 ISBN 4-08-746103-3
  • 第4巻  道蛇の章 ISBN 978-4-08-746114-5
  • 第5巻  玄武の章 ISBN 978-4-08-746124-4
  • 第6巻  風塵の章 ISBN 978-4-08-746133-6
  • 第7巻  烈火の章 ISBN 978-4-08-746144-2
  • 第8巻  青龍の章 ISBN 978-4-08-746155-8
  • 第9巻  嵐翠の章 ISBN 978-4-08-746164-0
  • 第10巻 濁流の章 ISBN 978-4-08-746185-5
  • 第11巻 天地の章 ISBN 978-4-08-746197-8
  • 第12巻 炳乎の章 ISBN 978-4-08-746208-1
  • 第13巻 白虎の章 ISBN 978-4-08-746220-3
  • 第14巻 爪牙の章 ISBN 978-4-08-746229-6
  • 第15巻 折戟の章 ISBN 978-4-08-746239-5
  • 第16巻 馳驟の章 ISBN 978-4-08-746251-7
  • 第17巻 朱雀の章 ISBN 978-4-08-746261-6
  • 第18巻 乾坤の章 ISBN 978-4-08-746272-2
  • 第19巻 旌旗の章 ISBN 978-4-08-746282-1
  • 別巻  北方水滸伝読本-替天行道-(対談や人物辞典を収録)ISBN 4-08-775352-2
  • 北方謙三の『水滸伝』ノート (NHK出版 生活人新書300) 2009年9月 ISBN 978-4-14-088300-6

ラジオ朗読番組

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2011年4月から2017年6月まで、九州朝日放送スバルプランニングの製作により、毎週月-金曜6:00-6:10に朗読番組「ミヤリサン製薬プレゼンツ 北方謙三 水滸伝」と題してKBCラジオにて放送されていた。協賛・提供ミヤリサン製薬(ただしCMは放送されず、提供読みもなく、エンディングは「「ミヤリサン製薬プレゼンツ 北方謙三 水滸伝」、次回もお楽しみに。」で終わる)。KBCと帯番組として同日ネットをしていたSTVラジオ、SBCは2017年6月30日で終了。7月3日以降は傑作選として放送されたが、傑作選も2017年12月30日で終了した。KBCは帯番組10分とTBCを除く協賛スポンサーなしの地域向けに放送される30分バージョン(拡大版)の2本立てである。2017年2月よりaudiobook.jpオトバンク)にて音源が、順次データ配信されている。 2021年8月29日をもって30分バージョンも終了した。

ネット局

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  • KBCラジオ 毎週月-金曜6:00-6:10 拡大版(1週間のあらすじをまとめたもの)毎週日曜原則22:00-22:30
  • STVラジオ 毎週月-金曜5:20-5:30
  • 信越放送 毎週月-金曜18:15-18:25

ただし、以下はスポンサーがつかない局

  • tbcラジオ 毎週月-金曜5:15-5:25(2014年4月-2015年3月までは毎週日曜23:00-23:30、それ以前は毎週日曜23:30-24:00に放送)
  • BSNラジオ 毎週日曜22:30-23:00(上記ネット局とは別に、ローカルスポンサーとしてBSNアナウンサーによるミヤリサン製薬の提供読み並びに、1話目と2話目の間に20秒CM1本が放送される)
  • KNBラジオ 毎週日曜5:00-5:30
  • RSKラジオ 毎週日曜23:30-24:00(2022年7月現在)
  • RBCiラジオ 毎週土曜7:00-7:30(2021年11月現在、毎週日曜23:30 - 24:00にRBC独自に再放送を続行)

朗読

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受賞

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オーディオブック

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audiobook.jpオトバンク)配信
ラジオ朗読番組の音源を使用して、2017年2月8日から2020年11月4日にかけて全19巻が順次、データ配信されている。
Audible(Audible Inc.)配信
松平定知の朗読で、2020年1月31日から順次、データ配信されている[1]。2022年7月現在で第19巻。

テレビドラマ

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北方謙三 水滸伝
ジャンル 連続ドラマ
原作 北方謙三
脚本 藤沢文翁
監督 若松節朗
村谷嘉則
佐藤さやか
出演者 織田裕二
反町隆史
亀梨和也
満島真之介
波瑠
玉山鉄二
松雪泰子 ※ 特別出演
佐藤浩市 ※ 友情出演
金児憲史
萩原聖人
木村達成
伊藤健太郎
宇梶剛士
山中柔太朗
加藤清史郎
白洲迅
大塚明夫
吉田美月喜
金田哲
野間口徹
ナレーター 諏訪部順一
音楽 村中俊之
オープニング MISIA「夜を渡る鳥」
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
製作
プロデューサー 西憲彦(WOWOW)
大原康明
(WOWOW)
古屋厚(ROBOT)
森安彩(共同テレビジョン)
制作 ROBOT
製作 WOWOW NTTドコモ
放送
放送チャンネルWOWOWプライム
WOWOW 4K
Lemino
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2026年2月15日 -
放送時間日曜 22:00 -
WOWOW × Lemino 連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」公式サイト
配信
配信サイトWOWOWオンデマンド および Lemino
配信国・地域日本の旗 日本
配信期間2026年2月15日 -
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北方謙三 水滸伝』のタイトルで、2026年2月15日よりWOWOWで放送・配信[2]

2020年12月、WOWOWで本作の実写ドラマ化プロジェクトが発表された[3]。2024年9月12日にドラマ制作発表、および主演に織田裕二を迎えることを発表[4]。2025年7月より反町隆史亀梨和也ら主要キャストが順次公開された[5][6][7]。2025年12月22日にはMISIAによる主題歌「夜を渡る鳥」が発表[8]。さらに2026年1月22日よりドラマの放送・配信を記念して、原作小説「水滸伝」各巻において、20名のキャストによる全面帯特別仕様バージョンを展開[9]。2月1日にはファイナル予告映像の公開と共に、ドラマ本編のナレーションを諏訪部順一が務めることが発表され、大水滸シリーズ公式サイト内で史進役の木村達成の新連載企画もスタートした[10]。2026年2月9日には「北方謙三 水滸伝 ジャパンプレミア」が開催[11]、2026年3月27日、水滸伝ナイトにて続編の制作が発表[12]されると、3月29日放送の第7話終了後に続編の特報映像も公開された[13]


キャスト

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史進や楊令など、原典の水滸伝とは大幅に異なる設定のキャラクターも居る為、詳細は大水滸シリーズの登場人物についても参照のこと。青蓮寺は北方版水滸伝のオリジナルである。WOWOW公式による発表順、及び単独発表のキャラクター順。

梁山泊

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梁山泊のリーダーで表向きは戸籍係として働く下級役人。腐敗した世を憂い、自ら筆を執って『替天行道』という世直しの書を記したことで、運命が動き出す。

“托塔天王”の異名を取り民衆からの人望を苛烈な闘志でまとめ上げるカリスマ。宋江が書き記した『替天行道」に出会い、同じ志を持つ仲間として彼と運命を共にする。

槍術にかけて右に出る者のいない天才武人。豹子頭の名でも知られ、その鋭さとスピードを武器に騎馬隊を率いる。圧倒的な武に恵まれながらも、愛する者を失った悲しい過去を背負う。

禁軍・青蓮寺ほか

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梁山泊の周辺人物

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スタッフ

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放送

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season1(2026年2月15日〜2026年3月29日)

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  • 第1話 叛乱の火種(58分)

12世紀、北宋末期。下級役人の宋江(織田裕二)は、国の腐敗や民の絶望を目の当たりにし、世直しの『替天行道』を書き上げる。一方、托塔天王の名で兵を束ねる晁蓋(反町隆史)も、立ち上がるその時を待っていた。宋江は槍の名手・林冲(亀梨和也)を禁軍に潜入させ、叛乱の疑いをかけられた武術師範の王進(佐藤浩市)を逃そうと試みる。

  • 第2話 諜報組織「青蓮寺」(59分)

志を同じくした宋江と晁蓋は、叛乱活動の拠点として、王倫(萩原聖人)が束ねる“梁山湖の砦”を奪取すべく、魯智深(金児憲史)や呉用(野間口徹)、闇塩の道を執り仕切る盧俊義(宇梶剛士)、阮小五(加藤清史郎)らと共に動き始める。諜報組織「青蓮寺」の総帥・袁明(大塚明夫)は叛乱を怪しみ、李富(玉山鉄二)に捜査を命じた。晁蓋たちが林冲の奪還を目指す頃、王母と共に都を逃れた王進は史家村で血気盛んな若者、史進(木村達成)に出会う。

  • 第3話 雪原(57分)

晁蓋らに救出された林冲は、梁山湖の砦を手に入れるための鍵となる腕利きの医者・安道全(金田哲)を同志に加えるため、滄州の牢獄へと向かう。高まる叛乱の気配に危機感を募らせる「青蓮寺」の李富は一計を案じ、禁軍将校の楊志(満島真之介)に調査を命じた。時を同じくして、王進に弟子入りした史進は厳しい修行の日々に明け暮れる。

  • 第4話 梁山湖の砦(57分)

安道全、白勝(柄本時生)とともに宋江のもとに帰還した林冲は、梁山湖の砦を束ねる王倫の昔なじみである朱貴(高橋和也)の助けを得て、王倫の砦へと潜入する。更に宋江と晁蓋は特殊部隊・致死軍の結成を決意。獄中の公孫勝(白洲迅)に指揮を執らせるべく、晁蓋が救出に向かう。一方、魯智深は禁軍将校・楊志に接触を果たしていた。

  • 第5話 英雄の末裔(58分)

梁山泊の砦に潜入した林冲は、王倫に毒を盛られるが一命を取り留める。宋江と晁蓋は、楊志を同志に加えるべく策を練り、楊志が護送する賄賂の強奪を試みる。その頃、宋江の同志である武松(伊藤健太郎)は虎を殴り殺し打ち勝つも、心には大きなダメージを負っていた。一方「青蓮寺」は捜査を進める中で托塔天王の正体に迫る。

  • 第6話 決意の旗(59分)

晁蓋ら一行が梁山湖の砦に上陸を果たすのに合わせて林冲は王倫の討伐を目論む。その頃、鄆城県の宋江は盧俊義の従者・鄧礼華(中村ゆりか)を世間の目を欺くために妾として迎え入れた。馬桂(松雪泰子)の娘の閻婆惜(吉田美月喜)はそれに納得がいかず、宋江の弟の宋清(上地雄輔)も兄の言動を責める。一方、史家村を訪れた魯智深は王進から託された手紙を史進に渡す。

  • 第7話 旅立ちの刻 (60分)

宋江の導きにより国の腐敗を目の当たりにした楊志は軍を去り、滞在先の娼館の女・済仁美(波瑠)と出会う。やがて、楊志は賊徒に襲撃された村から孤児・楊令(岩川晴)を救い出すと、民衆を守る為に賊徒で荒れた二竜山を攻め落とした。一方、宋江は晁蓋からの梁山泊入りの要請を断るが、青蓮寺は閻婆惜を利用して宋江を追い詰める。刻一刻と追手が迫る中、宋江は自身の目で国を見る為に武松を伴って旅立つのだった。

放送回放送日サブタイトル
第1話2026年2月15日叛乱の火種
第2話2月22日諜報組織「青蓮寺」
第3話3月1日雪原
第4話3月8日梁山湖の砦
第5話3月15日英雄の末裔
第6話3月22日決意の旗
第7話3月29日旅立ちの刻

脚注

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  1. Audible版『水滸伝 一 曙光の章 』 | 北方 謙三”. Audible. 2026年1月31日閲覧。
  2. 織田裕二の主演ドラマ「北方謙三 水滸伝」ビジュアル公開、2026年に放送・配信決定”. 映画ナタリー. ナターシャ (2025年6月12日). 2025年6月12日閲覧。
  3. 北方謙三『水滸伝』実写ドラマ化プロジェクト”. WOWOW. 2021年1月3日閲覧。
  4. 北方謙三の小説「水滸伝」織田裕二主演でドラマ化 監督は若松節朗、脚本は藤沢文翁」『映画ナタリー』ナターシャ、2024年9月12日。2024年9月13日閲覧。
  5. 織田裕二×反町隆史が黄金タッグ!「北方謙三 水滸伝」晁蓋役が決定 「ものすごい熱量でオファーをいただいた」”. 映画.com (2025年7月15日). 2025年11月28日閲覧。
  6. 織田裕二主演、連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」新キャスト27名を一挙発表」『シネマトゥデイ』Cinematoday、2025年11月7日。2025年11月7日閲覧。
  7. 織田裕二主演、実写ドラマ「北方謙三 水滸伝」吉田美月喜、泉里香ら新キャスト発表”. シネマトゥデイ (2025年11月28日). 2025年11月28日閲覧。
  8. 連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」主題歌はMISIAの新曲「夜を渡る鳥」に決定! 主題歌入り本予告&本ポスターが解禁【コメント全文あり】”. シネマトゥデイ (2025年12月22日). 2026年2月6日閲覧。
  9. 「水滸伝」織田裕二、反町隆史、亀梨和也のキャラPV解禁 全面帯ビジュアルも」『映画ナタリー』ナターシャ、2026年1月21日。2026年1月22日閲覧。
  10. 北方謙三 水滸伝:ファイナル予告映像を公開 “宋江”織田裕二、“晁蓋”反町隆史らの熱い思いが交錯 “史進”木村達成の新連載企画も特設サイトでスタート」『クランクイン』Lawson Entertainment group、2026年2月4日。2026年2月6日閲覧。
  11. 「北方謙三 水滸伝」織田裕二、反町隆史との共演振り返る「大胆であって繊細」(イベントレポート / 写真50枚)”. 映画ナタリー. ナターシャ (2026年2月9日). 2026年2月15日閲覧。
  12. 満島真之介、木村達成、山中柔太朗ら集結「北方謙三 水滸伝」最終話前に生配信イベント開催”. シネマトゥデイ (2026年3月26日). 2026年3月30日閲覧。
  13. 連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」続編が制作決定、新たな仲間との出会いが”. 映画ナタリー. ナターシャ (2026年3月27日). 2026年3月30日閲覧。
  14. MISIA、連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』主題歌を担当。本予告映像公開”. BARKS. BARKS (2025年12月22日). 2025年12月22日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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