水差しを持つ女

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「水差しを持つ女」

水差しを持つ女』(みずさしをもつおんな、オランダ語: Vrouw met waterkan)は、オランダ画家ヨハネス・フェルメールによる絵画作品[1]。左側にのある部屋を描いた、フェルメールに典型的な構図の作品である。保存状態が非常に良い[2]

  • 制作年代:1664年 - 1665年ごろ
  • 技法:カンヴァス、油彩
  • サイズ:45.7×40.6cm[3][4]
  • 所蔵:メトロポリタン美術館[5]
  • 来歴:銀行家のヘンリー・G・マーカンド旧蔵。

解説[編集]

左から光が差す室内に立つ女性という、おなじみのテーマである。女性は右手を窓枠にかけ、左手でテーブルの上の水差し(純潔や節制の象徴とされる)の取っ手をつかむ。窓の外に水差しの水を捨てようとしているかに見える。テーブルの上の宝石箱は虚栄を表すモチーフである。女性は「節制」を捨て、「虚栄」に走るべきかどうかの岐路に立っているのであろうか。

脚注[編集]

  1. ^ De la Croix, Horst; Tansey, Richard G.; Kirkpatrick, Diane (1991). Gardner's Art Through the Ages (9th ed.). Thomson/Wadsworth. p. 796. ISBN 0-15-503769-2. https://archive.org/details/gardnersartthrou00gard/page/796 
  2. ^ 水差しを持つ女”. www.metmuseum.org. 2021年6月11日閲覧。
  3. ^ YOUNG WOMAN WITH A WATER PITCHER by Johannes Vermeer”. www.essentialvermeer.com. 2021年6月11日閲覧。
  4. ^ Understanding Woman with a Water Pitcher by Johannes Vermeer”. www.essentialvermeer.com. 2021年6月11日閲覧。
  5. ^ Finding aid for the Henry Gurdon Marquand Papers, 1852-1903 (PDF) (英語)

参考文献[編集]