水原賢治

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水原 賢治(みずはら けんじ、3月19日 - )は愛知県豊田市出身の日本漫画家

略歴・作風[編集]

  • 中学生時代にプロの漫画家を目指すようになり、中学校卒業後、上京しアニメーション専門学校に進学。専門学校卒業後、フリーの動画描きをしながら、仲間と共にアニメーション制作会社の設立を目指した。しかし、その夢はかなわず、当初の目的だった漫画家を目指すようになる。
  • 自身のホームページのプロフィールのページでは、1991年ごろに商業誌デビューと書いているが、同じホームページの「全作品リスト」のページで、最初に掲載している作品は、1992年にみのり書房から刊行されたアンソロジーコミック集『ハドソン魔境2』に収録された「なんてったってBeeBall」である。
  • 思春期の少年少女の傷つきやすい内面を描写した作品が多い。また、宮沢賢治などの文学作品に造詣が深く、作品内で多く引用されている。
  • 往年の少女漫画を思わせる繊細な作画が特徴。
  • 成人漫画雑誌での掲載が多いが、露骨な性描写はあまりない作品が多い。

単行本リスト[編集]

  • 空穂幻燈(青磁ビブロス、1995年)
    初期の作品を集めた短編集。作者が初めて成人漫画に挑戦した「遠い夏」などを収録。
  • 恋ヶ窪スケッチブック 全2巻(青磁ビブロス、1996年)2000年に大都社から1冊にまとめて刊行されている。
    『中一コース』に連載。中学校の生活にとまどう中学1年生の姿を瑞々しく描く。
  • 日曜日に彼女は(ワニマガジン社、1996年)
    『ヤングHIP』掲載の作品を集めた短編集。コメディ・タッチの作品が多い。
  • 夢で逢いましょう。(ワニマガジン社、1998年)
    『ヤングHIP』掲載の作品を集めた短編集。『日曜日に彼女は』と比べると、やや暗い作風の作品が多い。
  • はるかな風と空ののぞみ(ワニマガジン社、1999年)
    『ヤングHIP』で長編に挑戦した作品。ヒロインの人間関係を壊していくドッペルゲンガーの正体とは?
  • はちがつのうさぎ(大都社、2000年)
    『空穂幻燈』に収録された作品のうち、「遠い夏」「赫い少女」を抜き、代わって他の短編を加えた短編集。
  • 紺碧の國 2巻まで刊行。掲載誌休刊のため、未完。(少年画報社、2001~2002年)
    1人の少女が書いた小説がやがて周囲の人びとに大きな影響を与え、社会現象にまで発展していく過程を通して、理想的なパラレルワールドを夢見る思春期の少年少女たちの心象風景を描く。
  • あふたーすくーる(アップロードシナジー、2006年)
    最近の作品を集めた短編集。SF的な設定を取り入れながら一つの愛の形を追究した「meio〜メイオ〜」(原作:櫛下水音)や女性教師と男子生徒のあやまちが周囲の人間の興味本位な言動によってスキャンダルに発展していく恐怖を描いた「恋愛の条件」など異色作が収められている。

外部リンク[編集]