毛呂山町

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もろやままち
毛呂山町
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 埼玉県
入間郡
団体コード 11326-3
法人番号 6000020113263
面積 34.07 km²
総人口 37,026
推計人口、2016年10月1日)
人口密度 1,090人/km²
隣接自治体 鶴ヶ島市坂戸市日高市飯能市
入間郡越生町比企郡鳩山町
町の木 ユズ
町の花 キク
町の鳥 メジロ
毛呂山町役場
所在地 350-0493
埼玉県入間郡毛呂山町中央2丁目1番地
北緯35度56分29.5秒東経139度18分57.6秒
Moroyama town- office1.JPG.jpg
外部リンク 毛呂山町ホームページ

毛呂山町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

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毛呂山町(もろやままち)は、埼玉県南西部にある人口約3万5千人の

概略[編集]

西部は自然が残る外秩父山地、北東には岩殿丘陵がかすめ、東部は水田が広がる低地、中央部をJR八高線東武越生線が走り、沿線を中心に宅地化が進んでいる。果樹園が多く、特にユズの産地として知られている。1965年に同町の毛呂病院(埼玉医科大学の前身)がチベット難民の学生5人を受け入れたことをきっかけにチベットとの交流が深い[1]

地理[編集]

東京都心から50km圏内の入間郡南西部に位置し、東西約9km、南北約7.5kmで、中央部がくびれた形をしている。

秩父山地関東平野が接する八王子構造線にまたがり、西部の緩やかな山地は標高約300 - 400mで、外秩父山地の東縁部にあたり、秩父古生層が広く分布している。一部が県立黒山自然公園に指定されており、農業用灌漑貯水池である鎌北湖はその中心となる湖である。この湖から飯能市天覧山まで奥武蔵自然歩道が伸び、ユズをはじめとする果樹園や畑が多く自然環境に恵まれていることから、観光客がハイキングなどに訪れている。

南部の丘陵地帯には武者小路実篤が理想社会を目指して創設した「新しき村」があり、1939年宮崎県から移住して以来、現在も農業を基盤とした共同生活を続けている。

中央部から東部にかけては越辺川(おっぺがわ)と高麗川に挟まれた標高約60m前後の平地で、表面は関東ローム層に覆われている。

東武越生線は坂戸駅で東武東上線に接続し、沿線は東京都内および埼玉県内の川越・志木などへの通勤圏に入るため1980年ごろから宅地化が進み、市街地が形成されている。

主な地目別構成比は、山林40.2%、畑14.0%、その他13.8%、宅地13.5%、雑種地12.8%、田4.7%、原野0.9%、池沼0.1%となっており、宅地やその他の地目が増加し、森林や農用地等の減少が進んでいる。また、首都圏からのアクセスも良く地形が適当であったことからゴルフ場も多く開発されている。

歴史[編集]

縄文中期頃にはすでに人々が生活をしていた痕跡があり、これまでに約120ヶ所の遺跡が確認されている。

  • 1871年12月25日明治4年11月14日) - 廃藩置県による第1次府県統合が行われ、現在の町域は入間県の管轄となる。
  • 1873年(明治6年)6月 - 入間県と群馬県が統合され、熊谷県の管轄となる。
  • 1875年(明治8年) - 入間郡堀込村・馬場村・平山村が合併して岩井村となり、現在の町域に川角村・西戸村・市場村・箕和田村・西大久保村・大類村・苦林村・下川原村・毛呂本郷・長瀬村・小田谷村・前久保村・岩井村・滝野入村・権現堂村・阿諏訪村・大谷木村・宿谷村・葛貫村の19村が成立する。
  • 1876年(明治9年)8月 - 熊谷県が廃止され、埼玉県の管轄になる。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、川角村・西戸村・市場村・箕和田村・西大久保村・大類村・苦林村・下川原村が合併し、現在の町域の東部が川角村となる。毛呂本郷・長瀬村・小田谷村・前久保村・岩井村が合併し、現在の町域の中部が毛呂村となる。滝野入村・権現堂村・阿諏訪村・大谷木村・宿谷村・葛貫村が合併し、現在の町域の西部が滝野入村となる。
  • 1891年(明治24年)8月20日 - 滝野入村が名称を変更し、山根村となる。
  • 1939年昭和14年)4月1日 - 毛呂村と山根村が合併し、毛呂山町となる。
  • 1955年(昭和30年)4月1日 - 川角村と合併し、毛呂山町となる。
  • 1957年(昭和32年)8月1日 - 入間郡坂戸町の一部を編入する。
  • 1962年(昭和37年) - 武州長瀬駅周辺に団地開発がはじまる。
  • 1968年(昭和43年) - 毛呂山町公民館を建設する。
  • 1978年(昭和53年) - 埼玉県立毛呂山高等学校が開校する。
  • 1986年(昭和61年)4月1日 - 防災行政無線運用開始。
  • 1987年(昭和62年) - 新図書館が開館する。
  • 1989年平成元年) - スポーツ健康都市を宣言する。
  • 1990年(平成2年) - 毛呂山町民憲章を制定する。
  • 1993年(平成5年) - 歴史民俗資料館が開館する。
  • 1999年(平成11年) - ゆずの里オートキャンプ場がオープンする。
  • 2004年(平成16年) - 町界町名地番整理事業が開始される。
  • 2008年(平成20年) - 埼玉県立毛呂山高等学校が廃校となる。

人口[編集]

Demography11326.svg
毛呂山町と全国の年齢別人口分布(2005年) 毛呂山町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 毛呂山町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
毛呂山町(に相当する地域)の人口の推移
1970年 20,006人
1975年 25,807人
1980年 31,197人
1985年 34,467人
1990年 38,746人
1995年 39,808人
2000年 39,711人
2005年 39,122人
2010年 39,052人
総務省統計局 国勢調査より

20歳代前半人口が突出しているのは、町内の医科大学と医療系専門学校、および近接する坂戸市内の大学へ通学する学生が転入しているためと推定される。

行政[編集]

毛呂山町民憲章[編集]

1989年にスポーツ健康都市を宣言した毛呂山町が1990年3月22日、毛呂山町告示第11号として採択した憲章である。本則は、概ね道徳を重んじ地域の発展に寄与することを旨としている。この時の町長は、1967年以来6期目在職23年目を迎えた下田養平であり、1991年にこの6期目を最後に引退していることから、同町長による町政の精神的集大成と見ることもできる。

前文[編集]

毛呂山は恵まれた自然と先人の築いた歴史を持つまちです。

わたくしたちは、ふるさと毛呂山に住むことを誇りに思い、さらに

住みよいまちづくりをすすめるため、ここに町民憲章を定めます。

本則[編集]

  • 1 ふるさとを愛し、清流と緑をまもります。
  • 1 きまりをまもり、明るいまちをつくります。
  • 1 ふれあいの輪を広げ、思いやりの心を育てます。
  • 1 スポーツに親しみ、健康な家庭を築きます。
  • 1 教養を深め、文化のかおりを高めます。

広域行政[編集]

一部事務組合
協議会

議会[編集]

  • 町議会議長: 堀江快治
  • 町議会副議長: 佐藤秀樹

経済[編集]

農業[編集]

自然環境を生かした農業を展開し、ユズリンゴのもぎ取り園などの観光農業が盛ん。ユズは昭和初期から栽培され、日本で最も古い産地といわれている。生産地である桂木地区から「桂木ゆず」の銘柄で全国的に有名。また鶏卵の生産額は県内第2位となっている。庭先や直売所で地元の消費者や観光客に果樹や野菜、農産加工品などを販売している。1990年代以降は農業従事者の高齢化、労働力の流出や兼業化、耕作地の減少など厳しい状況に置かれつつある。

商業[編集]

各駅を中心とした9つの商店街で分散しているため、購買力は町外へ流出する傾向にあったが、1990年代後半から中心部に大型店が進出したことで、町内での購買力が回復している。

金融機関[編集]

地域[編集]

健康[編集]

  • 平均年齢:40.1歳(男=39.4歳、女=40.8歳)

教育[編集]

小学校
  • 毛呂山町立泉野小学校
  • 毛呂山町立川角小学校
  • 毛呂山町立光山小学校
  • 毛呂山町立毛呂山小学校
中学校
高等学校
大学

公共施設[編集]

国の施設
町の施設
  • 中央公民館
  • 東公民館
  • 福祉会館
  • 毛呂山町立図書館
  • 老人福祉センター山根荘
  • 歴史民俗資料館
  • 保健センター
  • 教育センター
  • 児童館
  • 学校給食センター
  • 総合公園体育館
  • 大類グラウンド
  • 毛呂山町デイサービスセンター

警察[編集]

消防[編集]

電話番号[編集]

市外局番は町内全域が「049」。市内局番が「2XX」の地域との通話は市内通話料金で利用可能(川越MA)。収容局は毛呂山2局のみ。

郵政[編集]

郵便番号は町内全域が「350-04xx」(越生郵便局が集配を担当)である。

交通[編集]

鉄道[編集]

武州長瀬駅
東毛呂駅
毛呂駅

バス[編集]

タクシー[編集]

タクシーの営業区域は県南西部交通圏。

道路[編集]

県道[編集]

主要地方道
一般県道

文化[編集]

新しき村
鎌北湖
滝ノ入・ローズガーデン

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

出身著名人[編集]

名産品[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 埼玉の小さな町にダライ・ラマがやってきた理由ニューズウィーク日本版、2016年12月28日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]