死との約束
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死との約束 Appointment with Death | ||
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著者 | アガサ・クリスティー | |
訳者 | 高橋豊 | |
発行日 |
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発行元 |
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ジャンル | 推理小説 | |
国 |
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前作 | ナイルに死す | |
次作 | ポアロのクリスマス | |
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『死との約束』(しとのやくそく、原題:Appointment with Death)は、イギリスの小説家アガサ・クリスティが1938年に発表した長編推理小説である。
あらすじ[編集]
エルサレムを訪れたポアロが耳にしたのは、「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃいけないんだよ」という男女の囁きだった。やがて、ヨルダンの古都ペトラを舞台に殺人事件が起こる。
解説[編集]
物語は2部構成で、第一部は殺人が起こるまで、第二部でその後の顛末が描かれる。ポアロが登場するのは(プロローグと)第二部のみである。
登場人物[編集]
- エルキュール・ポアロ
- ボイントン夫人 - 金持ちの老婦人
- 原作では名前が明記されていない。下記の映画版においてはエミリー・ボイントンと呼称される。
- レノックス・ボイントン - ボイントン夫人の長男
- ネイディーン・ボイントン - レノックスの妻
- レイモンド・ボイントン - ボイントン夫人の次男
- キャロル・ボイントン - ボイントン夫人の長女
- ジネヴラ・ボイントン - ボイントン夫人の次女
- ジェファーソン・コープ - アメリカ人、ネイディーンの友人
- サラ・キング - 女医
- テオドール・ジェラール - フランス人、心理学者
- ウエストホルム卿夫人 - 下院議員
- アマベル・ピアス - 保母
- カーバリ大佐 - アンマン警察署長、ポアロの旧友
戯曲[編集]
1945年に "Appointment with Death" の題名でクリスティ自身が戯曲化した。ポアロは登場しない。2012年現在、日本語訳は未刊である。
日本語訳[編集]
本作品は、早川書房の日本語版翻訳権独占作品となっている。
題名 | 出版社 | 文庫名 | 訳者 | 巻末 | カバーデザイン | 初版年月日 | ページ数 | ISBN | 備考 |
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死との約束 | 早川書房 | ハヤカワ・ミステリ文庫1-33 | 高橋豊 | 真鍋博 | 1978年5月31日 | 311 | 4-15-070033-8 | 絶版 | |
死との約束 | 早川書房 | クリスティー文庫16 | 高橋豊 | 「だって、彼女は殺されるんでしょ?」 東野さやか |
Hayakawa Design | 384 | 4-15-130016-3 |
翻案作品[編集]
- 1988年に『死海殺人事件』の題で映画化された。マイケル・ウィナー監督、ピーター・ユスティノフ主演。
- デビッド・スーシェ主演の「名探偵ポワロ」シリーズにおいて、第12シリーズとして、2008年に映像化されている(シリアの発掘現場が舞台になっている)。
- ラジオドラマが、BBC Radio 4で放送されている。
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