武蔵国府八幡宮

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武蔵国府八幡宮
武蔵国 国府八幡宮.JPG
所在地 東京都府中市八幡町2-33
位置 北緯35度40分3.85秒
東経139度29分20.25秒
座標: 北緯35度40分3.85秒 東経139度29分20.25秒
主祭神 応神天皇(誉田別命)
創建 724-749年[1]
別名 六所八幡神社
例祭 8月15日
地図
武蔵国府八幡宮の位置(東京都区部および多摩地域内)
武蔵国府八幡宮
武蔵国府八幡宮
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本殿

武蔵国府八幡宮(むさしのこくふはちまんぐう)・八幡神社府中八幡宮とは、東京都府中市八幡町に位置する神社であり、一八幡宮武蔵国国府八幡宮である。六所八幡神社。

総社は、当社より西側にある大國魂神社

概要[編集]

大國魂神社所管社であり、当時の「武蔵国」の守護神として建立されたので「武蔵国府八幡宮」と称されている。

二の鳥居は、1955年に京王帝都電鉄から奉納されたもの。方5分程にある東府中駅の代わりに当社よりへ2分程の所に「八幡前駅」という駅がかつてあり、つながりは深い。

神輿は、1934年作成の二之宮神輿である[2]太鼓は、大国魂神社の先代二之宮太鼓。山車は、昭和26年製作で、流派は船橋流。

東国において瓦ぶきの建物は稀少だったのにもかかわらず、当社周辺からは中世瓦が発見されており、往時は相当立派な社殿だったことが想定されている。 — 「武蔵国衙年貢注文」(金沢文庫文書)

[注 1]

八幡宮周辺は江戸名所図会に描かれている(三巻 368 府中 八幡むら 八幡宮)

祭神[編集]

応神天皇(誉田別命)、八幡神

歴史[編集]

第45代聖武天皇が各国一社の八幡宮として創立したもの。

参道[編集]

神社の入口は旧甲州街道に北面しており、「武蔵国府八幡宮」と記された石碑石灯篭そして一の鳥居がある。また「武蔵府中郷土かるた」の標識がある。 長い参道を南へ進むと半ばに踏切があり、京王競馬場線が横切っている。踏切を渡ると京王電鉄奉納した二の鳥居と立派な門がある。さらに進んで左(東方)へ折れるとすぐ三の鳥居と手水舎がある。その先右手に社務所、正面に灯篭、狛犬拝殿がある。本殿西向きになっている。周りはなどの鬱蒼としたに囲まれている。

歌など[編集]

(ま)松を立てない正月飾り — 武蔵府中郷土かるた

大国様と八幡様が宿を探しており、八幡様が宿を捜してくると出かけたきり帰らず、待ちぼうけとなった大国様は、「まつはういものつらいもの」[注 2]と言った。その話に出てくる八幡様が祭神である[3][4]。これが元で、大国様の大國魂神社には松の木が無く(枯れてしまう)、市内の正月飾り(門松)には松を使用しない。

「府中六社の宮(大國魂神社)」の末社にして、甲州街道八幡宿の奥に…祀る処は応神天皇なり… — 江戸名所図会
相伝ふ、聖武天皇の御宇、日域の国々に勧請し営宮するところのもの、これ皆八幡村の八幡宮といふ…当社も、古へは本社禮殿ならびたちて荘厳蕩々たり…今は茅葺の小社なり。 — 江戸名所図会
(大国魂神社)末社

八幡社。除地、三丁三畝十歩、小社、本社より四丁程東にあり、此邊呼て八幡村と云ふ、鳥居あり街道に臨めり、鳥居より社前に至るまで左右松樹を列す、例祭年々八月十五日。

— 新編武蔵風土記稿

近隣[編集]

  • 神社の南側を東西に、東京競馬場から品川道へ至る「八幡道(やわたみち)」という道がある。
  • 六所宮に至る京所道(きょうずどう・きょうずみち)が西側にある。
  • 現、鳩林荘のケヤキ。1988年の環境庁全国巨樹巨木調査、幹周り440cm、高さ25M。

その他[編集]

  • 付近では、毎年陰暦8月十五日・秋の彼岸に放生会が行われた[5]

八幡道[編集]

当社南側には、東西に細い道「八幡道(やわたみち)」が通っており、西は「京所道」につながり六所宮、東は品川道と滝神社の上の「御滝道」につながっていた[6]

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 府中市遺跡番号:2 遺跡名:武蔵国府関連
  2. ^ 「まつは大嫌いだ、まつのはいやだ」の意味

出典[編集]

  1. ^ 府中観光協会
  2. ^ 大国魂神社-暗闇祭り(くらやみ祭り)-祭り好きの隠れ家 二之宮神輿
  3. ^ 大國魂神社 七不思議について
  4. ^ まつはきらい(絵本)発行年月昭和61年12月 頁数22頁
  5. ^ 府中の風土誌 p107
  6. ^ 府中市立郷土館紀要別冊 府中市内旧名調査報告書「道・坂・塚・川・堰・橋の名前」

関連項目[編集]

参考[編集]

  • 北多摩神社誌 昭和51年8月27日発行 発行者 北多摩神道青年会むらさき会
  • 府中観光協会 武蔵国府八幡宮
  • 日本史大戦略
  • 神のやしろを想う 「郷土の鎮守様~府中市東部の神社散歩・その2」(西武多摩川線沿線編)
  • 武蔵国衙年貢注文(金沢文庫文書)
  • 東国の歴史と史跡(菊池山哉著)
  • 深澤靖幸 国府八幡宮の中世瓦