武漢日記

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Wuhan Diary: Dispatches from a Quarantined City
翻訳者 Michael Berry
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
出版日 2020年4月

武漢日記 (ぶかんにっき、: 武汉日记)は、中国の作家方方による、中国・武漢新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を抑止するためのロックダウン生活中の人々の生活について書かれたオンライン日記[1][2][3]。作者の名前から「方方日記」とも呼ばれる[4]。2020年6月、「Wuhan Diary:Dispatches from a Quarantined City」というタイトルの英訳がハーパーコリンズから書籍形式で発行される。

武漢日記
各種表記
繁体字 武漢日記
簡体字 武汉日记
拼音 wǔhànrìjì
日本語読み: ぶかんにっき
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背景[編集]

2020年の湖北省封鎖の間、方方の武漢日記: 武汉日记)は、ソーシャルメディアに投稿され、封鎖された都市の日々は広く公開された。決まって深夜0時前後に投稿し、投稿の多くが、翌朝には中国の政府当局の検閲によって削除されてしまっていた[4][5]。フォロワー380万人を超える彼女の新浪微博(微博、ウェイボー、Weibo)アカウントは、2月に閉鎖され、後に復活した[6] 。方方は、武漢が封鎖された2日後の2020年1月25日に日記を書き始めた[7][8][9] 。彼女は60番目の投稿で、自身が最後のエントリと呼んだものを2020年3月25日の日付が変わった直後に公表した。これは、当局が武漢の封鎖が4月8日に終了すると発表した[10]数時間後であった。方方は、彼女が一人で住んでいる武漢の武昌区の家から日記を書いた[11]

マイケル・ベリー(Michael Berry)が翻訳した「Wuhan Diary:Dispatches from a Quarantined City(『武漢日記:検疫都市からの急報』)」というタイトルの英語の翻訳が、2020年6月にハーパーコリンズから書籍形式で発行される[12]

中国共産党の管理下にある国家主義的な日刊紙である『環球時報』によると、この出版物は中国政府の日記のイメージと中古の情報源の使用の疑いにより、中国の聴衆から怒りを集めたという。英語ドイツ語で迅速に翻訳され、両言語とも最初の中国語の新浪微博版(3月25日に終了)が完成してからわずか2週間後の4月8日にアマゾンで先行予約可能になり、「potential collaborations with foreign influences(外国の影響との潜在的な協力)」とする批判と推測を引き起こしたとも述べた[13] [14]

武漢日記の中で、方方は中国のネット検閲の終結を求めている[15]

脚注[編集]

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  1. ^ Chinese writer faces backlash for 'Wuhan Diary'”. Bangkok Post (2020年4月22日). 2020年4月22日閲覧。
  2. ^ She Kept a Diary of China's Epidemic. Now She Faces a Political Storm”. The New York Times (2020年4月14日). 2020年4月22日閲覧。
  3. ^ Notes on Covid-19 outbreak: Chinese writer Fang Fang faces death threats for 'Wuhan Diary'”. India Today (2020年4月22日). 2020年4月22日閲覧。
  4. ^ a b 武漢から新型コロナ禍を発信して読者1億超、当局の削除にも屈しない「方方日記」とは”. DIAMOND Online (2020年3月6日). 2020年5月12日閲覧。
  5. ^ Fang Fang: The ‘Conscience of Wuhan’ Amid Coronavirus Quarantine”. The Diplomat (2020年3月23日). 2020年5月12日閲覧。
  6. ^ Davidson (2020年4月10日). “Chinese writer faces online backlash over Wuhan lockdown diary”. The Guardian. 2020年4月27日閲覧。
  7. ^ Lau (2020年4月18日). “Coronavirus: Chinese writer hit by nationalist backlash over diary about Wuhan lockdown”. South China Morning Post. 2020年4月27日閲覧。
  8. ^ Su (2020年3月21日). “Two months into coronavirus lockdown, her online diary is a window into life and death in Wuhan”. Los Angeles Times. 2020年4月27日閲覧。
  9. ^ Wu (2020年3月2日). “Chinese propagandists don't want you to read this diary on the coronavirus lockdown in Wuhan”. The Independent. 2020年4月27日閲覧。
  10. ^ Wong (2020年4月1日). “A Wuhan Writer Rages Against China's Communist Machine and Becomes an Online Star”. The Wall Street Journal. 2020年4月27日閲覧。
  11. ^ Sherwell (2020年4月12日). “Coronavirus in China: Wuhan's chronicler of daily lies branded a 'traitor'”. The Sunday Times. 2020年4月27日閲覧。
  12. ^ Wuhan Diary by Fang Fang”. Harper Collins. 2020年5月12日閲覧。
  13. ^ Cao (2020年4月8日). “Chinese vigilant on deifying writer Fang Fang amid publication of Wuhan diary in English”. Global Times. 2020年5月12日閲覧。
  14. ^ Cao Siqi and Chen Qingqing (2020年4月10日). “Fans disappointed as Wuhan Diary's overseas publication 'gives ammunition to antagonist forces'”. Global Times. 2020年5月12日閲覧。
  15. ^ Kiki Zhao (2020年2月14日). “The Coronavirus Story Is Too Big for China to Spin”. New York Times. 2020年5月12日閲覧。